きみは自分を嫌いだと言うけれど

 現在22歳。22年も自分という人間と付き合ってきたものだから、さすがに自分を嫌いだと思うことはない。たとえていうなら、長年連れ添った女房みたいな感じ。まあ、こんなやつですけどね、あっしにとっちゃ可愛いやつなんでさぁ。
 そんな可愛い女房ですけどね、問題ばっかりですよ。周りのノリに今イチついていけなくて、ディズニーに行くなんて大事件、たった一泊二日の旅行ですら途中で離脱しちまうんですから。どんなに好きな相手でも賑やかな集団の中で息苦しくなって逃げだしてしまうんですね。こいつの問題はね、人と「楽しい」「好き」のツボがずれているくせに人に合わせることができない。人に合わせることができないくせに、他の人との温度差にひどくしょんぼりしてしまう。そういう我儘なとこなんでさあ。

…客観的に自分を見つめて文章化して改めて思ったんですけど、自分、いいっすか。

めんどくっっっさっっ

 いや…ひくわ…仲良くなれない…というかそもそも関わりたくない…それでも自分を嫌いになれない。…いや、むしろ好き。

 それは私が自分に対して諦めているからだと思う。性格は遺伝じゃない、とはよく言うものだけど同じ母親に同じように育てられた(と母からの言質もとってある)兄を見ると母親に似ておおらかで朗らかで友達が多く敵を作らない性格。対して妹は父親に似て神経質で理屈をこねくり回しては毒を吐き、CPUも真っ青の速度で世界に敵を増やすプロだ。この違い、遺伝以外の何だというのだ。説明がつかないではないか。私がダメダメな自分を憎めないのはそんなところにある。こりゃ遺伝だ。そういう風にコードされているのだ、仕方ないナァ。ウンウン!

 誤解しないでいただきたいのだが、私はディスニーで耳のついた帽子を被る人や(私は断固拒否した)友達ときゃいきゃいインスタ映え写真を撮る女の子やスノウで盛れた、いや盛れぬなど一喜一憂する人々が大好きだ。尊敬していると言ってもいい。私が獲得しえなかった才能を持つ彼らを心から素敵だと思うし、時にうらやましくてたまらない。うらやましくて身もだえしちゃうほどに。

 それは自分を嫌いだ、という人にも言える。あくまで想像にすぎないのだけれど自分を嫌いな人って自分に対してまだあきらめてない、見切りをつけてないから自分を嫌えるんだろうなあと思う。なんて素敵なんだろう。

 君は自分を嫌いだと言うけれど、それは君がまだ戦いつづけているからで、その心を私はすっごくいいなあって思うんだ。それだけ忘れないで。


今日のラッキーカラーは青です。
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長めのツイート

長いつぶやきのような文章たち。月曜連載、金曜連載、以外で書きたいこと
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