「noteで水彩の道具を紹介してほしい」とご要望を頂いたのでウキウキで書かせていただく。

先に申し上げておくと、私は自分で働きはじめるまで金銭的に余裕がなくて、透明水彩で絵を描く環境は主に友人からのお恵みでできあがってきた。ありがとう……ありがとう……

ではさっそく紹介を始める。

パレット

最初に手に入れた透明水彩の道具。学生の頃、私が水彩色鉛筆しか使えない状況だと知ったエカさんが、このパレットにさまざまな絵の具を出して固形絵の具状にして、プレゼントしてくれた。透明水彩は水彩色鉛筆に比べて一気に広範囲を鮮やかに塗れて感動した。当時の絵の具はもう洗い落としてしまったが、今もこのパレットを使っている。エカさん、ありがとう。

絵の具

くろちろこさんが必要になって買ったけどその後は長らく使っていなかったという絵の具。ありがたく使わせてもらっている。チューブから出したばかりのオペラ（ものすごく鮮やかなピンク）で塗った時は色が鮮やかすぎてびっくりしたね。くろちろこさん、ありがとう。

筆

上段３本：中くらいの筆。高校入学時に購入させられた画材セットに入っていた。長いこと使っていたのでボロボロになっている。調べたら油彩にも水彩にも幅広く使えるナイロン毛の筆らしい。そうだったんだ〜。

中段３本：太めの筆。ちょっといい筆を使おうと思って数年前に買った。上段の３本に比べて水含みがすごく良くて「え？　無限に塗れるのかな？」と思った。
特に一番下の筆は太さの調節がしやすくて太くも細くも塗れるので、最近よく使っている。こちらのお店のオリジナル筆らしい。

下段２本：面相筆。下の筆はくろちろこさんの。私が高校生の頃から使っていたボロボロの細筆を見て「いい筆も使ってみなよ」と言って使わせてくれた時、これまた水含みがよくて「え？　無限に線が引けるのかな？」と思った。その後、自分でも買ったのが上の筆。

色鉛筆

色塗りが終わった後に主線を描いたり、タッチを加えたりするのに使っている。以前は主線をシャーペンで描いていたが、線もカラーにしたらカワイイんじゃな〜い？　ということで近年はカラーにしている。発色が良くて紙にもよく定着する。これもくろちろこさんの持ち物を使わせてもらっている。くろちろこさん、ありがとう。

紙

水彩紙。F4サイズはA4サイズより一回り大きくて、使い勝手がいいのでこのサイズばかり使っている。私は水を吸って滲む紙よりも水を弾く紙の方が好みなので、全部そういう感じの紙質である。発色はどれも鮮やか。

ラングトン：紙の表面が強くて、消しゴムなどで多少こすっても紙が毛羽立たない。厚みがあるせいか、水をたくさん使ってもあまり波打たないところも好き。10年くらい愛用している。

ストラスモア：最近描いたワンちゃん似顔絵はこの紙を使用した。ラングトンに比べると少し毛羽立ちやすかった。画材屋さんのセールで安くなっていたところを購入。

アヴァロン：四隅が糊付けされているブロックタイプで、水張りしなくても紙が波打ちにくいらしい。でもあまり使いこなせていなくて、恩恵を感じられていない。

水入れ

これもくろちろこさんの。私はずっとプラスチック製マグカップを2つ並べて水入れとして使っていたが、これはコンパクトに収納できて、良き〜。水が３箇所に入れられるのも助かる。くろちろこさん、ありがとう。

マスキング道具

あると楽しいマスキング。ちょっといい筆を買ったのと同じタイミングで買った。マスキングを剥がす瞬間が楽しすぎる。たまにしか使わないけど……

水張り道具

パネル：A4サイズ。F4の紙を貼るのにちょうどいいかなと思ってこのサイズにした。
水張りテープ：幅がちょうどよかったからこれにしたのかも。
刷毛：くろちろこさんが持っていたもの。

水張りの道具は筆やマスキングインクと同じタイミングで買ってみたが、なかなかうまくいかなくて紙がたわんでしまう。ｷｰｯとなるので今はあまり使っていない。

でも水張りして描いた絵を見返すとやっぱりちゃんと紙にたわみがなくて綺麗だった。紙が薄ければもっとやりやすいのかなあ……練習あるのみなんだけどねえ……なかなかねえ……。

道具の紹介は以上。

まとめ

画材までシェアできるのもルームシェアの利点だ。くろちろこさんも、画材を使う機会がなくてもったいなかったから良かったと言っていた。
ありがたや、ありがたや……

最後に、透明水彩を使って描いた絵をいくつか載せておく。

おわり。