見出し画像

2019.03.03 東京マラソン2019

2009年大会からエントリーしては外れ続けてきた東京マラソン、11回目のエントリーでようやく当選! インフルエンザにならないよう予防接種をして、毎日転んだり捻挫したりしないようそろそろ歩き、この日を待ちわびてきました。
今シーズンは10月の横浜が3:58:39(3:57:32)、これはウルトラマラソンの次の週だったのでサブフォーで上出来と思ったが、ガチで行った11月のつくばが3:39:07(3:38:22)、相性のいい12月のはが路ふれあいが3:37:11(3:36:59)、2年前に当時のネットPBを出した1月の勝田で3:41:30(3:40:33)と大惨敗。これではいかん、と飲み会以外の日の禁酒(2月の飲酒は4回だけ)、甘いものの制限をして、とりあえず身体を絞ることに注力。2月の走行距離は185キロでそう多くもないが、アトミクラブに行ってインターバルとかやってみたりした(付け焼刃)。
そして、前日は新宿の友人ひろみさん宅に泊まらせていただく。夕食はパスタ4種類、デザートにカステラと牛乳。
当日の朝はお餅を3個、きなこで。それと大きめのバナナ1本。
手荷物預けなしなので、家から持ってきたものは全部ひろみさんの家に残し、持って行ったのは小銭入れ(Suica入り)、スマホ、パワージェル2個、塩タブレット個装幾つか、サングラス。半袖Tシャツにアームカバー、手袋、タイツ、短パン、その上に友人の娘が高校時代に着ていたダッフルコート。靴はまる2年履いたasicsターサージール。外を見たら雨が降り出していたので、コートの上に100円ショップのビニールポンチョ。いつもFitbitつけているので、EPSONのリスタブルGPSを装着し忘れていることに気づかずひろみさん宅を出て、送ってくれたひろみさんと話しながら歩いている途中であ、時計! と慌てて戻る。わたしはラップ表とかは作らず、1キロごとのラップを見て、その時点での自分のタイムを計算するのでリスタブルGPSは割と重要なのだ。昨夜ハンドバッグに入れて寝てしまったのが敗因でした。
リスタブルGPS見つかったが、もう8時。ゲートは8:15閉鎖なのでかなり慌てる。傘は持たず、走っていく。ゲート遠くて、8:15を少し過ぎたが、まだ人の流れがあって特に問題なくゲート内に入る。金属探知機とか、リストバンドのICの読み取りとか、丹念だがそんなに時間はかからず。上に道路がかかっているところの下のトイレに並び(洋式メインの仮設トイレだったので外国人が多かった)、無事最後の用足し。Cブロックに上がる階段の下で給水があり、水を一口、みかんを1個。そして上に上がる...雨はやんでない。Cブロック見た目もう満杯状態だったが、まだブロック閉鎖まで結構時間ある、少しずつ少しずつ詰めて、どんどん人を入れた感じ。
開会式があり(音声は聞こえるが、様子はわからない)、9時になったところで、ポンチョの下のダッフルコートを脱ぎ、脇の洋服ポストに入れる。雨がひどいのでとりあえずポンチョはまた着る。靴も湿り始めていていやな感じ。でも、サロマ湖はずっと雨の中100キロ走ったけど、今日はたった42キロだから!
9:05に車いすマラソンがスタートし、その後、マラソンの招待選手の紹介があり、あっという間に9:10、マラソンの号砲、ピストルの音が小さく、意外とピンと来ないが、先の方で紙吹雪が舞っているのが見えてきた。スタートの瞬間には一歩も進まなかったが、ゆっくりと動き始める。Cブロック位だとまだ紙吹雪が舞っているうちにスタートゲートまで行ける、と聞いていて、ゆっくり進んでいる間にはらはらと紙吹雪(話に聞いていた通り、桜の花びらの形をしている!)が落ちてきたが、もうそんなに多くなく(大半は雨に濡れ、地面に貼りついていた)、なんとか一片だけつかまえたが、かなり薄い紙なので、記念に持ち帰れるか微妙、とりあえず短パンのポケットに入れてみたが、パワージェルを出したりしている間に一緒に出ちゃったのかな、レース後着替えるときにポケットをあらためたが発見できず。スタート地点通過が2分45秒。まぁ想定内。
前述のようにラップ表は作らないが(ウルトラマラソンを走り始めたころは作っていたが、最近はウルトラでも作ってないや)、今回は、何キロ地点に誰がいるかメモは作った。みんなが口々に、何キロエイドで何のボラをしているとか、何キロ地点で応援しているとか書き込みをしているのをぼーっと眺めていたら、膨大になってきたので、書いてまとめないとわからなくなってきたのだ。
走っているときはそんな紙は見ていられなさそうだが、一応ベルトポーチに入れた。紙に書いてまとめることで、脳内にインプットしたのだ。結構覚えられた、と、実際に走ってみてわかった。
都庁前からビル街の中の下り坂をくねくね走って靖国通りに出るとそこが1キロ地点。1キロにはけんちゃんがいると聞いていたが、道幅広いし、人はびっしり並んでいるし、見つけられず。けんちゃん自身も、わたしの後ろ姿に向かって頑張れ、と言ってくれたようです。
次は2キロ、サカゼン前に白くま一族のエイドがあるとのことだったが、最初に左に寄ってしまったので、あ、白くま一族は右だった!、というのは2キロをかなり過ぎてから気づいた。不覚。その後下り坂になり少しスピード上がる。最初1キロはまだ混雑していて、キロ5分以上かかったが、その後は4分45秒を切るペースに。これは今期のマラソン全部と同じ、前半突っ込みレースになっちまうか。一応体重落としたし、テンションはこれまでになく上がっているし、もしやもしや5分切りで走り続けられるか、と思いながら進む。3.2㎞地点で、frunののぼりを持ったおやまさんとふきんちゃん。下り坂の一番下あたりで、こちらから声をかけられた。曙橋の駅前に出て、ここで花ちゃんが走路員のボラをやっているので、黄色いウェアのボラの人の顔を一人ずつガン見。ただ、ボラは道の左右にいるから、右側だったらわからん、と思ったら、外苑東通りの立体交差をくぐった先、左側にいたと打ち上げの時に聞く。確かにこれが花ちゃんかも、と思った人がいたのだが、わたしが通過するときちょうどうつむいていて、確認出来なかったのだ。うむむ。防衛省の前で、自衛隊の音楽隊がブラスの演奏。そして市ヶ谷駅前からお濠の脇を走る。5キロ関門あたりににこぱがいる、と聞いていたので探して、無事、パンダの帽子のにこぱとぴっぽちゃん発見。
ナカジが飯田橋辺りでマリオ集団で応援しているとのことだったので探すが、道の右側だったそうで、集団そのものを発見できず。飯田橋駅前の大きな交差点で右折し、九段下まで行かないうちにすぐ左折。途中でNEOさん、と声をかけられる。ひろしさんだ! その先が7キロ。たなしょうがいる筈、と思って探すが見つけられず。でも「〇子」というプラカードを持って立っている人がいて、どこの〇子じゃいな、と思ったら本当にわたしのことでした。シゲヤンありがとう! スタートからずっとポンチョを着て走ってきて、ちょっと蒸し暑くなってきたので、この辺で脱ぐ。途中の走路員の人(何人かおきにゴミ袋を持っている)に渡す。専大前の交差点で再度靖国通りに入り、神保町駅前を力走。職場のそばなんだけど、あー知ってる光景だよ、と思いながら一瞬で通過。小川町の先で8キロ。この辺にタッキーがいるはず、と探し、実際にちーばくんの仮装をしたタッキーを発見したのだが、余りにも目の前に来てから発見したので、声をかけられないまま通過。
目の前に山手線が見えてきたが、そこまで行かない手前の須田町で右折、中央通りに入って、神田駅の下を通る。この先にE子さんが峰不二子の仮装で待っている筈、と思ったのに、聞いていたいきなりステーキ前にそれらしき人がいない~(直前になって応援場所を変更したと今日になって聞きました)。そのまま中央通りを進み、三越の手前で「お母さん!」と娘に声をかけられる。10年に1度のおまつりなので、夫と娘も応援に来てくれたのだ。応援場所も聞いていたのだが、神田から一度右折するような気がしていたので(実際は日本橋で左折するまでずっと直進)曲がってすぐ家族がいる、と勝手に思ってしまっていて、認識が遅れた。いかんいかん。スタートからサングラスをして走ってきたのだが(コンタクトレンズに風があたると乾いちゃうので、目の保護のため)、視界が暗すぎてもいかん、と、ここでおでこの上にかける(結局最後まで、目が辛いほどの強風は吹かなかった、それはありがたいことであった)。
COREDO日本橋前で10キロ地点。10キロレースの人はここがゴール。まりさんがチアガールの扮装でいると聞いていたが発見できず。左折して茅場町方向へ。
神田あたりで、金色の風船を手に持ち、ビブスをつけたランナーに追い抜かれ、今日のスピードでここでペーサーに追い抜かれるってありえないんだけど、と思っていたのだが、本当に3時間半のペーサーだった。早めに3時間半相当のポジションについて、あまりスピードを上げすぎずに走っていくということか。確かに今シーズンのこれまでの大会のようにあっという間に引き離されるペースではないが、まだ10キロなのに、ここから30キロ、この人たちと一緒に旅することは出来るのかしら。
茅場町で左折して水天宮前に向かう辺りで、車いすマラソンの選手とすれ違う。今日はコンディションが悪くてリタイアした人が多かったと後で聞いたが(男子は、26人中15人、女子は9人中5人が完走)、成程、ゴロゴロ、という車いすの音がそんなに沢山は聞こえなかったのはそのせいか。浜町のギンビス看板の手前で左折、もう明治座目前、つまりちばっくまエイドの対岸を走るところだ。ひろみさんがわたしの荷物を運びがてら、途中で応援する、と言ってくれたので、ここに来ればわたしと同じTシャツを着た人が応援してくれている筈、と教えたのだが、あれれ、わたしが通過した時にいたのはエンベリさんだけ(しかもちばっくまTシャツでない)でした。エンベリさーん、と叫んで通過。ひろみさんは付近の別の地点でわたしに声をかけてくれたらしいが気づかなかった、ごめん。
東日本橋から浅草橋、試走の時に「応援します」表示が印象的だったみずほ銀行をガン見して、蔵前方面へ。蔵前橋の手前で、道の向かいから「NEOさん頑張ってー!」という声が聞こえた。赤い服着た女の人と青い服着た男の人。誰だろう? あとでもう一度探せるかな? でもこの地点は浅草から戻って門前仲町往復してから通過するから戻ってくるまでまだ10キロ位あるよ。駒形橋西詰で、バニーさんが陸連の偉い人をやっているのだが、浅草に行く前も浅草から戻ってきた時も発見できず(でもどうやらわたしは蔵前橋の西詰でバニーさんを探していたかも、と今地図を見ていて気付いた、そりゃいないわ)。浅草到着! 雷門見て、曲がってスカイツリーを見て、また曲がってすぐ駒形橋西詰に戻る。観光客向けに「本日はマラソンを開催していて、沢山の人出があります」と放送していた。知らずに来た観光客はびっくりだよね。
蔵前のエイド。えーと、ここ誰かいるはず誰だっけ、あ、志保子さんだ! 今日は寒くて、普段ならエイドごとにポカリを取るのだが、今日は1つか2つおきでも充分。なので蔵前のエイドでは飲み物は取らず、志保子さんを探す。最後の方で志保子さんのほうから「〇子さん!」と声をかけてくれた。感謝。お腹すいてきたので、早めに1個目のパワージェルを摂取。普段なら手袋外して摂取するが、今日は手袋も濡れていて一度脱ぐとなかなかはめなおせないので、ドリンクもパワージェルも手袋つけたままで摂取。
蔵前橋通りを左折して橋に向かっている途中で向こうから報道車がやってきて、あ、と思っているうちに先頭ランナーが走り去っていった。沿道はかなりガン見していたが、その分対向車線に注意が向いていなかったので、どこの国の人がどういう絡みで走っていったのか全然認識出来ないまま、ランナーたちは去っていった(まだ大迫もいた筈なんだけどな)。蔵前橋を渡り、横網町の公園の角を右折して両国方面へ。橋の登りがきつい。きついってどゆこと? 脚終わってる? まだペーサーは近くにいるけれど、あと25キロ以上一緒に走れるのか、かなり弱気展開。途中ちょっと弱まったと思った雨はまたひどくなってきたし。江戸東京博物館の裏を抜け、総武線の高架をくぐったところが両国のエイド。ちえさんとヨシゴンが食べ物のエイドにいるはずなので、そこに行こうか考えたが、先にバナナがあり、どうもお腹が減っているので、わたしにしては珍しく、皮付きのバナナをとって、自分で皮むいて食べる(ふだんはむいてあるバナナしかとらないのだが)。食べ終わった辺りのエイドでまずヨシゴン発見! NEOさんいけるよいけるよ!と叫んでくれて、あれ、ちえさんいないな、と思ったら一番端っこにいて、NEOさーん!、と声かけてくれた(帽子を深くかぶっていて、わかりにくかった)。元気を貰って出発。
そのまま清澄通りを南下。森下文化センターに練習に行ったり、大江戸線ランで走ったり、東京マラソン試走以外にも自分一人でも何回か走ったり歩いたりした道なので、なんとなく馴染み深い気分。森下、清澄白河、清澄長屋を横目にひたすら走る。もうすぐ20キロだ。門前仲町駅の交差点の手前で20キロ、左折して富岡八幡までの歩道は応援の人がびっしり。富岡八幡の先で折り返して、進むと門前仲町の給水所。デュークさんが給水のリーダーをやっている。リーダーのジャンパーは緑色だよ、緑緑、とテーブルごとのリーダーの顔を見ながら進んでいったら、いた! デュークさん!、と大声で叫んで通過。
門前仲町に着くころには3時間半ペーサーはかなり先に行ってしまった。あーあ。そして、右折して清澄通りに戻ってすぐのハーフのポイントで時計を見たら1時間46分。既に3時間半の半分を超えている...スタートロスを差し引けば一応1時間45分以内だが、これからの半分でこれまでと同じスピードでは走れない。ネガティブスプリットって何それ美味しいの(泣)。
雨がまた強くなってきていたのにも萎える。森下でゆきこさんがボラやっている筈だが探せず。橋を渡るところのアップダウンが結構堪える。ダメダメだ。蔵前橋の大きなアップダウンで、これでもう傾斜は殆どない筈、と自分に言い聞かせながら橋を渡る(実際は茅場町に戻るまでにまだいくつかアップダウンはあったさ)。江戸通りに戻ってすぐ、往路に声かけてくれた人を探そうと左側をガン見していたら、いた! さっきの赤と青の人、あ、えきよこさんと旦那さんだった! また見つけてくれてNEOさん頑張って!、と言ってくれた。 すっきりした気持ちで進む。浅草橋、新日本橋、そこにゆるいカーブがあり、あ、ここを曲がったら浜町! うん、明治座が見えてきた! 明治座過ぎて、お隣さんのお汁粉エイドを過ぎ、いたいた! ちばっくまエイドだ! お天気のせいか、例年より人は少なめだがちゃんといた! ギンちゃんの顔がしっかり見えた。しみちゃんがカメラで写真撮ってくれた。わたしの荷物を運んできてくれたひろみさんもみんなと一緒に応援してくれた! 立ち止まりはしなかったが本当に嬉しかった。ようやく道路の側からちばっくまエイドを見ることが出来たよ! 右折し、水天宮前、そうかこの辺も結構橋があったね。往路は全然気にならなかったアップダウンがぐっと足に来る。茅場町で右折、永代通りのこの辺も昔の職場の近くなのでよく知った景色。
日本橋の交差点を左折するところに大きな液晶ディスプレイがあり、ゴールシーンが映っていた。もう2時間20分位なので、優勝シーンではないな...なんて考えている場合ではない。交差点から高島屋の間に夫と娘がいる筈だ。割とあっさり発見。夫がデジカメで写真撮ってくれた。京橋へ進み、あっという間に銀座。この辺で2つ目のパワージェルを摂取。みずほ銀行の東京マラソンを応援します看板を見て、松屋銀座の壁面の巨大設楽悠太を見上げる。この辺で、偽悪代官が走っているのを発見! 袴の柄まで悪代官とお揃い、年はもう少し若そうで、沿道の応援に大きく手を振って応えながら高速で走っていった。余力あっていいなー。4丁目で右折したら30キロ地点。東京マラソン新コースは銀座を通過する時間が短いのだけは残念だね。
晴海通りを進み、JRの高架をくぐり、高速の選手たちが41キロ地点を過ぎ丸の内仲通りに入っていくのを見ながら、こちらは日比谷公園の手前で左折して日比谷通りに入る。えーと、えーと、次に知り合いがいるのは帝国ホテル前のエイドだった筈、そう、きゃなめさんだ、突如記憶がクリアになり、ポカリスエットの5つ目のテーブルだったことまで思い出す。自分の記憶力が怖い(笑)。無事きゃなめさんと会えて、ねおさん頑張って頑張って!、と激励される。いよいよあと11㎞、もう1時間もしないで東京マラソンが終わってしまう! 寒くてびしょ濡れでがちがちだけど、それでも、知っている人からも知らない人からも優しい言葉ばかりかけられて、こんなに気持ちのいいことがほかにあるだろうか? 日比谷公園の脇辺りで3時間のペーサーとすれ違う。日比谷通りはずっとビルの続くつまらない道で、だらだら走っているといつまでも終わらないが、今日はあっという間だ! この辺で、再度ひろしさんから声をかけられる。それから、NEOさん!、とかぶりものをしたユッキーさんからも声をかけられる。御成門の辺りに悪代官とか玉ちゃんとか白くま一族とかいる筈なんだけれど見つけられず。痛恨。
NECの本社の脇を通り、三田駅でゆるく右折して第一京浜に入る。品川の折り返しは近いような遠いような。田町駅前の歩道橋の下、復路に通る側からねおさぁぁぁん、という叫び声が聞こえる。雅美ちゃんひーちゃんかおりんだ! ちばっくまTシャツを高く掲げて応援してくれていた。早くあそこまで戻ってきたい! 金色の風船がすれ違う側の走路を走っていった。あれって3時間半ペーサーだよね...すげー遠くにいるんですけど(泣)。泉岳寺を過ぎ、ビルの隙間からJRの線路が見える辺りでMEGUちゃんにねおさん頑張れ!、と声かけられる。感謝。そしていよいよ、最後の折り返しが見えてきた。あと7キロ。1キロラップは5分20秒位まで落ちてきている。たぶん3時間40分は超えないと思うが、それでは勝田よりはまし、程度の結果になってしまう。せめてシーズンベストが出したい。そろそろ脳内計算を始めながら折り返す。丸の内まで早く戻らなくちゃ! 折り返してすぐにかりんちゃんに応援される。ちばっくまTシャツ着てきてよかった。そして田町駅までくる少し前で同じピンクのちばっくまTシャツの背中を発見。あれっ、よっしーだ。まさかの失速? どうしたの脚攣ったの?、と尋ねるが「いいからどんどん行って!」と促されたのでとりあえず先行。札の辻にMさんがいて、声かけて下さったが、この辺記憶飛んでいて反応できずすみません(写真もいただいた)。そして田町、さっきの歩道橋の下で雅美ちゃんひーちゃんかおりんに至近距離で激励され、かおりんに写真撮って貰って通過。すぐにゆるく左折して日比谷通りに戻る。飯田橋で見落としたマリオ集団、ここでは発見できたが、一人ずつ顔見て行ってもナカジいないよ(後でナカジはピーチ姫仮装だったと知る)。
御成門では往路で見つけられなかった玉ちゃんや悪代官を探すがやはり見つけられず(たぶん探すポイントが間違っていた)そして、7キロで応援してくれたシゲヤン(20キロ過ぎにもいたらしいがその時は気づかず)、再度悦子応援ボードで激励。本当はここを12:25より前に通ってサブ3.5して、と言われたのに、ふがいない成績で悲しい。でも、最後まであきらめず走るよ! シゲヤンと遭遇するちょっと前のエイドで、最後にハンガーノックになると情けないので、本日2つ目のバナナ。朝お餅3つでは足りなかったということらしい。新橋の辺りで40キロ。嗚呼、泣いても笑ってもあと2キロ。余力残さず走る! 日比谷公園の前で、浩実ちゃんの友達で、昨年萩往還で会った、ドラミちゃん仮装の男性が応援しているのを見る(どうも局地的に記憶がクリアだ)。タイ航空の入っているビルが見え、ちょっと引っ込んでペニンシュラ、右折だ、そしてすぐ左折だ! 41キロ過ぎて、いよいよでこぼこの丸の内仲通りをラストスパートだ! ここで転んだら間抜けだからしっかり足元見て走るぞ、と、仲通りに入ったところで、「△△さん!」と名字で言われる。あ、職場のくもんさん! そうだ、応援に行くねって言ってくれてたよ! 気づけて良かった! 手を振って通過。新有楽町ビル、国際ビル、そして左側にニ重橋スクエア。京葉線東京駅の上を通って、もうここは毎日のように通っている道だ。ブリックスクエア、MY PLAZA、昔からあるビルの前を過ぎ、丸ビルだよ(夫と娘がいたらしいが道の左側を走っていたので気づかず)、42キロの看板。そして行幸通りに。この1キロは5分05秒近くまで戻した。ゴールゲートが見えてきた。周囲の人みんな両腕上げて走っている。わたしも両腕上げる。とうとう終わってしまう。ありがとう東京マラソン。最後まで雨のまま、冷え切って、でも嬉しくてにこにこしてゴール。
しばらく進んで、ゴールゲートを背景に写真を撮って貰おうと思うが、スマホにどんどん雨が降りかかり、最初写真をお願いした人が手袋したまま撮影していたら実は撮れておらず、もう一度別の人にお願いしようとしたら全然スマホ起動せず、ここで5分近くロスする。その間にひろみさんと夫からLINE入ってきて、とりあえず、ランナーゾーン出口に向かって歩く。まず、水のペットボトル、それからフィニッシャータオルをはおらせてくれて、次にメダル。荷物預けなし専用レーンを進むと青いフリースのジャンパーを着せてくれて、次に水色のポンチョ。その上から銀色の防災シート(東京マラソン柄)を巻き付けてくれて、最後にポカリスエットやランチパックやバナナやジェルの入った袋。がしゃがしゃ言いながら大手町駅方面に向かい、三井住友銀行のビルの前で無事ひろみさんと会う。地下は暖かいから、と、階段降りて大手町駅構内へ。走っている間、ふくらはぎの張りは中盤から気になっていたが、今回は膝は全く痛くならず、階段もすたすた降りて、ひろみさんに驚かれる。荷物の整理をしながら夫に連絡を取り、迎えに来てもらう。ひろみさんがちばっくまエイドから預かってきたイチゴも食べる。美味しいよ、ありがとう!
昨日の泊まり荷物(コートが入っているので重たい)は夫にしょわせ、ひろみさんと別れ(このお礼はいつか必ず...)、大手町から二重橋前駅に続く通路をえんえん歩く、ランナーが右往左往。そして東京メトロが掲示しているポスター看板が面白くてぱちぱち写真撮る。
京葉線の東京駅の改札内に入り、下階のトイレに行ったら全く混んでいなかったので、バリアフリートイレをお借りして(本当に必要な人が来たら申し訳ないので夫に外で見張りをしていて貰ったが、特に誰も来ず)着替える、あまりに寒くて汗を殆どかいてないので、濡れたウェアを脱いで、申し訳程度に汗拭きシートで肌をぬぐって服を着て問題なし。それにしても、Tシャツも短パンも水を吸ってずしっと重い。芯まで濡れているシューズも昨日はいていた靴に履き替え、もはやランナーの形跡もない姿でトイレから出る。
友人や家族の厚意にすっかり甘え、わたしは今日は楽しいとか嬉しいとかそういうことしか考えずに過ごすことが出来た。本当に感謝。これをそのままお返しすることは出来ないけれど、忘れない。一生感謝します。

#東京マラソン #東京マラソン2019 #フルマラソン #マラソン #完走

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?