今日は土曜日。

あの豪雨が明けてから初めての週末。

私は昨夜から泥のように眠っていて、朝寝坊した。

ガバッと起きたら８時半…。

今朝、デイサービスに行く義母は、夫が見送ってくれた。

その後、遅い朝ご飯を夫と食べて、夫はお墓掃除へ。

山裾にあるうちのお墓周辺を、どうも猪が荒らしているらしい。

あの豪雨以降、山に食べ物がないのか、猪が里に下りて来て、お墓の近くにある他家の畑を荒らしているようだ。

猪は、まるで重機が入ったのか？と思わせるほどダイナミックに土を掘り起こして、木の根や畑の根菜、ミミズなど、いろんなものを食べつくす。

人間が掘り起こした所なら、まだ多少は人間らしい「遠慮」を感じさせるけど、相手は野生動物だから全く容赦ない。

そういえば、うちよりも、もっと山奥の小さな集落に住んでいる人も、あの豪雨から猪がよく出るようになり、畑を掘り起こして作物を荒らすため、大変困っていることを話していた。

しかも、また「熊の目撃情報」も連日のようにあり、熊にも用心が必要。

どれも餌を求めての行動なんだけど、これから夏本番で更に暑くなれば、秋まで食べ物はなかなか見当たらないだろう。きっと山の生き物たちも、生き抜くために必死なのだろう。本当に大変だよなぁ…と憂いてしまう。

人間だけでなく、野生の生き物にとっても、ここ数年の日本の気候はとても過酷なのだ。

人間も他の生き物も皆等しく、これからますます厳しい時代に突入していくのかもしれない。

午前の外作業を終えて、夫は汗だくになって帰宅した。

その後、夫と一緒に、近くのカフェでランチを食べた。

いつもは賑わっているお店なのに、今日の客は私たちが第一号なんだそうな。

えっ？本当ですか？

…とちょっとビックリ。

気が付いたら、「あっ！」…今日は連休の初日だ。

連休を利用して帰省する遠方の家族の迎え入れで忙しい人たち(←とっても大変そう…汗)

子どもの中体連の試合の応援で、朝から出かけている人たち(←地元の中学校は部活シーズン真っ盛り)

豪雨でグッタリ疲れ切ってしまい、今日は家でゆっくり休みたい人たち(←ご苦労様です)

天候不順で自律神経が狂ったり、風邪を引いたりして、体調が悪い人たち(←風邪が流行っているみたいです)

連休は稼ぎ時！働いて頑張らなくては！という人たち(←お仕事お疲れ様です)

…そんなこんなで、、それぞれの事情が重なりあって、この時期は、皆さん自然とカフェから足が遠のいているらしい。

…うん、なんかわかる気がする。

カフェでゆっくり時間を過ごすには、経済的にも時間的にも精神的にも「ゆとり」が必要なのかもしれない。

あと、天候も…。

この７月はあまりに忙しすぎて、本当に大変だった。

でも、あと残りの半月は、穏やかに心落ち着く日々であってほしいと切に思う。

ひっそりと静かなカフェで、ランチの後の珈琲をいただきながら、私たちだけでなく、日本中の人々が…特に今回の豪雨で被災された方々が、皆さん、穏やかで心落ち着く生活を取り戻されますように…と思った。

外は、夏の日差し。

太陽がギラギラと輝く。

空には鳳凰のようなきれいな雲が、青空に大きく広がっていた。