家族と一緒に松江武者行列を見に行った。
３年ぶりに開催されたため楽しみにしていた。

松江武者行列の参加者のほとんどは、公募で選ばれた市民。
着付けはボランティアがやっていた。
参加者が持ち歩く小物入れは、市民が作ったものだった。

行列が歩くコースは松江城周辺。
松江城から少し離れた場所に立って行列を待った。
周りにはたくさんの人が集まっていた。
テレビカメラもアマチュアカメラマンも来ていたそうだ。
横笛と小さなドラと太鼓の音が聞こえると、行列が近づいているとわかった。
久しぶりに聞いたにぎやかな音に嬉しくなった。
大きなほら貝とよく響くドラの音がすると、さらに音が華やかになった。
行列がすぐ近くに来ていたことがわかった。
武者の衣装は家族が教えてくれた。
甲冑を着た武者、きれいな着物を着たお姫様や次女、ひときわ華やかな羽織を着たお殿様。
やりを持った武者、鉄砲を持った武者、弓を持った武者、風にあおられる吹き流しを持った武者。
お殿様と数人の武者は馬に乗っていたから、通り過ぎると馬の匂いとパカパカと音がした。
小学生からお年寄りまで参加者の年齢が幅広い。
行列は、全員でエイエイオーと勝どきを上げた。
見えない私にとって、参加者の声が聞こえて嬉しかった。
最後にほろを背負ったベテランの男性武者が、ほろについて豆知識を話してくれた。
行列は松江城に向かって進んで行った。
やっと松江らしい風景が戻った気がして嬉しかった。

松江武者行列公式ホームページ
https://www.musha-gyoretsu.jp/