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実はちゃんと理由がある!【ESのコツ!!】

みなさんこんにちは!エンカレッジ早稲田支部のハリーです!

私はこれまで理系コラムという名前で、たくさんの理系学生の就活エピソードを深掘りしてきました。(詳しくは当アカウントの他のコラムを見てね。)

少しは皆さんのこれからの就活イメージを、醸成しやすくできたでしょうか?

そして。今回は……。


就活に関するエピソードだけをしてても、就活に興味を持ってくれる人って増えないのかなと思ったので………。シンプルに!就活のコツをたくさん伝授していきたいと思ってます!!

こういうのってあまり、就活の本質ではないような気がしているのですが、これを機に少しでも就活に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいなと思ってます!!(みんな就活始めてみてね……!)

それではスタート!!

【ESのコツとは?そしてその理由に迫る!】

今日は就活のコツの中でも、第一関門であるESについて説明したいと思ってます。そして、大事なことはぶっちゃけ2点だけです。それは…。

①書く内容 ②文章構成です!

まずは書く内容について。これって、だいたい皆さん学生時代に頑張ったことだと思うのですが、皆さんはご自身の人生を振り返ったときにどの話を思い浮かべますか?自分が大学生活を送った中で、一番インパクトが大きい話を無意識に探してはいませんか?

実はそうじゃないんです…。(これが割と罠…。)

書く内容は、インパクトが大きい話ではなく、自身の人間性がしっかりと反映される話にしてください!!(その上でインパクトが大きいならなおよし!)

そしてこれにはちゃんと理由があって、、、。

実は日本の新卒採用は、採用方法がかなり特殊です。まずは、日本の中途採用の話からさせてください。中途採用では一般的に、ジョブ型の採用というやり方を行います。これはどういうことかというと、『今の会社にとって不足している役割の人物を採用するやり方』のことを指します。

たとえば。開発部隊が足りないのでエンジニアを採用する、顧客の新規開拓をしたいので営業を採用する、といった具合です。

しかし新卒はどうでしょう?エンジニア能力もまだなければ、営業もしたことない人がほとんどです。だからジョブ型の採用ができないんですよね。

そこで新卒採用では、ジョブ型の採用ではなく、ポテンシャル採用というやり方を行います。これってつまり、どういうことかといいますと、、。学生のスキルは就活時点では未知数なので、スキルではなく組織とのカルチャーフィットを見るのです。

たとえば、人当たりがいい人、人のために動く人、1人で勝手に動ける人、など採用像は企業によって様々です。

イメージがわかない人は今すぐいろんな企業の方に会いにいってみてください!企業ごとには、それぞれしっかりと社風があります。(明るい会社!真面目な会社!とか)

なので新卒市場では、企業は会社がそれぞれ掲げている採用像にフィットした人材を探しているのです。

だいぶ話が逸れてしまいましたが、ESの話に戻りますと、書く内容はインパクトの大きい話につられないでください!!自分の人柄がしっかりと伝わる話をしましょう。

そしてここでまた、話が逸れてしまうのですが……笑 (少しだけです、すいません…!) 皆が口うるさくやれと言う、あの就活ツールの由縁もわかります。みなさんもよくご存知の、自身の人柄を知るためのあのツール…。

そうです。自己分析のことです。

実はESや就活と自己分析は密接に繋がっていて、自分の人柄を今一度理解することで、企業が欲しい人材像とのマッチを判断することができるのです。

自分って本当にこの組織と合うんだっけ?自分のやりたいことってこの会社と合ってるんだっけ?そんなことを見つめ直し、企業選びが正しくできているか考えてみてください。

しかし、人柄って意外と自分でわからないものです…。じゃあどうしたらわかるのかというと、僕はそれは、『人と相対的に比べて初めてわかるもの』だと思っています。自分が当たり前と思っている価値観って、意外とみんなにとっては当たり前ではありません。なのでOB訪問など、積極的にしてみて下さい。自分の価値観が見えてきますよ。

なのでここまでの話を一回まとめると、組織の人材像と自分がマッチしているか考えるために、しっかりと自分の人柄が反映したESを書く。そしてそのためにまずは、自己分析を行いましょう。笑

そして…!!もしあなたの書く内容が定まったなら、次に大事なのは文章構成です。これを意識してほしい理由は至ってシンプルで、どんなに人間性がよくても、文章が下手だったら伝わらないからです。

これは僕の主観ですが、だいたいうまくいくESは下記の順番で書かれています。

結論→背景→動機→施策(行動)→結果→知見(学び)

それでは一つ一つ説明していきますね。

まずは結論を最初に持ってきます。結論ファーストという言葉をよく聞きますよね。そのままそれが理由です。

それではそもそもですが、なぜ、結論ファーストが大事かって皆さんちゃんと知っていますか?

実はこれは、日本語の構成を紐解くことで理由がわかります。日本語というのはかなり独特な言語形態をしていて、最後に結論が出てくる文章構成をしています。たとえば英語の文章を想像してみてください。理由って結論の後からきますよね。

実は結論が最後に来る文章では、聞き手(または読み手)は、話の筋が最後までわからず退屈に感じてしまいます。なのでESではそのことを避けるために、みなさんには結論ファーストを意識して欲しいです。

次に来るのが背景・動機です。これが必要な理由としては、そもそもあなたが何をしている人間なのかということ(前提条件のすり合わせ)と、それを行う中で何に課題を感じたかを明確にして欲しいからです。この動機の部分で、普段の生活をする中で何を感じるタイプなのか(つまり人間性)が、読み手に伝わります。

そして施策(行動)です。ここでは、感じたことに対して何をしたかを述べて下さい。このことにより、普段直面する出来事に対して、どのように対処するか(これも人間性)が伝わります。

これらから、結局文章構成も、人間性を表すための手段だということがわかりますね。笑

そして最後に、結果・知見(学び)です。結果はその行動により得た成果のことで、知見は『背景→動機→施策→結果』の一連の流れを通して得た、学びについて書きます。最後にこれがなぜ必要かという話を少しして終わりましょう。

社会人になると皆さんは、一つの職種に対して、何度もPDCAを回すことで成長します。

たとえばあなたが営業をするとして、何も考えずに毎日営業をしていても成績は伸びません。そこで何をするかというと、失敗に対して仮説を立て次の行動に移すのです。このことを繰り返す中で、あなたの行動のうちの一つがたまたま当たり、成果として出ます。しかしここで成果が出たことに満足してしまい、なぜうまくいったのかに対しての学びを得られない人は大成しません。大事なのは成功に再現性を持たせることです。

次に同じような課題に直面した際には、前の経験から学びをしっかり得て、行動に反映させられる人物(いわゆるPDCAサイクルを回せる人)であることが社会人として重要なのです。

つまり。企業に対して、自分が得た成果に対してどういった学びを得て、しっかりと次に活かせる人間であるということを示すために、知見を書く必要があるのです。

それでは最後にまとめますと、ESの文章構成では『結論→背景→動機→施策→結果→知見』の順に書いてください。そして、それらにはしっかりと理由があるということ、頭に入れておいてください。

かなり長々となってしまいましたが、本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

実はもっと沢山言いたいことがあるのですが、今日はこれまで…!!笑

エンカレのイベントに来たらもっといろんな話を聞けるので、是非参加してみてくださいね。

そして、少しは就活に興味を持っていただけたでしょうか?興味を持ってくれた方が1人でも増えたら嬉しいです。

もし本コラムが好評だったら、GD(グループディスカッション)・自己分析・OB訪問などについても、意識するとよいことなどをお話ししたいと思ってます!(沢山いいねしてね…!笑)

それでは、引き続きよろしくお願いします!!

エンカレッジ早稲田支部では、2020卒早大生の就活支援をしております! 就職活動全般の相談や、キャリア面談と言ったサービスに興味のある方はコメントで教えてください! テーマのリクエストも随時受け付けておりますので、何かありましたら同様にコメントお願いいたします✨