色褪せない音楽とごちゃ混ぜの感慨

この時期になると、学生最後の数ヶ月がフラッシュバックする。

私は静岡の出身だが、名古屋で学生時代を過ごしていたので、もうじき引っ越すし、社会人になるし、という、これから起きるいろいろな変化に対して不安に思っていたことを肌感で思い出す。

もう20年も経っているのに、毎年。

それと同時に、その頃聞いていた音楽も耳の奥で蘇る。

当時は渋谷系といわれるジャンルが全盛で、カーディガンズなどのスウェーデンポップも、たしかよく街中で流れていた。

日本でいえばピチカートファイブやスピッツ、小沢健二がものすごく売れた頃。

私はというと、スパイラルライフというユニットの音楽を思い出す。

代表的なところではGARDENのような曲が多かったと記憶している。RASPBERRY BELLEみたいな曲もけっこうあって、私のイメージでは、ギターが繊細で、とにかく歌詞が詩的で良かった。本を読むような感覚で聞いていた。

CHEEKYなんて、今聞いても秀逸だ。

アマルコルドやバカラックというものを、この曲で初めて知った。

・・・なんてことを、毎年この時期になると決まって思い出す。

あの頃抱いていた、変化に対する不安感と寂しさや、きちんとした枠にはまってこれからちゃんと生きていけるか、心から憂鬱だった。

そんな感情と並列に流れていた音楽。

性格的にも思考的にも、残念ながら、何年経ってもあんまり変わっていない部分と、経験や体験によってなんとか乗り越えられた物事と。

この時期は、当時とこれまでのごちゃ混ぜになった感慨が漂う。

そういえば、次の朝ドラ「なつぞら」の主題歌はスピッツなのだとか。

スピッツも昔よく聞いていて、やっぱり歌詞が好きだった。

詩がいい歌は、思い出と並走するから、何年経ってもはずみで思い出す。そんな音楽は、いつ聞いても色褪せない。



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日々にまつわる

とるにたらない、些末な日々にまつわることがら。

コメント2件

私も最近スパイラルライフのこと思い出して聞いてました! MAYBE TRUEがミュージックビデオも含め好きでした☺︎音楽はその時聞いてた自分のことを思い出させてくれますね。
やまざきももこさん、MAYBE TRUEもいいですね!本当に音は記憶に刻まれるものですね。
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