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どうして焦るの?

焦り、焦燥感は、脳が引き起こす錯覚で、実態のない問題です。

子供のころ、アリス症候群と思しき症状により「異常に時間が早く感じる」という状態に陥った際、原因なんざなくても人はこんなに慌てふためくのかと妙な悟りのようなものに至った覚えがあります。

だから焦る必要なんてないんだよーーと言ったところで、納得できるわけがありません。焦っているときに求めているのはそういう話じゃない。

焦っているときに、焦らないようにって考えるのは逆効果です。そうではなくて、なんで焦っているのか、を見つめたほうがいい。

焦るときって、だいたい視野が狭くなっています。だから視野を広げることが必要で、特に「時間軸」に沿って冷静に見つめなおすと、焦る要因に気付きやすいです。

焦りをどんなときに抱いて、いつ抱かなかったのか。

もうひとつ大事なのが、焦りという感情そのものに対する理解です。焦るということは、未来をなんとかしたいという欲求の表れで、現在に対して不安や不満を抱いているということでもあります。

焦燥感は、不安や不満を解消するための原動力になり得ますが、あまりに強く抱き続けていると、自己否定につながってしまいます。

未来ばかり見すぎずに、自分や、自分を取り囲む人や環境を、過去から現在、現在から未来へ、まんべんなく見渡して、一歩一歩足元を確かめながら歩いていけるといいですね。

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