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今朝、心に残った言葉

悲しみが肉体化していない

秋野不矩

次男の秋野亥左牟(あきの いさむ)が、高校生のとき、共産党の呼び掛けに賛同し火炎瓶を投げる事件を起こしたとき、そんな息子を見て、母親の不矩(ふく)が呟いた言葉。

亥左牟は、頭で悲しみを理解しているだけで、体までその悲しみが浸透していない(心からの行動ではない)ということを、母親の直感で感じ取ってそう言ったのだろう…と。(娘さんの談)

今朝、ふとテレビをつけたら、ちょうどNHK『日曜美術館』をやっていて、偶然この場面に遭遇しました。その番組のなかでたまたま出会ったこの言葉が、妙に心に残りました。

ちなみに、この番組を通して、秋野不矩と秋野亥左牟、この親子の芸術家の存在を知りました。

悲しみが肉体化していない。

もしかしたら、こういうことは、私たちにもよくあることかもしれません。

ちゃんと肉体まで降りて肉体化している感情を、『自分の本物の感情』として受け入れ、これを大切にしていこう…と思いました。

他人の感情をうっかり吸収して、脳のなかだけで認識しているだけの感情は、自分の感情ではない、これは単なる感情移入だ…と受け止め、手放していこう。そう感じました。

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