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GCU生活の記録 [生後17日]

先日、何の前触れもなく息子がNICUを卒業した。NICUから卒業と言っても、退院はまだで、GCUに移動となった。

今回初めて知ったが、GCUとはGrowing Care Unitと言ってNICUを卒業し症状が安定した赤ちゃんが継続して様子を見てもらったり、退院できるレベルまで赤ちゃんと家族が準備をしていく段階でお世話になるところである。
赤ちゃんと家族で過ごす時間も長く、NICUにいる頃はGCUにいる赤ちゃんとそのご家族が羨ましくて、早くあっちに行きたいなーと思っていた。

GCUに移動してすぐ、息子は密閉型保育器から出て、オープン型の保育器に変更となり、飲み残しのミルクを注入するのに使っていた鼻からのチューブも取れた。毎日、何かしら進歩があり、ついに直接授乳ができるまでになった。(授乳問題については書きたいことがいっぱいあるので、また別途。。)

更に、沐浴も解禁され、私たちが自分たちで沐浴できるよう指導も受け、今では病院でできるお世話がかなり増えた。

そういう進歩を遂げた結果、私たちもが病院にいる時間もかなり長くなった。
NICU、GCUではオムツ交換やミルクの時間が3時間おきときっちり決まっているので、その時間に合わせて毎日2回授乳し、その間かその後に沐浴をする。2回の授乳と沐浴だけのお世話なのに、びっくりするほど時間が経つのが早い。昼前から行ってるのに気づいたら夕方になっている。

こうやって退院に向け少しずつ、赤ちゃんと共に私たちもお世話経験値を上げていく。普通だったら、産んだ瞬間から待ったなしの赤ちゃんとの共同生活が始まるけど、ここでは病院の力を借りながら一歩ずつ、時には少し後戻りしたりしながら(ミルクを飲むのに必死すぎて呼吸を忘れちゃったり)進んでいく感じ。

赤ちゃんと一緒に居て、できることは増えたとは言え、まだまだ一緒に居れる時間が限られた身。携帯のカメラロールの写真が毎日数十枚単位で増えていく。NICUにいた頃はほとんど寝てたのに、最近は起きている時間も長くなり、表情もかなり豊かになって、本当に息子を見ているだけでずっと過ごしていられるくらいの気持ち。どんな表情も見過ごしたくなくて、今見た表情をそのまま写真に収められるよう、瞬きしたら写真が撮れる仕組みでもあればいいのに、とか思うレベル。

早速、家族揃って噂の写真共有アプリ「みてね」のヘビーユーザーと化している。うちは両家共に初孫と言うこともあり、おじいちゃんおばあちゃん、そして伯父伯母にあたる私たち夫婦の兄妹もみんなメロメロになってくれていて、みんなに見守られている感じがして、嬉しい限りである。

もともと、予定日くらいまでかなー、それより少しは早くなるかもねーと言われていた入院生活。少しずつ退院の影がちらついて、ドキドキワクワクが高まる。早く一緒におうちに帰りたい気持ちと、まだまだ不安でプロの人たちに見ててもらいたい気持ちが交錯している。

産後メモ
もうそろそろ通常モードに行けるんじゃないかレベルまで身体は回復。産後の痛みはほぼ終焉。(おっぱいの痛みのはじまり)
子宮もだいぶ縮まりお腹の膨らみがほぼ収まる。なんか、まだ出てるのは子宮なのか、もともとのぽっこりお腹なのか‥
体重の減りがストップした。こんなに母乳出してるのに!って思ってしまうので、いったん1ヶ月経つまで気にしないことにした。1ヶ月経ったら対策考えよう。
頭痛と立ちくらみが酷いと悩んでいたら、単に授乳による貧血だったことに気付く。母乳は血液から出来ているから貧血になりやすいらしい。積極的に鉄分を補給している。
持ってる授乳服は限られるし、産前の服はまだ入らないし、着る服がなくて困る。

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