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窓の外は雨

私用で東京に来ました。
今回も高速バスを利用したのですが、中央道の談合坂SAのトイレ休憩では土砂降りにあい、途中、八王子手前と首都高で渋滞に巻き込まれ、バスタ新宿に到着した後は道に迷って新宿駅構内を彷徨い歩き、地下鉄出口からホテルまでの道で横殴りの雨に遭遇し、傘をさしているにも関わらず鞄も服もズブ濡れになっていまう…という、何とも災難続きの上京でした。
今日の東京は終日「雨」の予報だったので、この後の予定を考えて、新宿で安いレインシューズを買いました。
一応、履いてきたスニーカーには事前に防水スプレーをかけてきたけど、予想を超えた降り方だったので、スプレー防水でどこまで耐えられるのか…がちょっぴり心配。ちなみに旅先で一番困るのが「靴が濡れること」。靴がずぶ濡れになると外出する気力が損なわれ、すごく不便なのです。
そこで、たまたま通りかかって目に入った靴屋に飛び込んで、レインシューズを衝動買いしました。買った時点でお店の人に頼んでタグを切り取ってもらい、そのまま履いて行きました。これから雨に降られるかもしれない旅には、この靴を携帯していこう…と思いました。ちょっとオバサンっぽいデサインだけど、軽いし歩きやすかったし、何より濡れるよりはマシですもんね。


ホテルに到着したら、予定していた到着時間よりかなり早かったにも関わらず、お部屋の準備ができていたそうで、そのままチェックインできました。
今、部屋で濡れた服を脱いでハンガーに掛け、エアコンをドライにして乾かしています。乾かしながら、部屋のポットで湯を沸かし、インスタントのコーヒーをいれて一休み。

窓の外は雨。
車社会の田舎で暮らしていると、雨の中を歩き続けることがあまりないから、都会で雨に逢うと、いつもと違う感覚のスイッチが入り、不思議な気分になります。
これは子供時代に遡る感覚…。梅雨入りして雨が降り続くなか、ランドセルを背負って登下校した道。
雨のなかで紫陽花の花が大きく咲いていて、その葉っぱにカタツムリがいて、友達と突っついて遊びながら歩いた思い出。傘をさしていても、足元が濡れて、ランドセルも濡れて、べたべたになるんだけど、なんだか楽しくて面白かったなぁ…。
あのときの雨の温かさ。肌にまとわり着く湿気。独特の雨の匂い。高い湿度の中で更に緑が濃くなっていく植物。子供達の黄色い傘。
都会で雨に逢うと、そんな子供時代の雨の思い出がよみがえってきます。懐かしい思い出です。

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