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22/23シーズンのエラス・ヴェローナ振り返り

エラス・ヴェローナ,22/23シーズンの振り返り
※戦術的なことは分からないので,情緒的な振り返りとなります


【エラスを追い始めたキカッケ】


その名の通り(どの名だ)エンポリファンなのですが,シーズン前にエラスのユニフォームを手に入れました.
知人(カルチョは全く観ない,趣味でフットサル)がユニフォームを欲しがっており,
「じゃあ探しておくよ」ということで,ユニフォームの手配をしました.
・色は黒が良い
・あからさまにチーム名が分かるのは恥ずかしい
・日本で買える(すぐ届く)
・10000円以内
とう希望だったので,探した結果,エラス・ヴェローナの何年かのアウェイユニを見つけました.
すぐ手配して知人に連絡したのですが,「あ,ごめん.やっぱりいらないや」とのこと.
キャンセルは出来る状況かつ「キャンセル料払うよ」とのことだったのですが,
せっかくだし,カルチョ系のユニは10/11の長友インテルユニしか持ってないなぁと思っていたので,
そのまま買うことになりました.

届いたユニフォームはカッコよく,
かつカルチョきっかけのパオロの息子ダニエル・マルディーニがエラスにレンタル移籍する噂があったので,
エラス・ヴェローナを追うことになりました.

【ファンカルの名鑑担当】


22/23シーズンからファンカルプロジェクトに参加させていただくことになり,エラスを担当することになりました.
もちろんエンポリファンであることは変わらないのですが,
名鑑作成をきっかけにエラスの情報を深く追い出すと,どんどん好きになっていきました.
同じAの中で2チームを追うことは心情的に複雑なのですが(シーズン終盤それがモロに出た),
もともとカルチョ全体(AもBもCも全部)が好きなので,まあ問題ないでしょうということでシーズンに入りました.

【昨季の主力がいない】


昨シーズン,トゥドル政権で躍進したエラス.
総得点の9割を占めたのが,シメオネ,カプラ―リ,バラクの3トップだったのですが,
この3人がいなくなりました泣
守備の要,カザーレも移籍し,トゥドル自身もマルセイユへ.
完全に別チームへと生まれ変わったエラス.
代わりに獲得したのが,トマ・アンリ,ジュリッチ,ヴェルディなど.
メンツはかなりいいと思いますが,フィットするのか,チョッフィが組み立てられるのか,が不安視されました.

【シーズン序盤】


チョッフィは全く機能しませんでした.昨季ウディネーゼでいい結果を残していたようですが,
戦術やマネジメントではなく,完全に選手の「個」だったかと.
これをうまく導いた今年のソッティル監督はいいですね.羨ましい限りです.

戦術に関しては明確なビジョンやプランがなく完全に迷走し始めました.
とりあえず,アンリやラゾヴィッチの個やタメゼの運動量に任せる部分が多く,
守備も加入したヒエンは頑張っていましたが,全くスピードについていけてないダヴィドヴィッツやチェッケリーニが完全に穴で,
勝てる要素0の状態が続きます.

【監督交代→再び監督交代】


チョッフィは途中解任され,プリマヴェーラを率いていたボッケッティが就任します.
あまり良いイメージの無い内部昇格ですがやむを得ません.
ケチなセッティがお金を出すとは到底思えないので.

10月に就任したボッケッティですが,
W杯期間中の11月に「Aで指揮をとることのできるライセンス」を持ってないことが発覚.

※普通本人も分かってるだろうし,持ってない時点で断れよと思うのですが,ここがイタリアらしさというか・・・

それを受けて12月にはザッファローニを名目上の「監督」に就任させます.
もちろんベンチには二人ともいる状態.
名簿上はザッファローニが監督で,ピッチに関してはボッケッティがマネジメントする,と.

歪すぎるでしょうよ笑

【冬の補強→若干復調】


中断はある意味仕切り直せる良い期間でした.
監督のいざこざはありましたが,W杯組も多くないのでトレーニングもできる状態.
冬のメルカートではイリッチ,ギュンター,ホングラ,コルティノヴィスなどを放出.
代わりに,ズィーファイク,アビルガード,ガイチ,Ngongeなどを補強.

4月くらいまでは正直エンポリよりも成績は良かったです.
その甲斐もあって,ギリギリ降格圏を脱出できるかどうかのところまで来ました.

※サンプやクレモネーゼの調子が上がらなかったことも影響しましたが

【残り2節で思わぬ結果が】


残り2節の段階で,降格争いがスペツィアとの一騎打ちになります.
スペツィアが37節でトリノに負けたので,エンポリ戦に勝てば勝ち点を上回り降格圏脱出です.
最終節はともに上位陣との対決なので,エンポリ戦に勝てば残留がほぼ確定で,
ドローなら勝ち点が並びプレーアウト.負ければジエンドほぼ確定となりました.

エンポリ戦.
エンポレーゼですが,この日はエラスを全力応援.シーズン前に入手したユニフォームも来て応援です.
試合は膠着状態が続きましたが,後半16分にガイチが値千金のゴール.

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
これは,もう勝ったと思いましたし,追いつかれても勝ち点1は取れるので自動降格は免れる.
この状態でアディショナルに突入します.
誰もが逃げ切ったと思った瞬間,エンポリのストヤノヴィッチにゴールを決めれます.

この時の私の心情ですが,
「おい,ストヤノヴィッチ.そのパフォーマンスはシーズン中にエンポリで見せてくれよ」です.
結局ドローで試合終了.勝ち点はスペツィアと並びました.
最終戦は予想通り2チームとも負けてプレーアウト決定.

【プレーアプト→残留決定】


当初はダチアアレーナになる話も出ましたが,アクセス的にスペツィアが不利.
予定通りマペイ(サッスオーロ)で行われることになりました.

※第3地を決めるのも,ウルトラスや地元警察の兼ね合いで難航するようですね.これもイタリアらしさ.

プレーアウトは12日3時45分から.
前日はTORAさん,Recoさん,青黒さん主催のUCL観戦会に参加したので,ほぼ完徹.
日曜も日中は家族対応であまり休めず.夜22時には寝て深夜3時半に気合で起床して見ました.

試合は,Ngongeのドッピエッタ,ファラオ―ニのゴール&ハンド一発レッド,モンティポの神セーブなど,
1シーズンを凝縮したような試合で,1-3で勝利.
なんとか残留を決めました.


【1シーズンエラスを追ってみて】


これはエンポリの総括(こっちはトップ登録してる全選手のスタッツも含めてまとめる予定)でもいえることですが,
眠っていたTwitterアカウントをカルチョ垢に変更してリスタート→ファンカル・HOSO F.C参加などで,
アウトプット(ツイート)もしながら追ったシーズンでした.かなり楽しかったですね.
今まで,ガゼッタやディマルツィオさんの情報を追いながらプロビンチャのエンポリを淡々と追っていたので,
例年以上に深くカルチョを観た気がします.
エラス・ヴェローナも,プレーがダーティーだったり,ウルトラスが差別的だったりと,評判は悪いイメージですが,
そもそもサッカーが好きというよりも,「イタリア」や「カルチョというイタリアの文化」が好きで見ているので,
チームそのものには愛すべき要素が数多詰まっており,街の景観も綺麗で,やはりエラスを好きになります.
同じAの中で2チーム応援するのは複雑な時もありますが,それもそれで楽しいので,今後もエラスを追っていきたいと思います.

シーズンも終わって,今度はカルチョメルカートですね.この情報収集もたまらなく好きなので,
しばらくは移籍関係のツイートが増えるかと思います.

それではCiao!

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