昨日、東京から戻ってきました。

8/31から四泊五日の予定で上京したのですが、帰宅予定の日に、台風21号が上陸&直撃となったため、急遽、東京でもう一泊しました。

こうしてクタクタになって帰宅したのですが、お陰さまで自宅は大丈夫でした。

同じ市内でも他の地区では、電柱が折れたり、停電が幾日も続いたり、果樹園の木々や果物がダメになったり、ハウスがつぶれたり、屋根が壊れたり…等。酷い被害があったようです。

留守番の夫の話によると、風速30メートルの暴風が吹き荒れたそうです。「すごい風やった。あんな風は生まれた初めてやった」と夫は語ってましたが、私は東京滞在のため、その暴風を体験することはありませんでした。

◇◇

私は、台風一過の良いお天気のなかを、高速バスに乗って無事に帰宅しました。帰ってみると自宅は何事もなく、「本当によかった…」と胸を撫で下ろしたのでした。

ところが…。

今日、市内の友人から連絡があり、「Emikoさんの実家が被災してるみたいだよ」と教えてもらったのです。

え？ほんと！

…と驚いて、母のケータイに電話しました。

私の家と実家は、同じ市内だけど距離的にはちょっと離れています(車で３０分くらい)。ここ数年、台風や集中豪雨の度に、私の家はいつも避難したりして大変なのに、私の実家は不思議と何事もなく、いつも大丈夫でした。ですので私の両親は、これまで避難もした経験がありませんでした。

ですので、今回の台風も「あの両親のことだから、呑気に何事もなくやり過ごしているだろう…」と思っていたのです。

ところが…。

母と電話で話をして衝撃を受けました。

母曰く、実家の屋根が半分めくれて、屋根のトタンが吹き飛んだ…とのこと。

ええええーーーー！
Σ ﾟДﾟ≡( /)/ｴｪｯ!

…まさかです。屋根が吹き飛ぶって･･･(汗)。

あの日、一番風雨が強かった夕方４時から６時の間に、２階の雨漏りが始まり、そのうちに突風が吹き屋根がベリッとめくれたんだとか･･･。

そこで慌ててブルーシートをかけて、バケツや鍋を2階にあげて雨漏りがスル箇所に置き、溜まった水を捨てるために何度も１階と２階を往復して頑張ったそう。

しかし、途中で疲れ果ててしまい、「もういいや。作業はこれで終えて、今夜はもう寝よう」と話し合い、両親は寝室へ。寝室はめくれた屋根の反対側で１階だったので、雨の影響はなく、そのまま朝まで熟睡したみたいです。

そして、朝起きて見てみたら、家の屋根の半分がめくれていて、めくれた側の家のなかは一階まで水浸しになっていて、酷い状態だったとか。

前の晩のうちに、業者さんに電話でお願いしていたので、台風一過の朝、朝一番ですぐに来ていただき、応急処置をしてもらったそうです。

その後、ご近所の皆さんが心配して駆けつけてくれて、皆さんに手伝ってもらって、家の中の片付けをしたとのこと。

そんな最中、私の友人が私に「実家のこと知っている？」と連絡してくれた･･･という訳です。

両親は、私に心配をかけては申し訳ないと思い、また、皆さんのお陰で復旧の段取りもついたから、それであえて私には連絡しなかったと言っていました。

(私が電話して台風被害のことを聞いたら、母は「えっ？もうバレちゃったの？」という感じだったので、本当に私に心配かけずに何とかするつもりだったと思います。汗)

更に詳しく聞くと、皆さんに片付けを手伝ってもらったので、やることはもう無く、あとは大工さんに見積もりを立ててもらい、屋根を直してもらうだけ･･･とのことでした。

◇◇◇

ここまで聞いて、私は呆気にとられましたが、再建までの目処がちゃんと立っていたので安心しました。

そして、両親の楽天的なところにも救われて気がして、ホッとしました。

しかし、普通はそれって避難するレベルでしょう？
屋根がめくれた家で熟睡するって、なんとまぁスゴい度胸なんだ？

…と両親の天然さ？にも、改めて驚きましたよ(笑)。

今回は命に関わることがなくて良かったけど、次回からは早めにちゃんと避難してほしいと伝えました。
母は「えへへ。はい、わかりました😅」とバツが悪そうな返事をしていました。

◇◇◇

被災したときは、被害が一番ひどかった時の屋根や家の写真を撮っておいてくださいね。これとても大事です。すぐに片付けないで、手付かずのままの状態の写真を最初に撮っておいてください。この写真が、保険の手続きや役所への被災の届け出にとても重要になります。どういう風に撮るといいか分からない場合は、修理を依頼した大工さんや工務店さんに聞いて確認すると、丁寧に教えて下さると思います。

災害給付金の手続きのために、市の担当者が調査に入ることもあるので、工事にとりかかる前に、役所に問い合わせてください。

バタバタして大変だったみたいだけど、お陰様で段取りよく「手続き」も「修繕」も順調に進みそうなので、ホッとしました。

◇◇

それにしても…

台風が去ったら、今度は北海道で大地震。

天災地変が次々と起きますね。

何が起きるかわからない、変化が著しい時代です。

でも、全ての出来事は、自分の魂の成長にとって必要な経験。

そう心得て、日々のいかなることにもポジティブに対処して取り組むことが必要だと思いました。