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4/21 稽古場日誌 (奥泉)

すべての皆様、お疲れ様です。
奥泉です。
今回の稽古場日誌を担当いたします!


本日は歌&ダンス練習でした!
他の方も日誌で言っていたのですが、曲が象徴的というか示唆的というか、シンプルではあるのですが、パワーを感じます。

とある歌詞から色々思ったりなどしたので、稽古場日誌ではあるのですが、作品の内容にも少し触れてみます!

脚本の中島らもさん


療養のために離れ島に行く。そこの医師から共同生活におけるルールを課される。10歳の「こども」であれ、と。それ以外は概ね自由で良いのだと。

これ、なかなかなルールですよね。もちろんあくまで内面の話であって、「こども」としてのクオリティを求められるわけではないのですが、それでもパっと感覚から切り替えるのは難しいはずです。

だからときどき「こどもって何?」となるわけですね。それと同時に、相対化された「大人」とは、自分の現在の位置とは、色々分からなくなって、その先に新しい気付きがあったりするのかな、などと。

演じるということはステレオタイプを形にするということでもあるのだと、常々思っておりまして、その偏見を、共感できる(≒否定しきれない)ものにすることなのだと。

今作では「こども」を演じる「誰か」を演じることになるわけで、まぁ〜てんこてこまいでございまして。できるだけ鋭敏に、純粋にありたいです。

そんな、歌詞から色々思ったことでありました!!


さて、稽古場の話ですが、まずね、みんないい人です。悪い人なのだとしたら、その側面を見せてもらえるくらい仲良くなりたいです。偏見ですが、紗和子さんはたぶん悪い人です。献心さんは嘘以外の言葉を吐きません。どっちもクリニック側の役回りですね。闇の深い施設であります。


あの手この手でこちらの息の根を止めにかかるような芝居の合間にボケのようなツッコミを差し込んでくる高木さんと、それに呼応してツッコミのようなボケを貫いてくるムトさんが稽古場の空気を作ってます。そして飄々とずっとふざけてる猿人さんをあしらう青沼さんを見て、参加したことのない劇想からまわりえっちゃんの稽古場に思いを馳せております。


麻美さんは、鬼かわいいです。絡むシーン多いので嬉しいです。希代子さんは、ずっと真摯な姿勢で我々に向き合ってくださって、たいへんなことも色々あるとは思うのですが、よい稽古場作りをちゃんと考えてくださってるのが伝わってきます。ミミという役もかなり相性抜群で、逆に他キャストで想像つきません。


とにかく楽しいです。
今はまだ手探りな段階ですが、1回ごとの稽古に実りがある実家がして、これはいいものになるぞぉ〜という予感むんむんです。

稽古場にずっと居てくださるサポートスタッフの方々にも、本当にお世話になっております。まだあまり話せていないのですが、絶対に仲良くなりたいです。時吉海希もいます。最高です。


そんな感じですね、こう、日々真剣に取り組んでいるわけですが、最初のnoteでも記した通り、やっぱり脚本が重厚でして、きっと楽しんでいただけるものになるはずです。

小屋入りまで残り3週間!
いっぱいがんばります!!

以上、稽古場日誌でございました!!


《チケット発売中》

あるいはエナメルの目をもつ乙女
プロデュース第2幕
『こどもの一生』
作:中島らも
  ✖️
脚色・演出:青沼リョウスケ(劇想からまわりえっちゃん)


製薬会社社長とその秘書は、瀬戸内海のとある孤島にある医学クリニックを訪れる。そこで行われている精神療法を受ける患者たちはストレスを取り除くため10歳の「こども」に返り、共同生活をすることになるが…
エナメルプロデュース第2幕は石澤希代子選りすぐりの名優達と鬼才・青沼リョウスケを演出に迎え、幾度も再演され愛された傑作ホラー戯曲に挑む。
小劇場界に蘇る懐かしきスリル!ショック!
あなたは「大人」でいられますか?


Cast
中村猿人(劇想からまわりえっちゃん)
高木健
石澤希代子(あるいはエナメルの目をもつ乙女)
鈴木麻美(にわか劇団けだものの界隈)
奥泉(あんよはじょうず。)
川上献心(劇団風情)
助川紗和子(知らない星)
ムトコウヨウ(劇想からまわりえっちゃん)

Staff
舞台監督:小川陽子
美術:いとうすずらん
照明:松田桂一
音楽:坂本弦
音響:谷井貞仁(Collage Sound)
振付:青沼リョウスケ(劇想からまわりえっちゃん)
衣装:荒川智都
小道具:定塚由里香
演出助手:金子賢太朗(演人の夜)
稽古場代役:時吉海希(ターリーズ)
サポートスタッフ:西島朱里、八角ちゃん、竹田梓乃、倉貫翔太
宣伝美術:藤尾勘太郎
宣伝撮影/舞台写真:保坂萌
宣伝衣装:石澤希代子(あるいはエナメルの目をもつ乙女)
PV撮影/作成:つかてつお
映像収録/配信:まがたまCinema
制作:吉田千尋(LUCKUP)
企画/製作:石澤希代子(あるいはエナメルの目をもつ乙女)
協力:株式会社中島らも事務所、あんよはじょうず。、VOLINCY ACT、演人の夜、CAFE&BAR Days、株式会社Claudia、株式会社DAYS、株式会社マイターン・エンターテイメント、Collage Sound、劇想からまわりえっちゃん、劇団風情、知らない星、宗明建設、ターリーズ、にわか劇団けだものの界隈、まがたまCinema、LUCKUP (順不同)

Time Schedule
2024年5/15 Wed〜19 Sun
5/15(水)19:00(前)
16(木)14:00(前)/19:00(前)
17(金) 14:00(前)/19:00(後)
18(土) 14:00(後)※/19:00(後)
19(日) 12:00(後)/16:30(後)
※託児サービスがあります。(要予約)
イベント託児・マザーズ0120-788-222
0才・1才2,100円
2才以上1,050円
受付開始は開演の45分前、入場開始は開演の30分前です。

Ticket
★事前精算/予約順良席確保・税込
●特典付きチケット6,000円
扱い別役者の限定ブロマイド(直筆サイン入り)&額入りフライヤー(出演者8名の直筆サイン入り)
●前半一般 4,000円
●後半一般 4,500円
・予約期限…5月11日(土)23:59迄
・決済方法…銀行振込

★当日精算/座席指定不可・税込
●前半一般 4,000円
●後半一般 4,500円
【割引(当日精算のみ)】
◾️障がい者割引3,800円(数量限定/要手帳提示)
◾️U-25 3,000円(数量限定/要身分証提示)
◾️U-18 1,000円(数量限定/要身分証提示)
◾️リピーター割引[500円キャッシュバック](要半券提示)
・予約期限…各回開演3時間前
・決済方法…現金・クレジットカード・電子マネー・PayPay
※複数の割引は併用不可

劇場チケット詳細
▶︎https://enamel.amebaownd.com/pages/7567072/static

予約フォーム
▶︎https://ticket.corich.jp/apply/287690/ (団体)



●映像配信 3,000円
※5月22日(水)19:00〜視聴可能/税込
・購入期限…6月30日(日)21:59
・購入後初回ログインから30日間視聴可
・決済方法…クレジットカード決済・セブンイレブン決済

配信チケット︎▶︎
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=77257&

Access
王子小劇場
〒114-0002東京都北区王子1-14-4地下1F
TEL・FAX:03-3911-8259

ロビー直通番号:03-3911-8142(公演期間中のみ)
JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩5分

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あるいはエナメルの目をもつ乙女プロデュースとは?
役者の石澤希代子が立ち上げたプロデュースユニット。石澤の好きな戯曲をゲスト演出家に演出してもらい、自身も出演する。2023年夏にプロデュース第1幕「フローズン・ビーチ」をWキャストで上演した。

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