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聞き役になりすぎてしまう癖


「えみりって意外と自分のこと話さないよね」

このあいだ普段から比較的仲良しの女の子とランチに行った時、帰り際に言われた言葉。

彼女はそんなに悪気はないんだろうけど、
意外とその後から心の中でモヤモヤしている。

私は誰かとおしゃべりするのもスキだし、
じっくりと対話するのもスキだ。
そして、いつからか初対面の人にも、
恐れなしに元気よく話しかけられるほど、
人と話すことは嫌いじゃない。

けど、いつも気づいたら、いつのまにか
聞き役になっている。

「うんうん」
「へぇぇぇぇすご!」
「それはなんでそうしたの?」

相槌しか打ってない自分がいる。

でも、それは相槌を打とうとしたり、
打つことしかできないというより、

会う人会う人が、みんなすごく意志を持っていて、
将来への展望もあって、
話す内容がただただとても面白くて興味深くて、
「すごいなぁ」と思っているうちに、
引き込まれていって、

そんな中で自分の話をするよりも、
ずっと聞いていたいんだ。
目の前の素敵な人の話を。

もちろん、その方が私にも興味を示してくれて、
質問してくれたり、
「どう思ってるの?」って聞かれたら、
しっかり答える気持ちはある。

けど、自分から切り出せないんだ。

話の主導権は握れない。握らない。

✳︎
コミュニケーション能力って、
話すことよりも、聞くことのほうが
まずは大切
ってどこかで聞いて、
聞き役になること不安も嫌な気持ちもなかったし、なんなら少し得意なのかもしれないくらい思っていたけれど、

素でコミュニケーションをしていた自分にとって、
「自分のこと話さないよね」
と言われたことは、
今まで聞き役でいたことに、
なんだかグレーな気持ちになってしまった。

✳︎

前に、友人がこう言ってくれたことがある。

「今感じている気持ちは、決して捨てたり忘れたりしないで。」

そう言われた時も、
私は意外と自分の考えや気持ちを、
いろんな人に自分から話せてないんだと気づいた。

でも、感じた気持ちが、
そして、意外と思わぬところで頭の中では考えていることが、
どこかに知らぬ間に誰にも気づかれぬまま
消えてしまうのは、なんだか悲しくて、

こっそり文章にしたら、
残しておけるかもしれない。

そう思ってnoteを始めた。


いつも聞き役になってしまって、
なんだか申し訳ない気持ちも出てしまった。

けど、
意外と心や頭の中では
ぽわんといろんなものが浮いてるので、
質問してくれると嬉しいし、
話せるんです。話します。

そして、
こうやって、感じたことを書いたままの文を
noterさんたちが読んでくださることも、
とても嬉しいんです。

だから、毎日、
何かしら感じたこと、思ったことは書き続けたい。

でも、書くことだけに頼らずに、
これからは、自分から
話していけたらいいな。

それがしばらく私の目標かもしれない。

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