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雪が降る前に屋根が直りました♡

今年の9月、台風21号の被害を受けて、私の実家の屋根がめくれてしまいました。詳しくはこちらです↓。

実家の両親は、ご近所さんの手助けで、雨で濡れてしまったモノを全て運び出してもらい、きれいに片付けてもらいました。その後、落ち着いたところで、運び出したものを一つ一つ順番に手に取り、「要らないもの」と「もう使うことがないもの」で振り分けて、コツコツ根気に処分していきました。

その間、市役所に罹災届を出したり、大工さんにリフォームしてもらったりして、こまめに動いて各種手続きも淡々とこなしていました。

こうして、家財道具の整理&家の修繕&事務手続き・・・これら三つを平行して行いながら、家の中の断捨離にも着手したそうです。濡れていないものも、これを機にチェックして、不要なものは全て処分したのだとか・・・。

こうして11月末頃、お陰様でようやく修理が完了し、お披露目できるところまで至りました。

◇◇

そこで先日、私用で実家に寄ったとき、綺麗になった家の中を見せてもらいました。

外から見た感じは、前と比べてそれほど変わっていませんでしたが、家の中に入ってビックリ。とてもきれいになっていました。雨に濡れて酷い状態になっていた天井や壁は、新しく張り替えてもらい、押し入れやクローゼットの中も、全体が見渡せるよう整理整頓が行き届いていて、非常にスッキリしていました。

屋根がめくれる前は、手つかずの状態でゴチャゴチャしていた収納スペース(開かずの間みたいになっていました・汗)が、今は、今回の大々的な断捨離のお陰で、とても使い勝手の良いスペースに変身していました。


母曰く、

実は台風の被害を受ける前から、雨が降るたびに二階の屋根からガタガタと音がしていてずっと気になっていた。
一度、大工さんに見てもらわなくては・・・と思いつつ、ついつい後回しにしていて放置していたら、今回のような大事になってしまった。
自分たちの性格から、おそらく、この台風の被害がなければ、屋根の修繕から目を背けて、ズルズルと問題を先延ばしにして対処しなかったと思う。
それに、雨漏りでずぶ濡れになった押し入れやクローゼットも、前から整理しなくては・・・と思いつつ、忙しいことを言い訳に放置してきた。
でも、今回の台風の被害で、整理整頓をやらざるを得なくなり、良い機会だったと思う。
修繕費にウン百万かかってしまったけど、思い切って(修繕と断捨離が)できたから良かった。

・・・と。

そうそう、お金の問題があるから、リフォームしたくても、最初にちょっと躊躇するんですよね(汗)。ちょこっと直す程度なら良いけど、大がかりなことだと百万円単位でお金が必要になりますから・・・。

前から母が「ここを直したい」と言っていたけど、それがなかなか実現しなかったのは、やはり「お金」が大きなネックになっていたのだと思います。

ホント、娑婆で生きるってことは、何をしててもどこにしても「お金」が必要だ・・・ってこと。でも、生きて行くためには「お金」を使うことが必要だし、生きていくってお金とどう向き合っていくのか、そのものなんだよね・・・。母の話を聞きながら、そうしみじみ感じました。

だから、台風で屋根がめくれたことで、ようやく父も重い腰を上げて(・・・というか、この状況だと嫌でもお金をかけて直さなきゃいけない・汗)、家のリフォームに着手した・・・ということでした。

◇◇

しかし、今回の台風被害のことを、家を綺麗に整えるための一つの「きっかけ」になったとポジティブに受け止めた両親には、アッパレ!という気持ちになりました。ホント、よく頑張ったよね・・・と。

起きてしまったことを悔やんだり、また、いつまでもくよくよ悩むようなことは一切しないで、出来事をプラスに受け止めて、今すべきことにコツコツ取り組んで、前向きに頑張ることベストだよね・・・。

全てはただの体験。

なったもんは、くよくよ悩んでも仕方が無い。

とりあえず頑張る。

それしかない。

私も、母と同じ事を思い、同じ事をして、同じように受け止めて、同じように頑張っただろうな・・・と思いました。

きれいに整った家の中を見せてもらいながら、「蛙の子は蛙だわ・笑」そう感じました。

◇◇

母は、私に家の中を案内して見せながら、

「ここにあった仏壇は、こっちに移動してここに置く予定・・・」

「この棚の中のもの、全部処分したから、今は本当に必要なモノしかないの。すごくスッキリしたよ~」

「このエアコン、新しいモノに換えたから。すごく良いよ~」

「こっちにアレを設置して、ここにこれを置いて・・・」

・・・と、なんだか嬉々として楽しそうに話してくれました。

◇◇◇


おそらく母は、酷かった状態から、新しく綺麗な状態へと変化していく過程で、どんどん希望がわいてきたのでしょうね。

希望に満ちていた感じでした。

もちろん、今回の出費で「またお金の心配が増えた」と愚痴っていましたが(笑)、それも難なく乗り越えられそうな明るさを放っていました。

◇◇

人って、何もしないでただ打ちひしがれてうずくまっているだけではダメで、未来に希望を持ちたいのなら、今の状態を改善させるために自分から行動を起こすことが必要なのかもしれません。

未来に向かって出来ること・しなくてはいけないこと。それらをとにかく何でも一つでもいいからやっていく。できるところから行動に移して、一歩ずつコツコツと地道に取り組むこと。

その取り組みによって、徐々に何もないところから「形」が生まれ、その「形」が具体的なものとなり確実性を帯びたものに変化していくことによって、人は「希望」を感じ、その希望を糧にさらに前進していけるのだ・・・と思いました。


あの台風から約3ヶ月。

お見舞いを贈ったり、できる範囲で心配りをしてきましたが、無事に修繕が終わり、きれいになって一安心です。


これを機に、切羽詰まるまで問題を放置する癖を直して、気になったらすぐに行動に移すようにする・・・と母は言っていました。


ホント。その通り。

私も、怠け者で面倒くさい事は後回しにする癖があるので(←母似です・汗)、神様からドカンと宿題を与えられる形でやらされる前に、自分から気づいて主体的に問題改善に動いていくようにしよう・・・と思いました。(←肝に銘じました・汗)


雪が降る前に修理完了して良かったです。

これで安心して冬が迎えられます。

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