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更年期女性の健康について~とても勉強になった本2冊~

今年に入ってからKindleで購入した本で、自分自身の健康管理についてとても参考になった本を紹介します。

まず1冊目はこちら↓

私は、数年前まで、子宮筋腫が原因で「貧血」になり、病院で鉄剤を処方されていました。鉄剤を飲めば一時的に良くなるのですが、またすぐに貧血状態に戻ってしまい、本当に大変でした。その後、子宮全摘手術を受けたので、酷かった貧血はすっかり良くなりました。お陰様で今はとても元気です。しかし、あの頃(貧血時代)の体調の悪さ&精神面での不安定さは、なかなか強烈な体験でした。今も生々しく覚えています。

そして、この本。書店でふと手に取って気になったので、Kindleで購入して読んでみたのですが、なかなか興味深い内容でした。

というのも、日本女性の多くが「栄養不足からくる貧血」に陥っていて、貧血状態のまま妊娠・出産をするため、ますます貧血が進み、それが結果的に「鬱」などの精神疾患にも結びついている・・・ということなんです。

特に、「動物性タンパク質の不足」と「糖質の過剰摂取」。そこに女性ホルモンも作用し、更に、毎月の生理・妊娠・出産後の授乳・・・等も絡んで、女性の貧血がますます深刻化するのだそうです。

これを読みながら、ふと「世間で言う『姑の嫁いびり』も、もしかしたら姑の栄養不足(貧血)からくる情緒不安定が原因なんじゃないかしら?」と感じたりもしました(汗)。日本女性は、初潮を迎えてから慢性的に鉄不足に陥るし、食生活や生活習慣も「鉄」や「タンパク質」が摂取しにくい環境だし、その上、ストレスも多い社会だから、自然の流れで「鬼婆」化してしまうのかもしれない・・・と、ふと思ったのです(滝汗)。

確かに、うちの義母も、昔はかなりキツい性格でした(汗)。ところが、義父が亡くなった後、私が義母の食事を作るようになり、動物性タンパク質が入ったおかずを義母にたっぷり食べさせるようにしたら、スゴく性格が明るくなって陽気になったんです。あれほど酷かったネガティブシンキングが改善されて明るくなり、また体調も良くなったみたいで顔の相も明るくふくよかになり、別人のように大きく変わったのです。

この変貌ぶり・・・。不思議だったのですが、この本を読んで「もしかしたら、鉄とタンパク質を摂取して満たされたから?」と思いました。

ちなみに、義父は20年ほど前に脳梗塞を患い、それ以降、肉を一切食べなくなりました。まるでビーガンのような超・菜食主義になっちゃったんです。(脳梗塞になった男性って、何故か不思議と皆さん『動物性タンパク質』を憎んで絶対に食べなくなりますよね・・・(汗)。特に、完璧主義でこだわりが強い頑固な年配男性が、自分の脳の病をきっかけに極端な食事に走り、徹底して動物性タンパク質を受け付けなくなるんです。義父の他にも、そういう男性の話を、家族の愚痴という形で、たくさん見たり聞いたりしました。)

脳梗塞から復活した後も、義父は「動物性タンパク質」を嫌がって一切食べなくなり、それで仕方なく、そんな義父に合わせて義母も肉を食べなくなりました。本当はお肉大好きの肉食系だったのに・・・義母までベジタリアンの食事になっていました。

今思えば、食事内容が極端に偏っていたため、極度の栄養不足に陥っていたのかもしれないな・・・と思います。ちなみに、本書では、ヘモグロビンの数値ではなく、フェリチン値を基準に「貧血かどうか」を確認しています。フェリチン値が30を切ると、体調だけでなく精神面にも症状が表われるそうです。また、女性だけでなく、男性の場合も「鉄不足」「タンパク質不足」は深刻な状態を招くそうで、統合失調症の男性患者さんもフェリチン値がかなり低いそうです。

この本で紹介されている様々な症例を読みながら、栄養バランスのよい食事を、朝昼晩と三度三度キチンと摂って、食べることから生活を整えていくことは、より良く生きるための基本中の基本なんだなぁ・・・としみじみ感じたのでした。

次に・・・2冊目はこちら↓です。

私自身が脂肪肝になっていたことがわかり、大変ショックを受けたのですが、そのとき、見つけたのがこの本です。

人間ドックの結果が届いた後、ネットで「脂肪肝」を調べてみたのですが、どちらかと言えば「男性向き」の内容が多くて、あまり参考にならなかったんですよ。そこで本書にたどり着いた・・・と言うわけです。

うん、これは他の脂肪肝の解説(男性がターゲットになっている症例&治療法)と異なり、とても参考になりました。というのも、やっぱり男性と女性では微妙に違いがあるからです。こちらはバッチリ「女性」版。女性の肉体を持つ人は、絶対にこちら↑が参考になるはずです。男性の脂肪肝とは異なり、女性特有のメカニズムで、更年期以降の女性の肝臓に「脂肪」が溜まっていく仕組みが、これを読むとすごくよく理解できて、とても納得できたのです。

女性の場合、脂肪肝は「アルコール」ではなく「糖質の過剰摂取」が原因なんですね~。むしろ、女性の場合は、アルコールを少々飲んでいる人の方が良いみたいですよ。その他、生活習慣で気をつけることも「女性向け」で非常に分かりやすく、内容がストンと心に落ちました。

これを読んで、今、私が取り組んでいることは、

・食事は抜かずに、栄養バランスよく三食しっかり食べる

・ご飯だけ&パンだけの「糖質だけの食事」に偏らないよう気をつける

・糖質ちょいオフ

・腹持ちをよくするために、脂質を適度に摂る

・食物繊維を食事毎にしっかり摂取する

・食後に緑茶をたっぷり飲む

・運動(ウォーキングと筋トレ)

・高カカオチョコレートを毎日一粒食べる

・しっかり睡眠

などなど。この取り組みで、なんとか肝臓を良くしていきたい・・・と思いました。

ちなみに、肝機能の検査で、肝機能の指標となるのが、ALT(GPT)、AST(GOT)、ΓーGTPの三つですが、そのうちの「ALT(GPT)」は基準値が「10~30IU/L」に設定されています。そのため、30以内の数値だと「正常」と判断されるのですが、実は違うそうですよ(汗)。本書によると、ALT(GPT)の理想値は「5~16」で「17」を超えると脂肪肝の可能性が高いんだそうです。

そこで早速、私の人間ドッグの結果を調べてみたら、なんと!私のALT(GPT)は「26」でした(ノД`)。本書によると、この数値は「間違いなく脂肪肝の疑いあり!」だそうで、実際に腹部エコーで「かなり脂肪が沈着している」と所見に書かれてありました。この本の予言?の通りに、30以内の数値でも腹部エコーでしっかり「脂肪肝」が確認できた!・・・と言うわけです(泣)。

腹部エコーを受けていない人も、年に一回の健康診断の血液検査で、この数値を見れば「脂肪肝か?否か?」が一目瞭然なので、是非、気をつけてみてくださいませ~。その他、詳しいことは、この本を読むことをオススメします。

今回、とても良い本に出会えたので、これらの本を参考にして、健康な老後を目指してコツコツ取り組んでいきたい・・と思います。

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