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ガバナンスこそが「共感と信頼」をつくる

みなさん、こんにちは!エンパブリックスタッフの久保田です。

スタジオひろば「仕事づくりミニ・プレゼン」が、
約2か月ぶりの開催となりましたが、前回、前々回と同様に、「変化のストーリーを考える」シートを活用しながら、自分のアイデアを説明してもらい、他のメンバーからコメントをもらいながら対話を行いました。

前回同様に「シート」を活用しながら進めましたが、こちらを使用する意義は次のとおりです。
先ずは、気になっている課題に対するアプローチ(考え方や観点の持ち方)の一つとして、自分自身の考えを整理するのに有効であり、さらにその過程でヒントも得られていく点です。
ステップをふみながら、自分の着目点の視座が高められたり、視点の置き方も見直せたりします。
そして、参加者同士が、お互い共通のシートを活用することにより、仲間の説明もより効率的に、深く理解できる点も挙げられます。

ただし、決してシートありきではなく、これはあくまで一つのフォーマットであり、それでより楽しい話し合いの時間にするためのものです!
事業化がどうのこうのと言うことよりも、先ずは「こうなったら良いな」という想いを大事にして、それを言葉にして発していくことが第一です!!

今回は参加者より、非営利組織の事務局の改善についてお話を聞かせてもらい、みんなで対話をしました。
事務局の整備が進み、当たり前の水準も上がれば、必然的にダメな団体が相対的に劣ることとなり、淘汰が進んでいくはずです。
各NPO団体も統合報告書において、つい新しい取り組みを積極的に掲載しがちですが、実はこのガバナンスに関することを、もっともっと丁寧に載せていくことが重要なのかもしれません!

守りを固めているようですが、実は “攻め” のアクションにつながっているのではないでしょうか!

こんな話で盛り上がっている頃に、改めていくつかのNPOの統合報告や
HPをのぞいて見ると、やはりガバナンスに関する記載はホントになくて・・・。

例えば、スタジオメンバーで参加者の運営しているNPO法人トラッソスも、素晴らしい活動の紹介がされている素敵なHPの内容ですが、ガバナンスに関する内容であったり、知的障がい児・者との活動に関して非常に細かい部分も注意されていることや配慮されていること、工夫されていることなどがとても多くあります。

それなのに、自分たち自身はそれを当たり前のこととして、あえて取り上げていないことが多くあります。それこそが、共感を呼び、信頼を生み出している部分でもあります。・・・その「当たり前」こそが、ものすごく価値もあり、評価してもらうのに値するポイントなのかもしれません。

今回は、新しいビジネスを生み出す展開にまでなりませんでしたが、既存の活動にさらに魅力を加えていくアイデア、気づきをたくさん話し合うことができました!

みなさんも、ご自分のアイデアや、「こんなことが有ったら(できたら)良いな」という想いをぜひ、発信してみてはいかがでしょうか。とても楽しいですよ。またぜひ、聞かせてください。お待ちしています!!

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