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NICU生活の記録 [生後11日]

まさか自分の息子がNICUにお世話になるとは思ってなかった。
だから、もちろんNICUに関する事前知識なんてゼロ。

ありがたいことに、病院ではNICU入院の家族用に冊子を作ってくれており、そこでまずは最低限の知識を得る私たち。
一番最初にびっくりしたのは、NICUの費用。
なんと、1日あたり12万円!!(病院にもよります)
1ヶ月いたら。。360万円。。
夫と、破産する〜と悲鳴をあげた。

色々調べていくうちに、わかってくるありがたい制度たち。
結論から言うと、おそらく最終的に必要になるのは医療費にならないNICU費用(オムツ代、指導費等)のみ。
健康保険と区の制度で、ほとんどカバーできてしまう。
ありがたい。本当ににありがたい。

もちろん、息子と早く一緒に過ごせると嬉しいけど、少しでもまだ発育に不安がある状態なら、NICUで1日12万円のスペシャルケアを受けていてもらったほうが安心できる。

NICUの方々は本当にプロフェッショナル集団。
緊張感がありながらも、愛情とゆとりを持って赤ちゃんとその家族に接してくれる。
あらゆることが記録・管理されており、息子の場合、保育器の温度は常に管理され、オムツ交換とミルクは3時間おきで、そのタイミングで体勢変更もしてくれ、ミルクをどれだけ自力で飲めて、どれだけチューブで注入したかも記載してくれている。
面会に行くたびに、それまでの赤ちゃんの様子を丁寧に教えてくれる。

更に、育児ノートというのを自分たちで用意して記載していく仕組みなのだが、そこに看護師さんたちも、息子の様子(医療的な観点ではなく、発育的な観点から)を記載してくれる。
息子と普段一緒にいれない分、育児ノートを通じて息子との思い出を残せるようにしてくれているんだと思う。

今は、夫が毎日母乳を届けに行ってくれていて、私は2日に1回のペースで会いに行っている。
本当は毎日行きたいけど、病院まで地下鉄を乗り継ぎ片道45分。歩くのも座るのもまだエネルギーがいる身なので、しばらくはこのペースで我慢。
産院選びの時に、夫が通いやすいように夫の職場に近いところにした甲斐があって、毎朝夫が出勤前に寄ってくれている。とってもありがたい。

母乳を届けるためには搾乳しなければならず、毎日4-5時間おきに電動搾乳機を片胸10分ずつ当てては搾乳している。もはや、乳牛のような気持ちである。でも、今はそこにしか私の価値はないようなものなので、そこは頑張る。
それにしても、電動搾乳機は本当に素晴らしく、ちょっと値は張ったけど、メデラなしの搾乳は考えられない。
今の私の生活必需品 - メデラと母乳パック、それと電子レンジで消毒できる哺乳瓶セット。



早く、抱っこや授乳できるレベルまで成長してほしいなぁ〜。


産後メモ:
搾乳による肩こり首こりが半端ない。頭痛も。
まだオシモが色々痛い。普通の椅子に座るには我慢が必要。
なんだか常にだるい(ただグダグダしてるからかも)
母乳の調子は良い。母乳パッドが必須。
その割には体重が落ちない。今でマイナス4.5kg。
気付いたら、息子の写真ばっか見てる。かわいい。

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