見出し画像

中国上海渡航の記録(2021年5月9日) パート2:ホテルでの隔離生活

2021年5月9日に東京から上海に渡航した2週間の隔離生活を記録します。
5月17日以降に入国される方は、「ホテルでの2週間隔離+自宅での1週間隔離」と1週間隔離が延長されるニュースが入ってきました。今後、渡航される方が、快適な隔離生活が送るために役立てて頂ければ嬉しいです。

前回の隔離生活では、特に2~3日目あたりが精神的に辛かったです。「外に出ない」と「外に出れない」は大きく違うということを、初めて理解出来ました。今回はしっかりと事前準備を行ったこともあり快適に隔離生活を過ごしています。

渡航準備~浦東空港までは前の記事をご覧ください
中国上海渡航の記録(2021年5月9日) パート1:渡航準備~浦東空港まで

隔離ホテルに到着、チェックインまで

私が隔離されたホテルは「美仑美居酒店」です。以前に何度か宿泊したことのあるホテルだったので、驚きました。

バスから降りると専用の入り口からホテルに入り、チェックイン・支払い(一泊370元×14日分)を終えたのち、カードキーを受取り部屋に向かいます。

前回との違いは2つ
ひとつ目は、前回は部屋まで係員に案内され、ドアを閉められて隔離スタートでしたが、今回は自分たちで部屋に向かいます。あれ緩い?
ふたつ目は、前回はチェックイン時にWechatグループに登録が義務付けられ、連絡はWechatで行いましたが、今回はWehcatグループはなし。

隔離生活のルールが記された案内も、ものすごくシンプル。部屋の机の中に、前に隔離されていた方の案内が入っていましたが、見比べてみると大分ざっくり翻訳してあります。

画像1

画像2


大当たり!ホテルの部屋

部屋に一歩入り、本当にうれしかったです!前回とは比較にならないほど、素晴らしい部屋でした。
まずは、外の景色が見える窓があること。そして、浴槽がある
(上海の住まいはシャワーだけなので、この部屋の方が良いです・・・)
窓からは風が入り、とても気持ち良い部屋です。

画像3

前回本当に苦しんだネットワーク環境も大きく改善、Wifiは不安定な時間もありますが、かなり速いです。スマホも5Gが使えます。
前回はWifiが弱く、スマホの電波も3Gだったため、ミーティング中に何度か途切れることがありましたが、ここは全く問題ありません。

基本的な食事や検温

食事は1日3回、弁当が運ばれてきます。飲料水は最初から部屋に大量に用意されています。前回よりも、味は悪くないのですが、同じメニューが何度も繰り返し出てくるので、飽きる。写真を貼って置きますが、毎回このパターンで、おかず部分が何種類かあり順番に回転していくイメージです。

画像4

画像5

検温は1日2回、9:00-10:00、14:00-15:00の間にスタッフが回ってきます。前回は自分で検温しWechatで報告でしたが、毎回誰かが回ってくる方が良いですね。検温と言えど、人と接する機会があるほうが嬉しいです。

欲しいものが電話一本で発注できる

デスクの引き出しに、メニューが2枚入っていました。恐らく前に隔離されていた方が、そのまま置いていったモノです。ジュース類、カップラーメンなどの他に、暖かい料理やコーヒーなども頼めます。

画像6

画像7

外部から出前をとることも可能ですが、暖かい料理・酒類・タバコはNGとされています。これは前回と同じルール。ホテルに届いた出前は、1日2回程度部屋まで運んでくれます。
また、中国に知り合いがいる方は、快递で物資を送ってもらうと、同じように届けてくれます。中身のチェックはあまり行われていない模様です。
私は成田空港で酒類は買ってきましたが、追加で上海の友人から送ってもらい無事届きました。友人が気を利かせて、焼酎をミネラルウォーターのペットボトルに入れ替えて送ってくれたので、荷物を開けてチェックされても問題なかったと思いますが、荷物を開けた形跡はなかったです。

1日3食、昼と夜はどんぶり一杯程度のご飯が入った弁当が届きます。当然、隔離中なので体を動かす量は激減します。『これは太る・・・』と思い、身体は動かしていたのですが、体重計が欲しいなと思い、タオバオで購入したところ、これも無事届きました。
極端な話、チェックアウトの際に荷物が重くなることを気にしなければ、電化製品でも買ってしまえば届きます。

画像8

日本から持参したおススメグッズ

前回の隔離生活では、精神的にかなり辛い時期もあったので、前回の反省を踏まえ、いくつかグッズを用意しました。『これは良かった!』と言うものだけご紹介します。あくまで私の所感で、生活が潤ったと感じたモノです。

1:Bluetooth スピーカー
隔離生活中にTVや音楽など、普段よりも観たり・聞いたりする時間が増えます。タブレットやPCから出る音は何となく平べったい感覚があり、今回はスピーカーを用意しました。これは、本当に良かったです。普段、それほど音に拘ることはない私ですが、良い音で音楽を流しながら、窓をあけて風を受け、本を読む。とても優雅な時間となりました。

画像9

2:調味料(塩・醤油)
いろいろと食材も持ってきましたが、基本は弁当となります。味に飽きてしまうので、調味料は必須だと思います。

画像10

3:食器類
ホテルには紙コップしかなく、基本はこれを使います。コーヒー・お酒を飲むとき、ずっと紙コップを使っていると、地味にへこみます。お皿は部屋にないので、カレーなどを持ってきても弁当にぶっかける状態となります。コップ類、どんぶり、箸・スプーンは、持参されることをお勧めします。

画像11

4:ヨガマット
隔離中、Youtubeで「家で出来る有酸素運動」「家で出来る筋トレ」などの動画を見ながら運動しています。コロナで在宅ワークが増えたことで、コンテンツは大量にあります。ホテルの床が必ずしも綺麗ではないので、運動するときにはヨガマットがあると便利です。折り畳み式のヨガマットはかさばらないのでおススメです。

5:タオル
タオルは大・小2枚ずつしか用意されていないため、必要な方は追加で持参することをおススメします。部屋によっては、洗濯ものが全く乾かないということもあるので、数枚追加で用意しておくと便利です。

6:洗濯用洗剤(可能なら洗濯板)
誰にも会わないとは言え、下着など毎日洗いたいですよね。ホテルには洗濯用洗剤の用意はないので、洗濯板と洗剤はあった方が良いと思います。

最後に

この記事は5/16、隔離されて8日目に書いています。
感覚としては最初の1週間、とても快適に、溜まっていた仕事も片付いて充実していました。この後1週間が残っていますが、快適に過ごせそうです。

隔離生活をどれだけ楽しめるかは、事前準備次第だと思います。
これから渡航される方は、普段は味わえない2週間、快適で楽しい期間に出来るよう、頑張ってください。私も後1週間楽しみます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?