うたプリ劇場版・マジLOVEキングダムを全力でおすすめしたい理由


ある日のこと。

「新宿で暇をつぶしてよう。映画でも観ようかな」と呟いたら、フォロワーさんが「うたプリの映画がこの日から公開なんです、よければご覧になりませんか?」とリプライをくれました。

うたプリというのは、男の子のアイドルたちが主人公の人気コンテンツ(ゲームとかアニメとかがあります)です。
9年前「マジLOVE1000%」という曲の空耳がオタク界隈で一世を風靡したのを覚えている方もいらっしゃるのでは。

今回の劇場版は、ストーリーらしいストーリー、日常パートはほぼ無し。
全編がライブ(MC含む)で構成されているというもの。

それまで、失礼ながらうたプリの劇場版が公開されるという情報をまったく知らなかったので、割と「ふーんそうなのか」くらいの感慨しかなかったのですが、ライブ中心らしいということで、「うたプリならきっとそれなりにお金もかかっているだろうなあ。見ておきたいなあ」という気持ちもあって、新宿ピカデリーのチケットを予約しました。本当に軽い気持ち。

私のうたプリに対するポジション、ひとことで言って「超ライトユーザー」

「マジLOVE1000%」から入って、アニメを二期くらいまでサラッと見てて、カルナイまでは一応わかるけどヘヴンズはほとんど認識してないくらいの感じ。こういう人いっぱい居るんじゃないかなあ…
(※カルナイ、ヘヴンズというのは本編に登場するアイドルグループの名称です)

そして、MMD(MikuMikuDanceという無料の3DPV制作ツール)で動画を作ることを趣味としていたりします。
(今回のライブ部分は3Dということで、そういう意味でも興味があった)

更に言うと、元ジャニオタです。担当グループはSMAPでした。

アイドルもののコンテンツが大好きで、キンプリのヒロ様担でもあるし、sideMやアイナナも履修しています(キリがないのであんまり増やさないようにしてるんですけど…)。女性アイドルも好きだし、そもそもアイドルという文化が好きです。
MMDをやっているのも、好きなキャラクターを踊らせることが出来るというのが一番の理由です。

まあでもとにかく勧められた時は、深く考えてなかった。

で、映画館に入って…
マジLOVEキングダム鑑賞一回目。
あのライブを眼前に見せられている時、何を考えていたかって言うと…

「この映画を多くの人に観てもらうためには、Twitterでいったい何を呟けばいいのか?何を言えば多くの人の心に引っかかるだろう?」

…って考えてました。本当に。140文字で何言ったら一番キャッチーだろう?っていうのをすごく考えてたんですよ。

この映画はたくさんの人に観てもらって、話題にならなきゃいけない映画だ!って、強く思ったので。

趣味だけども3DCGの端っこを齧っている自分、今回どれだけものすごいことが行われていたかは良くわかります。

よくぞやってくれた!!!って思いました。

二次元男性アイドルコンテンツのトップで、言い方悪いですけど予算もあるであろう…うたプリさんが、期待以上!!ここまでやってくれて、見事なまでの横綱相撲で、本当に有難かった!!!

だからこそ、この映画は成功しなくてはいけない…

で、ガチの人は放っといても観る。何なら回数観る。知らんけど今どきだからたぶん週替り限定配布のなんかとかあったりするんじゃない?そういう層はとりあえず置いておいて、狙わなきゃいけないのは「うたプリを良く知らない、知ってるけどガチじゃない層」…ここを開拓しないと、話題にならないし動員も伸びない。

ここのところの映画での宣伝って、いかにライトユーザーを取り込むか、ガチのファン層以外の人にたくさん来てもらうのかっていうのが重要なポイントですよね。

映画がTwitterである程度話題になるには、「ガチファンの発狂した(面白い)ツイート」と、「ガチじゃないファンがガチ以外の視点で発言したツイート」がダブルでバズるといい流れになるよな~と感じていました。
(今回はしばらくしてからジャニオタさんたちからのおすすめツイートがかなり伸びていて、めっちゃいい流れ~~!!とニコニコしていました)

私は元々ガチファンではないのでそっち側での訴求はできない…じゃあなるべくそうじゃない層に呼びかけたい、とりあえず「うたプリそんなに詳しくないけどめちゃくちゃ面白かった!」っていう辺りで訴求したい…
本編のクオリティがものすごく高いので、実際によく知らない人が観ても絶対に楽しめる、という確信はありました。

で、新宿ピカデリーのあのエスカレータ下りたとこで人居ない場所行って急いで打ち込んだのがこちら。次の用事に移動しないといけなかったのもあって腰を据えて文章練れなかったので反響はいまいちで、この記事を書いている時点でもRTは1000を超えてません。

オタクコンテンツとしてTwitterである程度広めるには、最低RT3000くらいは欲しいよな~と考えていたので…

ですが、諦めませんでした。

ちょうど色々とコンテンツの宣伝について思うところがあって、かなり意識的に宣伝をしないと伝えたいことは届かないし、めげずに数を打たなきゃ駄目なんだっていうことを実感していたところだったのです。

もう宣伝すると決めたので、数を打っていこうと、この辺りでもう腹をくくりました。

で、次に、3DCGのライブがすごいクオリティだったので、MMDをやっている人たちには絶対勧めておかないと…と思って呟いたのがこれ。

これが現時点でRT1400くらい。
ちなみに、実際にMMDやってる人々が観に行くと、それぞれの得意分野によって注目するところが全然違っていて、それをRTすると別の人が「へえ…」ってなって観に行ってくれる、という連鎖が出来て面白かったです。

で、RTが伸びてきたところで「リツイート直後のツイートを表示するやつ」とかで反応を逐一チェックしていたのですが、「ライブとMCだけの映画」という部分に反応が顕著なのに気づきました。

で、これは本当に申し訳ないんですが、当初もしかするとライブ映画だということはネタばれに当たってしまっていたのかもしれないです…
私はうたプリのファンの人たちはそれを最初からご存知なのかと思っていたんですよ。すいません。

でも、「いやいやそうだよね!?高クオリティのライブだけの映画絶対観たいよね???そんなん決まってるよね??みんな私と同じ気持ちだよね??」「ここを推さなきゃどこを推すの!!」という感情が盛り上がってきたわけです。

で、呟いたのがこれ。やはりというか、一番回って現時点でRTが6000超え。
まあまあの規模で広められたかなと思います。
上松さん(うたプリを立ち上げた方という認識で合ってますか?)にもRTしてもらったのでだいぶ伸びたところはあったかと。

このツイートの反応を見ると、半分以上が「そうなの??」「それなら行きたいかも…」なんですよね。

これが世界の答えなんですよ。

みんな、好きなアイドルがものすごいライブを見せてくれるのを待ってるんですよ(できれば長尺で)。
夢見てるんですよ。見たくて見たくてしょうがないし、声援を送りたいんですよ。

キンプリによってある程度固まった「応援上映」という形式を土壌にして、二次元アイドルのライブをもっともっと見たいって需要は、たぶん作り手の想像以上に高まっているんだと思うんですよね。

どうしてライトユーザーの私が「この作品を絶対宣伝しなくちゃ!」と思ったかって、他のアイドルでも、こんなすごいものを見せてほしいからなんですよ。ライブに行きたいんです。

この作品を応援することは、私たちが喉から手が出るほど欲しい未来の、まだ見ぬコンテンツにつながってるんです。
だからなるべく広いジャンルの色んな人に見てほしいし、コンテンツとして成功してほしい。高まってほしい。

Twitter検索で「マジLOVEキングダム」「キングダム 入国」とかで検索をかけて、面白いこと言ってる人や感想記事あげてる人を見付けたらすぐRTしたり、私のツイートをRTしてから、行くの迷ってらっしゃったり背中を押してほしそうな人がいたら、構わずどんどんリプライ飛ばしたりという活動を行ったりして…(皆さん「なんだこいつ」って顔しないでお返事してくださってありがたかったです)
知らずご迷惑をお掛けしていた方がいらっしゃったら申し訳ありません。

誰が観てもすごいって思えることを信じられるくらいのクオリティで出してきてくれた、今作品に関わった全ての皆様に感謝します。

というわけで

マジLOVEキングダムを観てください。



※ちなみに、全編がライブ映像というアニメとしては「少年ハリウッド」という先駆者がいらっしゃるそうです。
うたプリはライブ部分は3DCGで、それをあそこまで違和感なく高クオリティで提供してくれたってところがありがたいわけなんですが、少年ハリウッドは、ファンからのクラウドファウンディングを受けての全編が作画という、これはこれで気が狂っている(褒めています)もの凄さだと思います。
うたプリとはハコの大きさの違いがよく出ていて、比較して見てみると面白いです。
(現在【少年ハリウッド 全国9大都市 劇場応援ライブ上映JAPANツアー】開催中とのことです!)


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