タイプ3が気をつけておくべき点

以前、高校受験を控えたタイプ3から
「数学の効率の良い学び方」
を聞かれた経験があります。

雑談の中で聞かれた感じです。
私が数学ができるわけでも無いのですけども、近くにいた手頃な大人だったのでしょう。

タイプ3は、『地位探求者(ドン・リチャード・リソ)』『達成者(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。

ヘレンパーマーは、タイプ3の説明の中で、
「できるだけ速く、できるだけ能率のよい方法で、勝利をおさめようとする」
と書いていますが、
先の受験生も、その言動から「できるだけ能率のよい方法」を探しているのは明かでした。

それで、聞かれた私は、ネットで軽く数学の勉強法を調べてみたのですが、
そこには、
「数学の苦手な子の特徴として、“近道を探す”というのがあります」
なんて書いてあるわけです。
まさしく、その子のことを指しています。

また、ある本の中で「子供が数学でつまづくか見分けられる質問」というものが書いてあったので、その子にそれを質問してみたところ、見事に答えられないという事態になってしまって、打つ手が無く八方ふさがりになってしまった経験があります。ちなみに受験そのものは、なんとかなったみたいです(パチパチ・・やったね)。

ただし、
今でも数学は苦手なままでしょう。

確かに、タイプ3は、ヘレンパーマーの言うように、
「全精力を傾け、厳しい競争を最善を尽くして戦い抜く」
性格タイプです。
ですが、
そこには、「できるだけ能率のよい方法」を探す姿勢が絡むので、
大事なものを飛ばして「まがい物」になる危険性があります。

実力が無いのに、それっぽく見せているだけな状態になってしまうのです。

これは、タイプ3が気をつけておくべき点となります。

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