くろちろこさんと私4

前回の続きである。

〜これまでのクロフェス!〜
絵チャで知り合い、メールアドレスを交換し、イベントで初めての対面を果たしたくろちろこさんと私。メール交換や遊びを通じて親交を深めるなか、くろちろこさんがイベントに出ると表明した。

くろちろこさんの本が出る

くろちろこさんがポケモンのオンリーイベントに出るという。
初めての同人誌が出るという。

オンラインでの活動が主体であるくろちろこさんの、オフ活動!?
「もうこの後、くろちろこさんが同人誌を出してくれるかどうかわからない。絶対に手に入れたい」と思ったことが強く記憶に残っている(その後くろちろこさんのオーバとデンジの同人誌は、たぶん20冊は出た)。

イベント当日、私は真っ先にくろちろこさんのスペースに行って、記念すべき初の同人誌を入手した。

くろちろこさんの初同人誌

の、私の好きなネタがこれである。
オーバとデンジが海に行き、デンジが砂で作った……

が波にさらわれて

イケメンになったーー!?

目が合ったーー!?

というやつである。今読んでも好きである。

一緒に同人活動

くろちろこさんは一人で同人活動をしたいタイプかと思ったが、当時、先に友人らと発行するようになっていた合同誌・アフロ本に参加しないかと誘ってみたら、快諾だった。

諸事情により極小サイズでお届けしております

アフロ本以降は、合同誌を出したり、個人誌を出したりしながら、オンリーイベントに参加するために一緒にあちこち遠征した。2010年には一回だけ、くろちろこさんと合同サークルでコミケにも出たことがある。

「びんぼうぐ(私のサークル名)」と「オレンG」のミックス名

サークルカットを決めるための絵チャもした。その頃の私たちは、何かっちゃあタカミンのお絵かきチャットに集合だった。

サークルカットの枠を埋めろ

向かい合う横顔のラインで壺を作るな

混ぜるな

「せっかく合同サークルで出るなら、2人で本も出そうよ」ということで、本も出した。

私が線画を描いてくろちろこさんが塗ってくれた

もちろん、相談絵チャもした。

アフロ本シリーズ以降、ORASまでくろちろこさん・エカさん・私の3人合同でオールキャラ本を出すのが習わしのようになっていった。

くろちろこさんとの合同サークルは結局一回きりだったが、3人誌がこんなに続いたのは、ひとえにエカさんの管理能力の高さゆえだと思っている。くろちろこさんも私も事務処理能力が高くない。エカさんいつもありがとう。

2008年、プラチナ発売

話が前後するが、2008年にダイパのマイナーチェンジ版であるプラチナが出た。結論から言うと、私たちの人生を狂わせたオーバとデンジの出番が、マシマシになったゲームであった。

プラチナ発売直後の週末には、福岡でポケモンのオンリーイベントが開催される予定だった。私たちはそれに参加すべく遠征していて、その移動時間や宿泊先でプレイしていた。

事前の告知映像で、どこかでオーバ&デンジとタッグバトルをすることだけはわかっていた。
その件について、何か些細なことでもオンリーでネタバレを知るのは嫌だった。どうにかイベント開催までにタッグバトルを見たいと思い、エカさんもくろちろこさんも私も、それぞれ頑張って進めていた。

しかし、エカさんと私は、途中で疲れて攻略を諦めてしまった。
くろちろこさんは諦めなかった。

そしてその時は訪れたのだったーー。

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