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Netflix「ワーキングママ」を見たので私のワーママ期の振り返り [2023.8.7]

Netflixで「ワーキングママ」を見終わった。
昔、少し見始めたものの、そこまでハマることなく途中になっていて、今回改めて見たら、一気見してしまった。
当時の私は第一子育休中で、ワーママ歴がなかったと言うのもあるし、結構下品な表現が気になって見るのを辞めてしまっていた。

ワーママを経て、共感ポイントが多かったこともあり、せっかくなのでワーママ当時を振り返り日記。
当時を振り返ると、とにかく必死だったと思う。毎日、その日その日が必死な状態をずっと繰り返していた。

今は育休中で、ひたすら消費者の身。
自分は何も生み出すことなく、買い物はもちろん、いろんなドラマだったりエンターテイメントだったり情報だったりを漁る日々。今は、この消費者だけでしかない身が少しつまらない、なんて思い始めていたけど、思い返せば、働いていた時はそんな余裕はなかった。
ドラマなんて何一つ見てないし、Netflixのアカウントがなくても問題がなかった。次、復職するときには、もっと自分の楽しみを追求できる日々にしたい。反省。

子供が産まれるまでの働き方が、比較的長時間労働だったこともあり、働き始めた当初は、「長時間労働できない=あまり頑張れていない=会社に貢献できていない」みたいな意識が全然払拭できず、自分で自分を苦しめていた気がする。

「子供がいるので」という言葉も抵抗があり、必要以上に人に知られたくないなと思っていた。なぜなら、子供がいる=制約がある社員=使えない、と思われたくないから。マミートラックに陥るのをなんとか阻止せねばという気持ちも強く、私自身がワーママの先入観に囚われていた。

最初に救われたのは「自分への期待値を下げなさい」と言う先輩からの言葉。入社すぐ、早速子供の発熱で参っている時に、「いかにも不安そうな顔をしている。良い評価を取ろうとか考えなくて良いから。最低限のことができるだけでも大変なことだから」と言ってくれた。ちょっとしたフォローの言葉で気持ちが軽くなった。

だからといって、すぐに日々のやりくりが楽になるわけではなく、その後もちょっとした無理を日々繰り返しながらフルタイムワーママをなんとかやり過ごしていた。

入社半年が過ぎた頃、新しいプロジェクトのマネージャーがとっても優秀な方で、要求・期待値も高く、その期待に沿えていないと想いが募り、一気に自信をなくしてしまった。
その頃を機に、フルタイムワーママを続けていくことに弱気になってしまい、パートタイムで働くことを考え始めた。
そのことを一番キャリアの相談をよくする友達に話すと、かなりびっくりした様子で、少し悲しそうにも見えた。一緒に切磋琢磨してきた友達にとって、それは私の社会のキャリアを取り巻く環境に対する敗北宣言のように聞こえたのだと思う。
でも私はそう思うことで、逆にとてもスッキリした。これはそもそも難しすぎることなのだからと開き直った、そんな気分で、それからは自分のペースで仕事をすること、仕事を通して成長することが自分にとって一番なのだとちゃんと胸を張って言えるようになった。

次、復職するときは、堂々と時短から始めようと思うし、子供がいることをしっかり周りに伝えて、想定される影響についてもシェアしていくつもり。

子供を産む前から、とにかく昇進したい、みたいな気持ちでもないものの、成長したい!頑張りたい!という気持ちは大きかったし、プライベートをちらつかせるのはプロフェッショナルじゃないという思いが大きかった私にとって、自分で自分のキャリアにブレーキをかける、コントロールすることは悪いことではない、と思えたのは、ここ1年半くらいの一番の変化だと思っている。

Netflixで仕事にアクセル踏んだりブレーキかけたり、家族とギクシャクしたりし、関係修復したりしている登場人物を見て、育休は最高で今は今で気楽なのだけど、なんやかんやで復職が更に楽しみになった。

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