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牛乳は苦手だけどヨーグルトは大好き♡ 【追記あり】

私が始めてヨーグルトと出会ったのは、小学生の時です。学校給食に出されたカップ入りのヨーグルトを食べて「なんて美味しいんだろう」と感動したのが始まりでした。私が小学校に入学したのは昭和50年のことです。当時、私が住んでいた田舎では、今ほどヨーグルトが家庭に浸透していなかったので、学校の給食で始めて食べるまでその存在を知りませんでした。

ちなみに、牛乳は広く浸透していましたが、やはり家では牛乳を飲んだ記憶が無く、始めて飲んだのは保育園に入った時のことです。今でもハッキリと覚えているのですが、年中組から保育園生活をスタートさせた私は、園のおやつで生まれて初めて「ホットミルク」なるものを飲みました。カップに入れられた人肌に温めた牛乳を口にしたとき、牛乳の表面に浮くタンパク質の皮膜が舌にネバッと貼り付き、気持ち悪くて吐きそうになりました。それ以降、温めた牛乳は生理的に受け付けられなくなり、また、冷たい牛乳もあの牛乳特有の臭いがダメで一気に苦手になりました。

しかし、当時(昭和50年代)は、「牛乳=子供の健康に無くてはならないもの」という観念がまかり通っていて、「牛乳を飲む子は、元気な子」という風潮が強くありました。「牛乳が大嫌い」なんと言おうものなら、非国民?扱いされるくらい、牛乳神話が強かった時代です。ですので、「飲みたくない」と訴えても「わがまま」としか受け入れてもらえず、先生からは「頑張って飲みなさい」と言われるので(当時は給食を完食するまで教室に居残りで、お昼休みが無くなることも多々ありました・汗)、私は無理して我慢して飲み続けていました。あの頃のことを思うと、私にとって保育園や学校での給食は、まさに「苦行」タイムでした。

これほど牛乳が苦手な私でしたが、牛乳を発酵させて作るヨーグルトは、とても気に入りました、食べても大丈夫。いや、むしろすごく美味しく感じられて大好きでした。ヨーグルトの他にチーズも大好きになりました。学校では無理して「修行」だと思って牛乳を毎日飲んでいましたが、家では、牛乳が飲めない代わりにヨーグルトやチーズを好んで食べていました。親も、私が牛乳が苦手なのを知ってて無理強いしなかったので、そこは本当にありがたかったです。

こうして小学校・中学校と学校給食があった期間は、無理して(薬だと思って)牛乳を飲み続けていましたが、高校に入ると、お弁当生活になります。もう牛乳を飲む必要がなくなり、高校生活スタートと共に、私は苦行から解放されたのでした。

その後、私は大学生になり、念願の「一人暮らし」を始めました。自炊生活のスタートです。この時、自分用の冷蔵庫を買ってもらったので、そこに自分が食べたいものを買って入れました。もちろん、ヨーグルトも・・・です。

私の大学時代は、前半の2年間は「昭和」、後半の2年間は「平成」というまさに時代が大きく変わりつつある時。バブル時代でもありました。この当時から「ブルガリア・ヨーグルト」は店頭にあり、健康志向だった私は欠かさず買って、朝ご飯に食べていました。当時、無糖タイプのものは、明治ブルガリア・ヨーグルトの大きいパックのものしか無かったと記憶しています。(追記・後で振り返ったら、明治さんの他に森永さんのプレーンヨーグルトもあったなぁ・・・と思い出しました。でも、明治のブルガリアヨーグルトの方が、量も多くて(100グラムほど多かった・汗)お値打ちだったので貧乏学生の私には非常にありがたく、また食べごたえもあったので、当時はブルガリアヨーグルトばかり買っていました。そういえば・・・汗)

私は、いつも大きいサイズ(500グラム)の紙パック入り(無糖・プレーンタイプ)のものを買っていて、それを毎朝、小鉢に取り分けて入れ、そこに別袋に入ったヨーグルト用シュガーをかけたり、時には無糖のままでそこに蜂蜜やジャムを乗せたりしていました。そして、トースト・コーヒー・果物と共に食べていました。

牛乳が苦手な私にとって「ヨーグルト」は、抵抗なく手軽に摂れる唯一の乳製品だったので、大学4年間、本当によく食べました。あの酸味は癖になりますよね(笑)。今でも旅先のホテルの朝食バイキングでヨーグルトを見つけると、必ずいただいて食べています。

その後、大学を卒業して教師になり、地元の中学校で新採の3年間を過ごすことになりました。この時は、実家から職場の学校に通ったので、母の作る朝ご飯を食べ、家でヨーグルトを食べることは減りましたが、学校の給食に出てくるヨーグルトは楽しみでした。学校を休んだ生徒の分のヨーグルトが残ったときは、それを職員室に持って帰って教員用の冷蔵庫に入れて、放課後の残業時に同僚の若い先生方と一緒に食べたこともありました。給食用のものは地元の企業が作るヨーグルトなので、甘酸っぱくてまろやかで子供でも食べやすくなっています。でも、どのメーカーであってもヨーグルト特有のあの「酸っぱさ」は変わりませんね~。あの酸っぱさ、私はとても好きです。

そして現在。結婚して、夫の両親と暮らすようになった最初の10年間は、台所が義父母と一緒だったので、自分用に食べるものを冷蔵庫に入れておくことが難しくなり、ヨーグルトを食べることは本当に減ってしまいました。

でも、所帯を分けてキッチンも別にしてからは、私たち夫婦の冷蔵庫には、毎日ヨーグルトが入っています。最近は、乳酸菌の研究がすごく進み、「花粉症やインフルエンザ菌に効く乳酸菌」「ピロリ菌を押さえる乳酸菌」「プリン体を抑制する乳酸菌」・・・といろいろな効能を備えたヨーグルトが出てきています。また、カロリーを控えたものや、味も種類も多用になり、自分の体調や用途に合わせて、食べたいヨーグルトを自由に選べるようになりました。ホント、ヨーグルト一つとっても非常に便利な世の中になったなぁ~と思います。

ちなみに最近のマイブームは「飲むヨーグルト」です。120~200㎖くらいの小さなボトルに入っている、飲み切りタイプのヨーグルトです。これを毎日一本ずつ、夕ご飯の後に飲んでいます。すると、朝のお通じが良い感じです。また、身体の状態に合わせて(花粉症や胃腸の具合など)ヨーグルトを自由にチョイスして食べたり飲んだりしています。一つに絞らず、いろいろ乳酸菌を変えて摂取すると良いと聞いたので、時々、メーカーや製品を変えて、毎日一本(一個)ずつ食べたり飲んでいます。

昔は、「ただ好きだから」という理由で食べていたヨーグルトですが、今や「健康」のため、更には「健やかな老後を過ごすため」に・・・目的も大きく変わました。でも、子供時代の牛乳とは違い、ヨーグルトはすごく大好きなものなので、苦なく楽しく摂っています。やはり「好き」ということは大事ですね~。好きじゃなきゃ。こんなに続きません。

私の「ヨーグルト愛」はこれからも変わることなく、まだまだ続きそうです(笑)。きっとお婆ちゃんになっても、毎日ヨーグルトを食べ続けるのでしょうね。健康長生きを目指して、今後も美味しく楽しく続けていきたいと思います。

【追記】

①我が家の冷蔵庫にあったヨーグルトのストック

明治のヨーグルトが大部分を占めています。左下のはチチヤスのヨーグルト。チチヤスは夫が好きなので、時々買っています。宅配ヨーグルト(左上)が切れたとき用に、他のメーカーさんのヨーグルトを試し買いして食べています。

②ヨーグルトとは関係ないですが・・・宅配用ヨーグルトを継続して取っていたら、この春、こんな「おまけ」をいただきました。

ご飯用のしゃもじなのですが、とても使いやすくて重宝しています。ありがとう♡明治さん。


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