見出し画像

柑橘天国

以前からきよはらさんはみかんが好物なんですね、と言われていました。
いつも何かをむきむきぱくぱくしている気がするとのこと。
実際、わたしは柑橘類が好きな方かもしれません。


身体に一枚幕がかかったように、力の出ない日が続いていたのが、スーパーで買ったいよかんひとつによってみちがえるようにしゃっきりできたのは最近のこと。
細胞レベルで欲していたのはこれだったかと、すみずみまで新鮮な水が行き渡る感覚を嬉しく思いました。

レモンティーに入っているレモンをもらってしゃぶっていた、
なつかしい子ども時代。

あるお宅の近くの公園で実ったままほったらかしにされていたという、限りなく透明に近いグレー(?)のブツも、おいしかったひとつ。

わけあって買ったライムの、食べなれた日本のみかんとは異なる
よそゆきの香りにどきどきすることもありました。

思い出せる限りで、おそらく絵のお礼としてもらった最初の報酬は、
袋いっぱいの大分産のかぼすだったっけ。

かぼすとは似て非なるもの。
夏から秋にかけて出回る小粒のすだちは名脇役で、そうめん、マリネ、揚げ物、焼き魚、そして炭酸に落とすとすっきりとして爽やか。

みかんの小房に切れ込みを入れられる、小さなカッターみたいな皮むき器を持っている人がいました。
どこで買ったんですかと聞いたら、愛媛だったか和歌山だったか、みかんを箱買いした時におまけで付いてきたのよとのこと。
さすが、名産地にはちゃんとそういうものがあるんだなあ。
これ、アイディアグッズとして売っていたら買うのになあ。


春夏秋冬、思えば尽きない柑橘類のあれこれ。
ビタミンCの功徳に手を合わせ、風邪をひかないようにと今日も食べるのです。

画材費、展示運営費、また様々な企画に役立てられたらと思っています。ご協力いただける方、ぜひサポートをお願いいたします。