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綺麗事の交換〜クリスマスセクゾドームの感想など〜

行ってまいりましたSexyDOMEクリスマス特別編。

今回も最高で楽しくて、素敵なクリスマスをありがとうございます!


あれもこれも名シーンで見ながら脳内でいろんな感情がぐるぐるしていました。
この組合で東京ドームに入るのははじめてで、映像でよく見ていた東京ドームが目の前に広がっていて。嵐の円盤とか、結構こすってたので見覚えだけはあったんですけど、実際に入ると感動しますね。
ライブはそれ自体が楽しみなのはもちろん、いろんな会場に入ってそれぞれの違いを楽しんだりするのも結構好きなんです。

印象的だったのは、やっぱり聡ちゃんのソロ曲、Turbulence。福岡ではペンラ指定なしverと白色verを見て、今回はじめて完全なペンラオフverでした。
こんなに沢山の人がいるのに、ペンライトの光がつけられていない状態で行われたパフォーマンスは、どんなものをも圧倒する様なパワーがあって、すごくかっこよかったです。がちで。まじでこの曲好き。
今回は会場全体を見渡せる席だったんですけど、照明もすごくて。スポットを当てていたお姉さん達もすごすぎたし、いろんな形の照明(?)が使われてて改めてすごいライブだなと感じました。Turbulenceに関しては、渦みたいな模様がドームの天井に照らされていて、まさに乱流でした。まじですごい。めちゃくちゃ良かった。Turbulenceかっこよすぎ。

そして、Turbulenceが終わったあと、少しずつペンライトの光がつけられていく光景。これがもう本当に最高です。
ペンライトを夜空の星みたいと言ってくれるアイドルが多くいるけど、このときはまさにそうでした。暗闇にポツポツと明かりがついていって、少しずついつものライブの姿が取り戻される。とてもきれいで、本当に星でした。ペンラの構造上、最初に白になることが多いので、なおさら星に見えました。本当に綺麗で、そんな景色が見れてよかったです。

さて、このブログのタイトルについて、書いていきます。

最後の本日の挨拶にて、みんなが完璧で究極のアイドルなのかもしれない、と中島健人さんが言っていました。
みんなはSexy Zoneがいるから辛いことを忘れられるのかもしれない。そして中島さんの日々の辛いことを、SexyLoversが忘れさせてくれる、と。
みんなのほうが、究極のアイドルなのかも、だなんて。それをスーパーアイドル中島健人が言ったんです。

このマイク持ってみる?
この衣装着てみる?
ここで一緒に歌ってみる?

そんなこと言われたのははじめてで、衝撃的で、すごく、印象的でした。
この世の輝かしさ、眩しさを凝縮したような、特別でスーパーでウルトラキュートでかっこいいアイドル中島健人さんが、ファンにこんな言葉をかけてくれたんですよ。すごすぎる。

中島さんからこんな事言われたら、あの場にいたセクラバみんなアイドルになっちゃうよ?いいの?信じるからね?


というのはさておき、アイドルとファンは支え合っている、を世界一ロマンチックに言い換えた言葉が、この中島さんの挨拶なんじゃないでしょうか。
アイドル中島健人が、セクラバを完璧なアイドルだと例える。支え合っていることを、こんなにもきれいに、美しく、輝かしく、希望で包めるのは、彼が中島健人というアイドルを見せ続けてくれたからで、彼が言うからその言葉は愛しさに包まれる気がする。

アイドルとファンは支え立っている。
言い換えると、人と人は支え合っている。
誰かは、誰かのために生きている。



誰かのために生きるなんていうしょうもない言葉、全然好きじゃなかった。むしろ結構嫌いだった。誰だって結局は利己的で、他の人のために生きることなんてできない。行動のベースは全部自分で、自分がやりたいからやっているだけ。そこに他者への思いやりを無理矢理見出そうとするのなんて、深読みにもほどがある。

そんなふうに思っていました。

でも、ここ数年。
アイドルを好きになって、いろんなアイドルの言葉を聞いて、アイドルを推すようになって。
自分みたいな普通の人が、好きな人が頑張る理由になれるのなら、そんなに嬉しいことはない。そう思えるようになっていました。
自分のツイートが、万が一にも推しの目に止まって、あなたを応援している人がいるよと届けられるなら、それだけでいい。あなたのステージを照らすペンライトになって、あなたの夢を叶えることができれば、十分に幸せだと。そんな風に思えるようになっていたんです。

この行動のベースには、もちろん利己心もあるかもしれない。でも、それを上回るような、誰かのために、推しのために、あなたのためになりたいという気持ちもある。


誰かのためになにかしたいなんて、単なる綺麗事だと思っていた。

でも、ちがった。

アイドルと出会って、綺麗事をもう一度信じられるようになった。

見返りのない、純粋な愛を持てるようになった。
自分とは全く関係のない人の幸せを願えるようになった。
誰かの支えになりたいと、なんの疑いもなう思えるようになった。

これまでは、アイドルからもらったものは?と聞かれると、楽しい毎日と待ち遠しい明日、とばかり答えていました。
でも、全然それだけじゃ足りない。もっともっと多くのものをもらっていたんです。

それは、綺麗事に包まれた世界。

綺麗事だと一笑されるような感情も、それを信じて愛して認めてくれるアイドルがいる。

そして、私にはアイドルの考えていることを理解することはほとんどできないけど、ファンと同じように、自分がやりたいことやったことをたくさん愛して称賛して広めてくれるファンがいる、そう思ってくれたらいいな。

支え合うこと、信じ合うこと。

アイドルとファンは、その特殊な関係性の中で愛を育んできました。
まぼろしのような、脆いつながりだからこそ、そこには信じたいと思える世界が広がる。偽物でしかないつながりかもしれないけど、だからこそ、現実的な考えは不要になり、理想的な関係性が出来上がる。

小説の中でしか見かけないような綺麗事も、アイドルとファンは交換し合うことができる。

脆いからこそ、美しく、綺麗になる。


ああ、だから私は、アイドルが好きなんだ。

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