これから学び直したいことを話し合ったとき、ひらめいた。

音楽講座をやってみない?
おお、やろう、やろう!

早速、聴覚支援学校の音楽の先生に依頼。先生にとっても、大人のろう者対象の音楽講座は初めての試み。
イメージを擦り合わせ、思いつきが具体化していく過程をドキドキしながら楽しんだ。

当日は幅広い年代の方が集まり、音楽の基本的なことを手話で学んだ。
最後に、音楽の残念な経験や楽しかった経験、これからやってみたいことなどを語り合った。
それぞれが音楽に対して抱く思いを強く感じ、ぜひ次の企画に繋げたいと考えた。

次は楽器の演奏をしてみたいという話になったが、楽器の準備はどうしたらよいのか。
楽器を借りてくるのではなく、楽器がある場所へ行けばよいのではないか。

それで、音楽スタジオを運営している友人に相談することになった。
このきこえる友人とは、筆談や音声文字変換でやり取りをしている。
一対一なら意思疎通できるが、大勢のろう者で訪問した場合、どんなふうにできるのだろうか。

スタッフで音楽スタジオを訪問して、話し合ってみようということになった。(後編に続く)

(音楽講座の記事:
https://sites.google.com/view/deaf-map/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/2023-6-27%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%85%A5%E9%96%80?authuser=0)