ドリフェス!と私

ドリフェス!の新たなコラボ企画が発表されて、ドリフェス!が生きていることが嬉しくなったので久々にnoteを書きにきた。
書きあげてみればドリフェス!:私=1:9くらいになったが、お暇な時にでも読んでもらえたら嬉しい。

ドリフェス!をご存知ない方へ

ドリフェス!とは?
5次元アイドル応援プロジェクトである。2次元のアイドル7人と、それを演じる俳優7人、合わせて14人のアイドル活動を応援するコンテンツだ。
アニメ、アプリゲーム、アーケードゲーム、コミカライズ、現実世界でのライブなどなど、2次元+3次元で展開されていた。
2018年3月5日にプロジェクト休止が発表され、同年5月にアプリがサービス終了。同年10月20,21日の武道館ライブをもってプロジェクトは一区切りを迎えた。

イケメンが14人いるが、恋愛ゲームではない。コンテンツ内に「私」は存在せず、一ファンとして応援するだけだ。

男女の恋愛ものが昔からなんとなく苦手で、でもイケメンキャラは好きという私にとって、ドリフェス!というコンテンツは発明であり、後から思えば救いでもあった。イケメンがこっちを見ないという安心感。頑張る姿をただ見させてくれて、応援だけさせてくれる安心感。「こういうのが欲しかったんだな私は」という感じだった。

ドリフェス!との出会いと私の夢

ドリフェス!に出会い、アニメを見て「おもしろ!!」となったのは2016年12月。会社勤めをしていた時だ。その頃は安定と現状維持こそが至高、普通の暮らしを守ることがヨシと思っていた。というか、それで精一杯だった。
それが、ドリフェス!に出会って、2次元の7人をアニメやゲームで見たり、3次元の7人を配信番組やラジオやライブで見たりしていくうちに、私はじわじわと活力を得ていった。

俳優として人生を送ろうとしていたキャストの7人が、ドリフェス!をきっかけに、元々するつもりではなかったであろうアニメ声優や歌やダンスやトークに挑み、パフォーマンスがどんどん向上していく姿は、リアルタイムで追っていると毎回毎回ものすごい感動を与えてくるものだった。

私は子供の頃から絵や漫画を描くのが好きで、そういった仕事をするのが夢だった。しかしその方面では就活がうまく進められず、結局「まずは働いて自分のお金で生活できるようにならなければ」と思い、絵とは無縁のメーカーに入社して働きはじめた。会社員として働きつつ、絵を描いて投稿などもしていた。いろいろな編集さんに会っては絵を見てもらって、反応が芳しくなくて、これで食べていくのは無理なんだなと諦め、趣味で絵を描いていれば満足と思うようになっていた。

でも、である。

ドリフェス!コンテンツを追っていたら、なんだかむくむくと、自分の夢が息を吹き返しはじめたのである。

ちょうど、会社での仕事も忙しくなり、楽しくも苦しくもある時期だった。ホワイト企業であったので周囲はあまり残業していない中、なんだかいろいろとこだわってしまっていたせいで私は残業が多い方だった。疲弊していた。ちょうどぽんちゃんという天才天使ポメラニアンも家に来た頃だ。夜遅くに家に帰り、ぽんちゃんはくろちろこさんに懐いていて、私は疲れてぽんちゃんと遊ぶ気力もなくツイッターを見る日々。ますますくろちろこさんに懐くぽんちゃん。これでいいのかと思った。

会社で担当していた長期のプロジェクトが3つくらい同時期に終わって、私は燃え尽きてしまった。その頃に、私からしてみれば理不尽な理由で先輩に叱責され、キレて本気出して今後の人生について考えた。このままこの会社で定年まで働くのか。残業代はちゃんと出るホワイト企業だが、どれだけ働いてもお給料は大して増えていかないだろう。役職に就ける気もしなければ、その職務をきちんと果たせる気もしない。

何より、私は絵を描きたかったではないか。

でもそんな不安定な暮らしになる試み、私にはできない。なにも決められずに悩んでいたところ、友人がバーに連れていってくれた。バーでママさんに相談した。ママさんは「そっか〜。でもこのまま行ったら、40歳になっても50歳になってもずっと『本当は絵を描きたかった』って後悔するよ」と言った。
死ぬ時に「本当は絵を描きたかったよぉ…」と悔し泣きしている自分を想像して、私は退職を決めた。

そして今

不安定は不安定だが、やりたいことをやって、睡眠時間も延びて、ぽんちゃんとも存分に遊べて、働いたら働いただけ報酬を得ることができるようになった。ドリフェス!に出会う前の自分に言ってもきっと信じられないだろう。今後この生活が立ちいかなくなったとしても、「やってみたけどダメだったよね〜」と気持ちよく死ねる気がしている。

ドリフェス!は、当のドリフェス!も自覚がないかもしれないけれど、我々ファンに勇気と活力を与えてくれたコンテンツなのである。私と同じように、ドリフェス!きっかけで転職した人もけっこういるらしい。ちなみにドリフェス!キャストの1人である戸谷公人さんも、声優業という新しい夢を見つけて事務所を移籍している。すごくないですか?

ドリフェス!は私の人生を変えてくれて、生きているという実感を与えてくれた恩人なのである。だから、息を吹き返してくれて本当に嬉しい。新しいグッズが出ることが嬉しい。おめでとう、ありがとうドリフェス!。
ドリフェス!関連のお仕事があったらぜひやらせてください。現金か。


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