下北沢エンデ🇩🇪

思ってもないことを書きすぎました。臥薪嘗胆なんてクソくらえ!

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マガジン

  • 生きてる

    まいにち、生きてる

  • 未成熟なわたし

    わたしの中の幼くてかわいい部分をまとめます。かわいさが国家機密レベルなので有料です。 通常の記事よりもさらにプライベートな内容がメインなので買って読んだところでなにか利益があるわけではありませんが、課金してまで私を知ろうと思って下さったそのお気持ちが私を少しずつ強くします。 (2020年1月17日) もうあまり誰にも買われたくないので大幅に値上げをしました。

  • とりとめのない感想文

    本が中心になるとは思います。

  • ドイツのせいかつ

    トラブルばっかりだけどだいたいなんとかなってる日々の記録です

最近の記事

  • 固定された記事

さよならポニーテール、また会う日まで

この旅に出るにあたって、私は髪を切った。 正しくは切ってもらった、なんだけど。 ここ数年は持ち前のめんどくさい精神のせいで、美容室から足が遠のいていた。 染めたりパーマをかけたりなんてせず、地毛のまま前髪もすべて伸ばしていた。 メンテナンスカットも半年に一度のズボラぶり。 というわけでなかなか長く、もう少しで腰につくんじゃないかな、というところまで伸びていた。 そんな伸ばし放題(でも綺麗だったという自慢)の髪だが、切ろうかなと考え始めたのが5月のこと。 それでも、せっか

    • なんか書いたほうがいい

      定期的に文章を書いていた頃は、脳みそがしっかり片付いていた。必要な言葉がどこに収納されているかわかったし、それらをどの順番で並べれば自分の考えていることをトレースできるかもよくわかった。つまり話すのがうまかった。今よりは。 今は脳がぐちゃぐちゃで、どこになにがあるかわからない。引き出しを開けてもラベルと中に入ってる単語が合わなかったり、そもそも空だったりする。ドイツ語が出てきてしまったりもしょっちゅう。そこでパニックが起こり、単語をうまく並べられず、支離滅裂な文章を作り出す。

      • 男という生き物が全員許せない

        うるせえ男なんて大嫌いだ。という気持ちで恋人からの連絡を無視している。あれもこれもすべて生理前のあれ、PMDDとかいう恐ろしいあいつのせいで感情が増幅しているせいなのかもしれないが、とにかくムカつく。最近ネットでペドフェリアのニュースを見たせいか、自分の遭ってきた性被害について思い出してしまった。繰り返し、何度も何度も。マジでふざけんな。あいつら全員許せない。男という生き物、全員ペニス切り落としてやる。ハスキーに噛まれて血だらけになってしまえ。ついでにお前らの大事な家族なんか

        • どーかついでがあったら

          うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやてください。 10年ぶりに読んだ。 めちゃくちゃ悲しいことはわかっていたのだけれど、喉元過ぎれば熱さを忘れる選手権在独邦人トップ独走のエンデは「うわ~なつかし~これいい本ですよね~」と同僚から借りて読んでしまった。 結果として「うえ~~悲しすぎる…うっうっ」となっているので、親に会う際などは忘れた熱さをしっかり呼び覚まし今度こそ火傷しないよう警戒したいと思う。 なにが悲しいってもうそりゃ全部なのだけれど、白痴に戻りつつあるチ

        • 固定された記事

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        記事

          Selbstbestimmungsgesetz/ドイツ自己決定法について

          ドイツでは、ジェンダーを年1で変更できるようになった。(詳細はめんどくさいから書かないけど、健康で指名手配犯とかじゃなくて18歳以上なら3ヶ月待てばだいたい誰でも自分の性を自己の性自認に基づいて変更できるって感じ。手術も医師の診断書もいらないし、変更後の性が嫌になったら1年後にまた同じプロセスを経て元の性に戻すことができる) いや、ジェンダーを変更ってなんだよ。。 とはいえ、まあ別にジェンダーなんてなんでもいいのだ。 私が男だと思っていたって、テストステロン大爆発な上司が実

          Selbstbestimmungsgesetz/ドイツ自己決定法について

          秋の夜長は考え事が捗って困る

          ここ一月ほど、編み物をしている。ドイツに来たすぐの冬以来なので、およそ5年ぶりである。 編み物に関する諸々、かなり色々、というかすべてを忘れていて、毛糸屋のおばちゃんに相談しながら毛玉と編み針を買った。 カラフルなカボチャ玉と絞られたチーズ型のアルパカ、気に入ったものを二種類とも購入したら50ユーロを越えた。富豪の趣味じゃん。 YouTubeで最初のぐるぐるのやり方を調べ、裏編み表編みを交互に繰り返し、気がついたら1玉終わっていたので新たに1玉買い足した。マフラーの幅を広く

          秋の夜長は考え事が捗って困る

          ベターハーフなんて言いたくなる年齢なのかもね、30歳って

          わたしは今がすごく幸せなのだけれど、生理前で感情が爆発して昔とても大切に思っていた人に電話でそのことを伝えたくなってしまい、しかしXでイスラエルの諸々について読むうちに少し落ち着いたので、言いたかったことをここに書き連ねるに留めるとする。 わたしは当時まだ20代前半で、自分の存在価値や将来像などに四六時中頭を悩ますほどエネルギーに満ち溢れていた。精神がまだスライムだったのだ。ガラスのように脆くて壊れやすい、のではなく、ちょうど幼児の頭蓋骨のように押したら凹むような、どんなに

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          ベターハーフなんて言いたくなる年齢なのかもね、30歳って

          きっとどこかで

          Xで見たSuumoの寄稿文。 1人暮らしをした街での思い出だとか、どうとか。 下までスクロールすると、書き手は私よりも少し若かった。 嫉妬した。 わたしだって、何かを書いて、それを読んでもらって暮らしたかった。 今だってそう思っている。これからだって遅くない。そう思っている。 それでも私はなにも書いていない。そりゃSuumoから依頼がくるわけはない。 それなのに嫉妬する。 そして、いや私は”きちんと”純文学を書いてそれで評価されたいんだ、そんなちんけなネット記事を量産したいわ

          【創作】ダブルリミテッドとかアイデンティティとか、そんなんじゃないの

          「あっそうや!えっちゃん、これあげるわ」 渡されたのは四葉のクローバー。 「昨日の摘みたてやねんで」 確かにまだ青々としてる。ラミネート加工されたそれは、下に画用紙が敷いてあり、幼稚園児が短い指を懸命に伸ばして整えたような、不器用な丁寧さがこもっている。 「どう?ええやろ」 よくこんな園児の工作みたいなゴミを自信満々で人に渡せるな、と私は軽蔑する。なぜなら相手は私の伯母で、彼女は53歳だから。53の女が22の女に手作りラッキーアイテム(笑)をプレゼントするなんて。それも目を

          【創作】ダブルリミテッドとかアイデンティティとか、そんなんじゃないの

          結局そういうの平気だったんだ

          友達が親になった。 大学生のとき、一緒にひどいメンヘラをしていた子が親になった。 友達だと思えなくなった。 31にもなって何を言ってるんだという感じだが、親になる、子を持つ、産む、生み出す、という全てが受け入れられない。 いや受け入れられることもあるし、子どもはかわいい。 友達の子ども、副業先の子ども、道端で見かける子ども。 みんなかわいいけれど、それをできる人たちが、時々ひどく奇妙に思えてしまう。 なんでそんなことできるんだろう。 あんなに死にたがっていたあの子が別の命を

          結局そういうの平気だったんだ

          多様性に生きている

          ダイバーシティ最盛期。アメリカでは黒人やアジア人のモデルが”流行って”いるし、わたしの住む欧州では企業の重役における女性比率が重要視されている。仕事でこちらのニュースを毎日読むのだが、「巨大企業の監査役にまた男」というようなタイトルを目にすることは少なくない。つまり女性登用数が少ないと非難されるわけだ。アファーマティブアクション先進国(だよね?)のアメリカでは大学入学にあたり黒人が優遇される一方、白人もないがしろにはできず、その”調整”はアジア人でなされる。ある田舎のコミュニ

          多様性に生きている

          それからの人生のほうが長いと気がつくのに10年かかった(2)

          古参読者さまたちからは、なんで急にまたnote書き出したんだろう、しかもまたなんであの頃のことなんて散々書いたようなテーマで、とか思われそうですが(古参読者なんているのか、、?)、最近全然まともな文章を書いていなくて、まあ仕事ではニュースっぽい日本語を定期的に書いているのですが、とはいえこうなんというか、文語と口語と感情の折り混ざった何かを書き出す能力が瀕死状態だなって感じで、自分の感性が死んでいくのを看過できなくて、書きたいことが出てきた時に書けなくなってたらどうしよう〜と

          それからの人生のほうが長いと気がつくのに10年かかった(2)

          それからの人生のほうが長いと気がつくのに10年かかった(1)

          見栄っ張りなわたしは気づくのに10年かかったんじゃなくて思い出すのに10年かかったんだ、viele Sache durch gemachtのあいだにただ忘れてしまっていただけと言いたくなる。いずれにせよ15で社会との関わりを断絶してから25かそこらまで、そんな大切なことを忘れていた。あの頃のわたしはあそこでの人生が終わったというだけですべてこの世の終わりのように感じていて、その「前世」での業績が芳しくなかった故に地獄にでも落ちたかのように希望を見いだせず、希望を見いだすという

          それからの人生のほうが長いと気がつくのに10年かかった(1)

          予定全部めんどくさくなるあれ

          予定がめんどくさい。 先日、とある会で出会った人たちとワイワイガヤガヤお喋りして、意気投合したので今度飲みに行きましょう!みたいになって、いえーいってノリで予定を立てた。けどもう立ててるときからめんどくさくて、確認の連絡を3日ほど無視した。週明けにちゃんと承諾の返事をしたのでえらい。めんどくさくなったにしては褒められるレスポンス速度。 人生こんなことばっかりだ。楽しそーう!いえーい!と予定を立てるものの、だいたい全部めんどくさい。エンデの代表作といえる(いえる?)旅なんて、

          予定全部めんどくさくなるあれ

          ドイツでミレーナを入れた

          どうもこんばんは、お久しぶりです。 長らく文章を書いていないので、なんか色々と忘れました。リズムとかそういうの。句読点、、どこ?みたいな? と、出だしに書くことで誤字脱字など多少の粗には目をつぶってもらおうという作戦ですね。在外邦人なので感じとかほんとうに目にしないですし……忘れちゃうんですよ……(保険)。 まあタイトル通りにミレーナを入れてきたので備忘録も兼ねて諸々を書き留めておこうかなという次第。 ※実際入れたのはミレーナでなくその後発のカイリーナ(Kyleena)です

          ドイツでミレーナを入れた

          善良な一般市民

          昔は、何かを成し遂げないと死ねないと思っていた。 多くに人にとってそれはキャリアであったり子であったりするけれど、そんなの大したことねえな、画一的でレールに乗っていてつまんねえな、と見下しながら、後世に何かを残さないと、子は産まない代わりになにか名前を残すようなこと、作品とか何かを残さないと、死ぬに死にきれない、と考えていた。 それが難しければ少なくとも俺はすごいんだぞと示せるようななにか、結果とか富とか名声とか資格とか、わからないけど何かを成し遂げて名を残してからじゃな

          善良な一般市民