人生で何匹飼ったんだろうか。犬や猫、モルモット、ニワトリ、ハムスターと様々だが、猫が1番多かったと思います。

今も猫を飼っていますが、急に咳をし始めたり、餌を吐いたり。ん？何だろ？

病気では無さそうだと思いますが、何かおかしいなと思いました。多分歳かな。

私は何匹も最後を看取りましたから、何となく老い具合が分かるんです。

後は、うちの猫はきっと私を面倒見ているつもりでいて、私が何かする度に心配になり、見に来ます。

私がしばらく家をあけると、かなりグダグダ言ってきます。

トイレには必ず付き添いしてくれ、ドアに向かって見張ってもくれます。

あんな小さかったのに、もう歳なのか。
と、ふと思いました。

そりゃ、私も歳を取りましたから笑そうだろうなと思いましたが。

名前はハナ。女の子。
近所の工務店の資材置き場にいたノラ猫が赤ちゃん産んじゃって、誰か要らないか？って言われましたが、私はその当時、すでに猫5匹飼っていましたから、一度は断りました。

ただ、貰われない子は埋められると聞いて、1匹ならと、貰いに行きました。

小さくて、ノラだから、初めは全く懐かず。
でも、うちの猫たちには馴染んでいたようです。

ハナは1番若いので、いつも他の猫達に怒られていましたが、1番面倒見が良い猫には、可愛がられてました。

ハナを尻尾で遊んであげたり、水の飲み方を教えたり、何とも微笑ましかったです。

そんな5匹は次々とお亡くなりになりました。残ったのはハナ。

離婚して、元の家に預けっぱなしになっていたので、取りに行った時のハナの反応が忘れられません。

ずっと娘の名前を呼びながら泣いていたそうで、私達だと分かった瞬間、私の方へ甘えてきました。ハナは嬉しいと嬉しい分だけでんぐり返しをしますから、ずっとゴロンゴロンしてました。

寝る時もずっと私の首に巻きついて寝ました。

今の家で2回目の引っ越しですから、心配もありましたが、今の家にもかなり慣れました。

猫が歳を取ると、エサをどうするか？が問題になります。

生だと臭いしすぐにダメになる。カリカリは又吐く。どうしたもんかなと思いましたが、真ん中にクリーム入りのカリカリにしました。

少々お高いけれど、やっすいエサで若い時乗り切ってくれたから、いいか！笑
というわけで、今ではすっかり年寄り扱いのハナ。

高い所も私に上げてくれ！って待っているし、なんだか介護みたい。
まだ若いんだよ？ハナは。
そう言うと、ニャーニャー文句を言って去って行く始末。

猫は最後もあまり歳を感じない姿で亡くなります。だからこちらも安らかに逝ってね。って気持ちになれます。

又お別れが来るのは辛いけど、形あるものみんな死にゆくので、最後まで見守りたいですね。