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【2021年度】個人的に良かったIoTプロダクトまとめ記事

今年度も面白い技術やプロダクトがたくさん生まれてきました。テクニカルディレクターとしてお仕事させていただいている自分が、今後仕事をしていく上で知っておくとお客様の提案やプロジェクト設計に使えそうだなと感じた記事をまとめてみました。参考になれば幸いです。

RaspberryPi Zero 2W

PC Watch

小型ラズパイとして有名なRaspberryPi Zeroの後継機が発売されました。クアッドコアCPUになったことで性能が大幅にアップデートされ、今まで性能的に難しかった機械学習などの重い処理も高速化できそうだなと期待しています。
個人的に一番いいなと思っているのは製品自体がワイヤレスモジュールの認証を取得していることです。ワイヤレスモジュールが組み込まれているので、ハードウェアに新しく組み込む必要もない。しかも、無線モジュールが金属製のシールドに保護されており、電波干渉を受けにくくもなっているというアップデートも入っているため小型IoTプロトタイプを作る幅が広がりそうです。
ただ、技的を取っていないため日本でまだ使えないことが欠点ですね。早く日本で使える日を心待ちにしています。

最大20m先のIoTデバイスに無線給電できる技術が確立

日経XTECH

IoTデバイスを作る人であれば一度は悩む「電源どこから取ろう問題」。苦肉の策としてモバイルバッテリーを使うけど全然スマートではないし、定期的にモバイルバッテリーを充電しなければいけないという手間もかかってしまう。
そんな問題を解決してくれる無線給電製品がもう少ししたら一般化しそうです。仕組みとしては送電機側で電気を高周波(マイクロ波)に変換し、電波を使って、この振動を遠隔の受電機に送る。受電機側は、アンテナで受信したマイクロ波の振動を再び電気に変換し、対象となる機器に給電するようになっているみたいです。
日本で一般的に使われるには法改正が必要なため、需要はかなり高いと思あわれるので、今後どうなっていくかウォッチしていきたいですね。

無線給電の仕組み(日経XTECH)

自動で移動する家具「ロボ家具」

職人MADE大川家具

日本一の家具の産地だと言われている福岡県大川市役所インテリア課による企画で自動で移動する家具が発表されました。
ソファーのクッションの下には株式会社匠が作っている物流で使われている自動搬送ロボット「TiTra G500」が仕込まれているそうです。
家具の移動って一人だとめちゃくちゃ大変なので、ロボットを使って動かしちゃえというアイデアは今まであるようでなかったなと思います。
段差がないような家ならソファーに座っただけで、どこでも移動できてしまう究極のダラダラ生活ができそうですね。
市のプロジェクトとなのも面白い点。市と連携することで他の会社とも連携しやすそうです。他の家具にも応用が効くので、今後どんな家具とコラボするのか楽しみです。

遠距離でも足の裏をこちょこちょできる小型ブラシ内蔵インソール

IT media NEWS

足の裏をくすぐることで笑いを誘発するアクチュエーター内蔵ウェアラブルインソールをニュージーランドのThe University of Aucklandと、ドイツのTechnical University of Applied Sciences Lubeckの研究チームが開発しました。靴の中敷きに間隔を空けて小型ブラシを整備し、磁力で動作させてくすぐる仕組みとなっているそうです。
活用方法として、遠隔にいる恋人とのくすぐり合いや、仕事中の眠気防止、リフレッシュが想定されていますが、メタバースが一般化した時に本領を発揮しそう。プレーヤーがオンラインゲームで歩いている時に実際に歩いている用に感じるようにするなど、メタバースと親和性高そうです。
今後どのように進化するのか気になります。

まとめ

振り替ってみると今年も結構面白いIoTプロダクトや技術が発表されたなーって思いました。
今までにない新しいプロダクトやサービスを作るには、世の中の技術トレンドにアンテナを貼り、情報やノウハウをいかに取得するのかが重要になってきます。来年度は自分としても新しいことにチャレンジするので、今まで以上に技術の世界に目を向けていきたいです。

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