くろちろこさんと私2

前回の続きである。

〜これまでのクロフェス!〜
くろちろこさんの個人サイト「オレンG」を見て、ネタの面白さと絵の上手さの虜となった私。くろちろこさんと仲良くなりたいと思った私は、午前4時にお絵かきチャットへの入室ボタンを押したのであった。

初対面@インターネット

なんせ午前4時である。
くろちろこさんは当時「こんな時間になんだこいつ? 適当な名前で入ってきて……」と思ったらしい。

先に入室していた他の皆さんが「いい加減寝ます」と言って退室し、チャットに二人だけになった時、くろちろこさんに「絵が好みです」と言われた。ヨッシャと思った。私は「こんなに上手い人が私の絵を好むはずがない」的な気持ちでいたので、想像していたよりも好感触で嬉しかった。自分の絵がくろちろこさんの好みで良かった。

タカミンのお絵描きチャットは、毎朝8時にメンテナンスに入る仕様だった。どんなにチャットが盛り上がっていても、朝8時には強制的に終了させられる。ハンマーは振り下ろされる。

初めて私がお絵描きチャットに参加した日、結局、朝の8時まで二人でチャットしていた。

くろちろこさんがWEBアーカイブで絵茶ログページを見つけてくれた
現在のくろちろこ「恥ずかしいからいい感じに言い訳しといて」

くろちろこさんは、同い年だった。当時の私は「絵がうまい人はだいたい年上」と思っていたのでショックだった。自分が10代なら、実際周囲が年上である確率のほうが高かった。そりゃそうだ。

でも同い年であることで、ますます仲良くなった。暇であったのでオレンGで絵チャをやると告知があれば、私は夜な夜な参加していた。毎回、夜中に声を殺して笑い転げていた。

合作イラスト(左:私、右:くろちろこさん)
6つに割れた腹筋にメガネがかかっている

お絵かきチャットでよく見られた
「盛り上がりすぎて画面がぐちゃぐちゃになる流れ」

すぐ死なすのはこの頃からか

オレンGの絵チャはフリーバトル形式
みんなで合作などはしない世界だったのだ

アフロゴミとは

こんな感じで、楽しく絵チャでの交流が続いたが、人間とは強欲なもので、もっと刺激を求めるようになるのだった。

連絡先交換

web拍手のコメント機能を使って、私がくろちろこさんに携帯電話のメールアドレスを送り付けたらしい(まったく覚えていない)。くろちろこさんは「グイグイ来るなあこの人」と思ったという。グイグイ来る人にお返事をくれてありがとう。

初対面@現実世界

そして、ついに初めて、直接会う機会が訪れた。

私は、その頃には東京の同人イベントにサークル参加するようになっていた。コミケは敷居が高かったが、赤ブー主催の「コミックシティ」には気軽に出ることができたので、2007年3月のHARUコミに出ることにした。

その情報を知ったくろちろこさんが、私のスペースまで会いに来てくれるという。いったいどんな強者が現れるのか。期待と不安が入り混じるなか、当日を迎えるのであったーー。

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