北海道知事選候補の印象 0326

北海道知事選の政見放送を見て愕然としたのでメモ。(3/26時点)

自民党の候補選びの段階では、鈴木候補なら夕張の実績もあるし、とか、安易に考えていた。石川候補は、野党側で難航した末に立候補することになっただけに、人材不足(=準備不足)の印象が拭えず、さらには衆議院議員時代の負のイメージが強すぎて、なんで??と斜に構えている部分もあった。

でも選挙戦が始まると、石川候補の方が格段に勉強していて、明確かつ具体的なビジョンがあることはすぐに分かる。中でも「札幌の持てる力を地方に活かしていく」と言ったのはこの先も覚えておこうと思った。今の時代ならやれるかもしれない。そう思わせる人柄というか「らしさ」も言葉から香ってくる。

一方の鈴木候補は、何を考えているか何を意識してこの場に立っているのかさえ、表情からも読み取れない。IRは?原発は?農業政策は?経済政策は?彼の意思はいったいどこにあるのだろう。たった数分のニュースでも差は歴然に思えた。

鈴木候補は夕張をどう変えてきたの?財政再建の道筋をどう作ったの?地域の再生のために何が必要と考えて何をしたの?政見放送で、私の記憶に残る言葉は「しっかりと」だけだった。曖昧な言葉が並ぶのは、現在の北海道全体の状況が見えていない証拠では?と強く感じている。

まだ受動的に情報を得た段階なので、 候補のウェブサイトや演説などで総合的に判断したいと思う。

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