見出し画像

「初めて」を一緒に味わえる #277

1.心が洗われる最高の仕事

 今年は3年生を担任しています。3年生って、初めてのことがたくさんあるんです。学校生活にも慣れてできることが増え始めてきたとき、なにやら楽しそうな新登場のものと出会うのです。社会、理科、総合、習字、コンパス、地図帳などなど、他にもたくさんあります。そして、「まだ」素直で、一生懸命に頑張るまっすぐなパワーがとにかく尊い!そんな子どもたちと毎日過ごしていると、心が洗われていくんです。こんな私でも優しくなれます。子どもたちに教える仕事ですが、子どもたちから教わることの方が多いです。この仕事をしていると、人間として成長できる。そう思っています。

2.「初めて」を一緒に体験できる

  今日、社会の学習で、屋上に行きました。屋上から学校のまわりに何が見えるか見てみようという学習です。屋上に行っただけで、目がキラキラする3年生。地図帳を使って、地名探しクイズをしたら、一生懸命取り組む子どもたち。明日は初めての理科があります。時間割に理科を見つけて、楽しみだなーという子どもたち。
 この年になると、初めてのことが減ります。3年生の毎日は初めてのことが多いので、感動の疑似体験ができます。これは嬉しいのと同時に責任重大だと思っています。新しい概念や用語にも出会います。そういったことは、しっかりとていねいに教えないといけないと思っています。

3.「初めて」に抵抗感がある子

 初めてのことを喜ぶ人ばかりではありません。
今のクラスには、特に「スピーチ」など皆の前で話すことに抵抗感がある子が複数います。初めから絶対やらなきゃだめ!と強制するのは、よくないと思っています。できないなら、できないなりにやるか、なんならパスでもいい。1年かけて次第にできるようになればいいと思っています。
 3月の懇談会で、こんなことを言う保護者がいました。

「最初はスピーチが不安すぎて、エンチャント先生もうやめてよー!と思っていたけど、次第に親のサポートなしに言えるようになって、成長させてもらえたなって、今では感じています。」

 こんなこと言ってもらった日には、もう空も飛べそうですね。最高かよ!
今年度も、言わせます。

 以上、エンチャントでした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?