いそべえみです。

美容家……と呼ばれる仕事を一応しているのかもしれないけど、たぶん一般的に想像するような美容家ではない。

顔は洗わなくても死なないし、綺麗でいることを至上ともしない。

誰かに褒められたいわけでもなく、若さにしがみつきたいわけでもない。

ただ、化粧品を使うのが楽しくて、鏡に映る自分を「ちょっといいな」と思えることが嬉しくて、美容というものをしている気がする。

だから最近のSNSを見ているとうんざりしてしまう。

やれ成分だ、使い方のコツだ、デパコス級だと頭でっかちな情報ばかりだし、SNSでの映えた加工写真と現実の境界線がわからなくなって、見た目に悩む人も増えたように思う。

美容ってもっと楽しいものだし、見た目は人と比べるものではないのに。

コスメは何を買うか悩む時間から楽しい、買って箱をあける瞬間も、初めて肌に乗せる瞬間も、翌朝のお肌を見る瞬間も。

そういう楽しさや喜びって、人と比べてどうってものではないから、美容の楽しみは自己完結する超個人的な楽しみである。

そこに他人が入り込む余地などハナから存在しない。

もちろん、好きな人同士で自分の推しの良さを語り合うことはあったとしても「優劣を比べる」という概念はあってはならない。

そういうのが、ここ最近のSNSで美容関係を見ていると、息苦しくあったり、つまらないなーと思う原因なのだと思う。

noteはそんなわたしの避難所であり、頭の中。

美容でしんどいなーと思う人が、少しでも気持ちが楽になれたらいいなと思う。