「痩せなさい」の名のもとに

6月に体調を崩し入院をした。とにかく高熱が下がらない。病院で検査をすると、肝臓の数値が高く、特にCRP(炎症値)が17(標準は0.5)と異常に高い。
「こりゃ、しんどいはずだ。よく仕事していたな」
と医師。どうせ使い物にならないだろうから入院をと言われ、1週間ほど養生することにした。病名は不明。当初は胆嚢炎かと疑われたが、エコー検査をしても特に腫れもなく、肝臓もいたって普通のこと。もっと肝脂肪が多いと思っていた医師は拍子抜けだったようだが、「そもそも太りすぎ。痩せなさい」とのこと。そのせいか、入院中の食事はずっと「全粥」だった。

入院して最初の3日間は、24時間点滴の絶食だった。さぞ苦痛だったろうと言われるが、そうでもなかった。熱が高いため、食欲は全くなかった。食事が解禁となったが、毎食出される全粥の300gはかなりの量だ。全粥のカロリーを調べてみると、普通の白米よりカロリーは半分くらいのよう。ただし、これは同量を食べたときの話し。粥だからと言って多く食べれば、当然カロリーは高くなる。
病院というものは、寝るのが仕事。出された量をすべて食べていると、太るのではないかという恐怖感で、半分は残すことにした。(農家さん、ごめんなさい)
最初の3日間の絶食が効いたのか、2キほど痩せて退院した。
美容ではなく、健康のためのダイエット。全粥を続けることにして約20日間。あれから体重は500gくらいしか変わらない。今までの暴飲暴食からは考えられないほどの小食でアルコールも止めたが、そんなもんだ。

ただ、1つ変わったことがある。それは洋服のサイズがワンサイズ下がったことだ。

ダイエットを意識するみなさん、お粥ダイエットはお薦めかもれない。ただし、食べすぎには注意。食べすぎないコツは、塩気のものを一緒に取らないことだ。つくだにやふりかけは、食が進む。ダイエッターには大敵だ。

さあ、健康体重の目標までマイナス10キロ。50代を健康に過ごすためにしばらくがんばろう。

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