昨日はnote非公式オフ会(参加者2名)をしました。


お相手は「ひじきってちゃんとしてる」でお馴染みのおそばさん(本名：大旅そば)です。

私とおそばさんの出会いはひじきなのでもうただただ私の中でおそばさんは「ひじきの人」でした。


そんなおそばさんが年末年始で日本にご帰国されていて、なんと私のためにひじきを買ってきてくれたと言うじゃないですか！

あとおそばさんは最近フラフラしている私のわりかし近くにいるということも判明したので、なぜかohne(without)ひじきでお会いすることになりました。

いやただ単に突然だったからって話なんだけど。

私は好きなときにシャワーを浴びられて好きなときに食事をできる環境を手に入れてどっぷり浸っているので、普通に普通の真面目ぶって普通に働いてる真面目な普通の人が日中あんまり出歩けないってことを忘れてました。

ちゃんとした人だから謙遜もできる。
普通の人達が世の中をうまいこと普通に機能させてくれてるってことを忘れちゃいけませんね。

でも私にもちゃんとしたところはあります。


なんやかんやで昨日の夜20時すぎにお迎えにあがっていただき侍りいとおかし候やうやう白くなりゆかれ奉られました。
あざます。


いま私のいるところが想像以上に田舎だったみたいで心配されましたが私は元気です。

食べたらお腹は痛くなるしだいたいいつも眠いし歯磨きもめんどくさくいけどちゃんとしたベッドとちゃんとしたWiFiがあるのでちゃんと生きてます。


というわけでシートがあったかくなるちゃんとした車の運転席にはユータヌキさんのアイコンみたいに目の死んでるデブ、じゃなくて普通っぽい普通の感じの普通な人がいました。

この段階では暗かったからあんまりわかんなかったけど、とりあえず普通だなと思ったよ、と猫が言ってました。


そう、人と会うのにいつもどんなテンションでいけばいいかわからなくなって困るし緊張してたので私は猫を借りてきたんです。そしてその猫に猫を被せて派遣したので実際の私はおそばさんにお会いしていませんし、当然のことながらおそばさんが会ったのも私ではありません。

だから何か無礼を働いていたとしても許してほしいですね、ほら、猫だから。

というわけでここからは「猫をかぶせられたレンタルキャッツ」から聞いた話です。


まず印象として、やっぱり「普通の人」だったらしいです。

なんかちゃんと襟のついた服とか着てたし。
普通に普通のちゃんとした普通の時計とかしてたし。
普通に質の良さそうなマフラーとかセーターとか身につけてたし。

からいメンマ頼んで「これからいですね」とか言ってたし。
「ラー油ですかね」って返したら「ラー油でしょうね、ラー油からいですね」って返されたし。

「肘切ってシュンとしてる」なんてふざけたこと書いてた人が「ラー油からいですね」なんて普通のこと言うはずなくない？！って思ってました。と、猫が言ってます。


あとは実体のない概念みたいな人だったらしいです。
どういうことかと説明すると、ちゃんとしてたらしいです。ひじきくらい。
「ちゃんとしたいですね、もうそういうのしないで、そういうの。そういうのしないで、ちゃんと」って概念的なこと言ってました。らしいです。


普通に普通の思想をもって危なくないしやばくもなさそうなほんとにほんとに普通で普通の、私が今まで見たことのないタイプの、普通のちゃんとした人でした。
星新一のショートショートで殺されるタイプの。

きっと大学生のときもちゃんとちょっとだけアルバイトしてみてサークルもちゃんとそれなりに所属して2年生までにちゃんとたくさん単位とって就活もちゃんとスーツ着てちゃんと電車乗ってたんだろうなって思いました。
だそうです。猫曰く。

何話したかあんまり覚えてないけど「もっとやべえやつだと思ってた」とか「落ち着きがない」とか「東京にいたら会わなかった」とか「関わり合いにならないほうがいいと思った」とか言われました。
あと生きる死ぬについて考えすぎとか過激とかの感想もいただきました。
悪口じゃん！って猫がミャーミャー言ってます。


でも面白いねって言ってもらえたので許すとも言っています。
面白くないとでも思ってたんですかね、この私のことを。
まあでも私のことを面白いと感じるなんて、今までどれだけ面白いことに触れ合ってこなかったんですかね。
つくし野アスレチックパークとか行くべきなんじゃないですかね。



でも吉本ばななのキッチンが好きだったとか仰っていたのでやっぱり普通のいい人なんだと思います。
負けたなって思います。

でもnoteは適当ですよって言ってました。
適当に書かれたものを私たちは有難がって読んでいたみたいです。悲しいですね。
でも帰りもシートのあったかくなる車でお送り頂き侍り奉られ候くださったのでいい人だなって思いました。たこやき美味しかったし。だそうです。猫。


あとデブのハゲって言われないように頭にひじき乗せてきてたとも聞きました。
ひと袋くらい必要だったでしょうに、なんかすみません。
あとデブじゃなかった。普通にヨーロッパで働いてる普通の無害そうな人でした。

緊張してる〜とか言いながらベスト着てるみたいな仕草してたのは意味わかんなかったんですけど、何か隠してたんですかね。チャックの中身とか？ゆるキャラか。




なんかほんとすみません。

もうちょっといい人ぶったこと書きたいんですけどnoteのみんな猫かぶった個性のなさがちょっとしんどくなりつつあるので感性を殺さずにいってみようと思いました。
あと普通であることへの憧れが強すぎて、おそばさんが想像以上に普通でなんかもう、普通であることに過剰に反応してしまいました。いいな。

そういえばnoteは投げっぱなしじゃなくてちゃんとある程度形になったものがたくさんあるからちゃんとしてていいよねって話もしました。

犠牲者のおそばさんすみません。いい人なのに。
ういろうくれたし。
ういろうほんと美味しいですよね、ういろう好きです。