【森見登美彦シリーズ】くすっと笑える小説3選!
何度もページをめくった森見登美彦さんの作品。コトバの使い方やちょっぴり変わった日本語にほっこりすること間違いなしです。
あらすじと感想を書いてみましたが、感想なんて感想ではありません。好きな言葉を並べただけです。
1.夜は短し歩けよ乙女
▶あらすじ
おだやかな京都のまちを、先輩や黒髪の乙女、樋口さん、羽貫さんたちがせわしなく歩き回るお話。
先輩が黒髪の乙女を追いかけるのですが、なかなかうまくいきません。
一方、黒髪の乙女は、先輩の想いに気づくことなく、夜の先斗町をふわふわした気分で楽しんでいました。
果たして先輩の恋は実るのか!そんなお話です。
▶感想
読み進めていけばいくほど、森見登美彦さんの世界観にどっぷりはまってしまいます。
作中ででてくるコトバになんども心を鷲づかみにされました(笑)
"コンニャクにおともだちパンチ!"
"バイオレンス またバイオレンス"
"偽電気ブラン"、"詭弁踊り"などなんだかよくわからないコトバに、にんまりしてしまいます。読めばわかるこのコトバたちの意味。是非読破あれ。
2.四畳半神話大系
▶あらすじ
4編構成の本書。特に最終話の「八十日間四畳半一周」は、文字通り、さえない大学生の私が四畳半を一周する話。
現実世界に戻ってこれるか否か。
▶感想
なかなか四畳半から抜け出せない私の毎日に笑えます。
毎日の様子が細かくかいてあるので、自分自身も本当に八十日間過ごした気分になり、疲れました…(笑)
他の章でも、森見登美彦さんらしいコトバがたくさん出てきて、胸がキュンとなったので、いくつかご紹介。
"モチグマン"、"むにゅっとしてました。"
"秘密機関<福猫飯店>"、"猫ラーメン"
"魚肉ハンバーグとカステラ" 気になる方ご一読をオススメします。
3.宵山万華鏡
▶あらすじ
1章目の「宵山姉妹」は、お祭りの人ごみの中、女の子が宵山様に連れていかれそうになる少し怖い話。
「宵山迷宮」もまた不気味な話で、宵山の1日を何度も繰り返してしまいます。
6編構成なのですが、全てつながっています。
▶感想
夏にぴったりの作品。最初の章の「宵山姉妹」なんて、子供ならではの好奇心と恐怖心がリアルでかなり怖かったです。
笑える章もあり、恐怖する章もあり、読み応え抜群です。
全てが繋がっているのにワクワクが止まりませんでした。
上記2作品とはまた違う面白さで良かったです。
みなさまも森見ワールドに足を踏み入れてみては?
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