国が変われば対話の作法も変わる
前回、タイプ6日本社会で生きるのに少しばかり無理をしているタイプ8の話を書きましたが、
コミュニケーション能力バツグンのタイプ6ならどこの国へ行っても問題無いか?と言えば、そうでもないようです。
『日本人の交渉ベタ 他国から見て「おいしい」日本』の中でも引用しましたが、
タイプ3社会アメリカで仕事をした岡村進さんの場合はこうでした。
(議論が激しいのに)耐えかねて、気配り発言などしたら、あいつはポリティカルだと批判されたときは心底参った。
こういう社会では、タイプ6よりも、『主張する人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』であるタイプ8のほうが生きて行くのが楽そうです。
では、タイプ3アメリカからタイプ6日本に来た場合はどうでしょうか?
『DeNA・パットンが見る日本の野球文化 「これが日本のスタイルと言い聞かせよう」 | ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)』から引用します。
(略)アメリカでは奨励されている「なぜ」と聞く文化を、日本で行うと、敵対的に見られ、さらに、説明を受けても聞く前よりさらに困惑することになる(略)
※ 発言を詳しく知りたいかたはリンク先へ行って引用元の文章を読んでください。
つまり、何が正解かなんてないんです。
だから何気ない自分の言葉を否定的にとらえられたって、敵対的に見られたって、あまり気にしないでください。
生き辛さにおいて、それが性格タイプから来るものであれば、
異世界転生物語的な異質な体験は、ちょと他国なり他地域なりに行けば(他グループでも!)起こり得るということです。異世界は実は身近にあるのです。
参考
『コミュニケーションのやり方は多数決で決まるので』
『性格から出てくる非対称性 とジャンケンな人生』
『エニアグラムから見た、あなたにとって、住み易い国、住み難い国の話』
DeNA・パットンさんの、今回と同じ話を引用した文章が2つあるのでその紹介。
『最近、フェンスの取り外しが多すぎる』
『タイプ6は心配事・不安に どう反応しているか、 精神レベルにより どう変化していくか』
エニアグラム・タイプ3国家アメリカの説明を読みたいかたへ、過去に書いた文章から4つを抜き出して紹介。
『ネガティブ、ポジティブ、日米の違い』
『エニアグラムの本に書かれているタイプ3国家アメリカ』
『タイプ6日本は安全ならなんだっていい、ではタイプ3アメリカなら?』
『アメリカのコメディー映画を見て思うこと』
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