空を飛ぶ

こんばんは。とても寒いですね。とは言っても、昼間は日当たりの良い場所に行けば、そこそこ明るいというものです。なので、気温が高めの日を狙って、公園に行って、本を読んでいます。最近の僕は、その時間が本当に大好きです。公園のゆっくりと進む時間も好きですし、日光が暖かいのも好きですし、周りで子供達が遊んでいるのも好きですし、自然の音や鳥の鳴き声がするのも好きですし、集中して読む本も好きです。本当に幸せな時間です。生まれてこの方、ずっと得体の知れない不安や何となく暗い気持ちの影から逃げきれずにいた僕が、初めて安心できる場所を見つけたような気がします。大げさすぎる表現だったかも知れませんが、とにかく楽しい時間なのは本当のことです。
さて、今回の記事のテーマは、「空を飛ぶ」です。うーん、ふわふわなしすぎなテーマかもしれませんね。空想の話というわけでもなく、かといって実際に飛行機などに乗ったりするわけでもなく、かといってヤバい何かをキメるとかいうわけでもなく…。
強いていうなら、暗い話でもあり、明るい話でもある、とは言えるかもしれません。
最近、僕は疲れきってしまっています…。具体的に何に疲れたのかはよくわかりません。いろいろな場所で起こる、いろいろな出来事で刺激を感じすぎて、自分で自分のことがよくわからなくなってしまったのかも知れません。
1つわかるのは、僕はスマホやPCを見過ぎ、SNSを見過ぎだということです。そこから受ける、いろいろな刺激が大きく関係しているのだと思います。
具体的にSNSの向こうにいる誰が悪いとか、誰の態度が嫌、というよりは、漠然とその世界全部に疲れてしまったみたいです。

とは言っても、ネットだからSNSだからダメで、現実だから良いという話でもないみたいです。

最近僕は、以前からたまに通っている発達障害者向けの交流施設に行ったんですけど、たまたまその日来る人が多くて、そんなに広くない1フロアに15人ほどいて、疲れてしまいました。疲れただけじゃなくて、頭がおかしくなりそうでした。その場にいる一人一人の感情の揺れ動きみたいなものが全部気になって、押しつぶされそうになってしまいました。耐えられなかったので、早退しました。職員さんに帰りたいと切り出すのはとても勇気が要りました。その場にいる僕以外の全員が、その空間の楽しさを共有していたからでしょうか…。何だか、いつも早退していた中学校の教室を思い出します。当時と同じ寂しさ、恥ずかしさ、惨めさを感じていた気がします。

つまり、人と関わることがなかなか難しい人間みたいですね。どうして僕は、人と関わるのが難しい人間なのでしょうか。うーん、わかりません。

でも、良いんです。
難しいことを考えずに、空を飛んでしまえば良いのです。悩む必要はないんです。
自分がどれだけ小さい存在に思えようが、飛んでしまえば、関係ないというものです。
空を飛んでいるときに、スマホの中のSNSという世界のことを、思い出す余裕なんてありますか?仮に思い出したところで、彼方にある地上のどこかで、誰かが誰かに声やチャットの電波を送ったり、いいねを押した情報が電波を通じて送られたり、時には現実で会ったりしているだけです。空を飛んでいる自分からは見えないくらい小さいものでしかありません。
空は本当に広くて、壮大です。晴れの日は綺麗な青空と雲で心を明るく照らしてくれて、雨の日は空からのシャワーが体と心を芯から洗い流してくれます。夜にはたくさんの星で感動させてくれたり、真っ黒な雲が僕と一緒に泣いてくれるかもしれません。
僕はいつどこにいても、天に見える空に意識を向け、空と一体になるのです。そうすることで、スマホの中からは見えなかった景色が見えてくるのかもしれません。
そう考えると、これは暗い話ではなく明るい話と言えるかもしれませんね。僕はいつだって前向きです。僕はいつだって、僕にとっての一番を目指します。

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