友達以上親子未満

今回の記事はそれなりに暗い記事になってしまうかもしれない。
しかし、それでも僕はこの記事を書くことにした。それは僕自身のためであり、誰のためでもない。ただの独りよがりだが、今の僕はこの記事を書かないとどうかしてしまいそうなくらいに、メンタルが悪い。
不快になりたくない人は、ここから先を読まずに、ページを閉じることをおすすめする。
本題に入ろうと思う。ふむ・・・仰々しい文章で風呂敷を広げた割には、何を書けばいいかわからない。メンタルの体調が悪い時はいつもこうだ。ストレスが多すぎて、何がなんだかわからない。今のこともそうだし、過去のこと、未来の不安がごちゃごちゃに入り混じっている。
とりあえず、今一番書きたいことに絞って書こうと思う。
母についての話だ。母というのは、どういう存在なのだろうか。一般的な母のイメージの話でもいいし、1億人いる日本人からランダムにピックアップした母の話でもいいし、もしくは読者の母の話でもいい。
他所の家庭の事情などなかなか知ることはできないが、とりあえず、ぼんやりと、母というものはどういうものなのだろうかと考えている。
僕にとって母は、僕の感情を一番揺れ動かす人間だ。包み隠さず言うなら、僕は母が大好きだ。子供のころから唯一の母だから大好きだ。唯一の母だから、母の愚痴はどんなに重い話でも笑顔で聞くし、大人になった今も友達のように一緒に外出したりしている。
逆に、母にとって僕は、どういう人間なのだろうか。もし初対面の誰かに突然この質問をされたなら、僕は返事に困ってしまうかもしれない。・・・強いて言うなら、友達、だろうか?
僕と母は親子であると同時に、友達なのだ。そう、友達なのだ。友達、友達、友達・・・。
友達だから母の長期休暇の時は一緒に映画館に行ったりするし、母と一緒に家事をしている時は世間話に花が咲くし、母と一緒にいても居心地は全く悪くない。
なぜなら、友達だから。
僕には兄弟がいる。姉と弟だ。不運にも、兄弟は僕含め全員が発達障害を抱えており、人生に苦労している。僕は無職だし、弟は比較的うまくいってるがコミュニケーションに難を抱えてるし、姉もおそらく無職だ(姉との関係があまりよくなく、同居しているにも関わらずあまりわからない)。
兄弟全員過去に色々あった。それぞれエピソードは全く違うにしても、とても苦労してきたのは同じだ。
親としてはそれぞれのエピソードが、同じくらい同情に値するエピソードなのだろうと、少なくとも僕は思っている。少し難解な表現になってしまったが、言葉の通りだ。
あくまで僕がそう思っているだけだ。母はもしかしたらそう思っていないかもしれない。
全員の具体的なエピソードの中身は長くなるので省略させていただくが、母の言動の節々から、そう感じるのだ。
母はとりわけ姉のエピソードに同情している。なので、母は姉に対しては甘いし、姉がアラサーになった今でも、姉に対して"親の愛"を注いでいる。
弟に対しても、別の理由で"親の愛"を注いでいる。
僕に対しては、どこまで行っても"友達"なのだ。友達だから、ギブアンドテイクが成立しなくなると関係が悪くなる。だから、僕も母もある程度の不満は我慢する。友達という関係は、そういう発想なのだ。
なぜ僕だけ友達という扱いになるのか、よく考えている。頑張って考えている。色々思い当たるエピソードはある。母に対してひどいことを言ったことも、喧嘩をしたこともたくさんある。大学中退をして、家のお金を溶かしたこともある。
しかし、それらのエピソードが客観的に見てどんなにひどい話であったとしても、僕に対する"親の愛"を失う原因になりえるのだろうか。
親子というものは、喧嘩やお金で途切れる関係なのだろうか。僕としては違和感を感じることもあるが、母にこの話をすると喧嘩になるので、言わないようにしているし、あまり考えないようにしている。
やはりどこかに僕に責任があるのかもしれないな、と思うこともある。そもそも、僕だけ親の愛を受けていないという発想そのものが母を傷つける思い込みであり、被害妄想なのかもしれない。
しかし、これだけは確かに言えることがある。僕は、いつも得体の知れない不安を抱えているということだ。「子供は親の無償の愛を得て成長する過程で、安心感を獲得する。それが欠乏したまま成長すると、常に不安を抱えたり、それを埋め合わせるために人間関係に依存してしまい、トラブルの原因になったりする」こんな話を聞いたことがある。
これが僕に当てはまるのかはわからない。もしかしたら、僕がかわいそうに思われたくて、でっち上げた物語なのかもしれない。得体の知れない不安を抱えているのは、僕の気の持ちようや生活習慣に原因があるだけなのかもしれない。母に聞いても同意を得られることはなく、僕は頭の中で、悶々と考えることしかできない。そう、誰にも話さずに・・・。
まだ最初に書こうと思っていたことの1割も書けていない気がするが、書いていて疲れてきたので、この辺にしようと思う。僕の家庭の事情など、多くの人には関係ないし、これ以上長々と語っても、独りよがりが過ぎて、自分でも書いていてつまらなくなってしまうと思う。ここまで読んでくれる人はいるのだろうか。途中まででも、構わない。僕の個人的な長文を、読んでくれるだけで感謝しかない。

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