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音楽とデザインを考える会で刺される

昨日、asunone編集長の明日梨さん(@s2azurin)主催イベント「音楽とデザインを考える会」に参加してきて、インプットの量に溺れてしまいそうなので、振り返りながら私がグサグサ個人的に刺されたポイントとモヤモヤとしたお悩みのようなものを共有させてください。(刺されたのは精神的にね)

LTと呼ばれる5分程度のミニプレゼンが6本あり、当日鬼のようにツイートを流したので、それを元に。ちょっとズボラだけど。ゆるゆると書き足していきます。
※各タイトルは私が勝手につけています。

手渡す相手によって、ストーリ変えてみない?

一人目は、フリーランスデザイナーの有綺子さん(@ykk814)。そもそもなぜコンサートの集客=フライヤーなのか?という疑問定義から。若者であればSNS、ご年配であれば新聞がポピュラーだが、そして実は街の掲示板、町内会報とかも地味に効果があったりする。あなたの大切なお友達、音楽愛好家、コンサートに来たことがない人。それぞれに対して異なるストーリーを添えてあなたのコンサートの事を語った方が、きっと伝わる。フライヤーはあくまで一つのツールであるが、ただ作ることが目的になっていないか?意識的に振り返ろうと思う。

コンサート体験はホールの外から

二人目は、音楽のアトラクションで興味を持った菅野美音さん(@sgnmio)

実際に、聴き手がフライヤーなどの広報物を手にしたり、WebサイトやSNSをめ瞬間からコンサートに対する”体験は作られて”いるというお話。この図で言う、”聴きたい”の観点が私からすっぽり抜け落ちていた気がする。できるなら、コンサートの前に、事前ツアーみたいなの企画してもいいかもなあとか想像したり。例えば、ミュージカル音楽をやるなら、団員と一緒にそのミュージカルのDVDを鑑賞する会をやってみたり、どっかの場所がモチーフになっているなら実際に足を運んでその様子をInstagramに載せてみたり。作曲家の人生を簡単にまとめてみるとかでもいいかも。

団員が皆、同じ想いを共有しているか?

3人目はSNSマーケと広報のChiemiさん(@chii____6)
フライヤーやSNSは実際にホールに足を運んでくださる方の何倍もの目にとまると言うのはなるほど納得。楽団のコンセプトとか演奏会のテーマについて、そもそもなかったり、団員でもうまく共有されていない事が多いんじゃないかな?会社の社内報みたく、団員で共通認識を持ってもらうための広報も必要だなあと。
”私の楽団はこんな楽団です!”と一目でパッとわかるか?はデザイナーさんと一緒に考えられると最高。

パンフレットを眺めるシーンと体験までデザインする

4人目はデザイナーのContra-St 青山夏子さん(@aoyamana)
演奏会のアピールポイントに合わせたフライヤーレイアウト紹介。依頼する側としては、想いの詰まったコンサートであればあるほど、どうしても、あれもこれも情報を詰め込みたくなってしまう。デザイナーさんと情報の取捨選択ができれば、これほど有難いことはない。

菅野さんのLTで”体験”をデザインすると言う話があったけど、パンフレットを作る時に実際にお客さんがホールで開いている様子を想像できている団体がどれほどあるだろうか。実際に紙をパラパラする音が舞台上でも気になる時があるので、お客さんからすれば尚更、体験に直結している。目から鱗とはこの事だ。

実際にとても素敵なプログラムを拝見したので、ぜひみてほしい。デザインのおしゃれさ、紙・インクへのこだわりに加え、雑誌の対談コーナーのような書き方で、とてもわかりやすい。

デザインは根気強い対話から(きっと)

5人目は、あのオケすいのデザイナー、mochiさん(@mochiten_design)
VI (= Visual Identity)を意識した演奏会広報について。核となるコンセプトとそれを元にして設計された企画内容、それを元に一つのメインビジュアルを作成して、各メディアへ展開する。

ここまでブレない形にするには、最初に相当運営と対話を重ねられたんだろうなと想像できるし、ここまで根気強く付き合ってくださるデザイナーさんに出会える楽団は幸せだ。

その演奏会、本気で想いこもってる?

最後は、本会主催者の明日梨さん(@s2azurin)
ご自身が学生時代に企画された演奏会について、1年目は開催だけで精一杯と言うのは今の私の姿すぎた・・・。運営ノウハウも見える化していきたいな。

”どんなデザインのチラシを作りたいか、で、企画のコンセプトやターゲットを考えることにつながる”とのことですが、これは運営サイドからすると中々根気と体力を使うのです。避けては通れないけど、時に避けたくなる時もある。企画サイドとしては、一緒に根気強く、時に寄り添い時に第三者視点を入れてくれる、そんなデザイナーさんに出会って、組織のブランドから作りたいなと思う次第です。

今日は遅くなってしまったので、ここまで。また明日思い出したことを綴ろうかな。


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