見出し画像

新潟県全市町村巡りの旅 第3弾 下田~阿賀~(新発田)

 今回はG.W.の中日に阿賀町まで行ってきました。タイトルの(新発田)は祖母の家に帰ったので、記事には一切出てこないという意味です()

そうだ、阿賀に行こう

 阿賀町は福島県と接する町ですが、福島に行く用事がない僕には掠りもしないエリアでした。そして、長岡から下道で行って帰ってをするには少し遠い場所でもあります。しかしながら、僕は祖母が新発田に住んでいるので、そこに帰ればすべて丸く収まるのです。ついでに、翌日に新潟で用事があったので、新発田から行けばちょうどいいのです。という訳で、阿賀町に行くことにしました。

下田を通って

 長岡から阿賀までの最短経路は、三条市下田を抜けて、五泉市村松を通っていくルートです。がっつり寄り道をしていくと着くのが遅くなっちゃうので、この道中で面白いものがあったら立ち寄るくらいの感覚で走っていきます。
 三条市下田は旧下田村エリアで、平成の大合併で三条市に編入されました。ここは芸人の関田将人さんの出身地としか知らなくて、行ったこともありませんでした。ちなみに、漢学者の諸橋轍次博士も下田出身とのことですが、この方の存在を知ったのが執筆の数日前とかで、何にも知りませんでした。これはまた今度訪れたいと思います。
 いい天気の中、車を走らせていると、大きめの神社が見えたので、立ち寄ることにしました。

い「か」らしと読みます

ここは五十嵐神社といい、五十嵐の姓の大元らしいです。すごいや。
境内の中は立派な社殿があり、旧県社の風格を感じます。

しっかりとした作りの社殿

また、神社には推定樹齢300年を超える杉や、湧き水がありました。

立派な木だが、過去には安産のご利益があった杉もあったそうだ
神社脇の道を進んでいくと
小さな湧き水がありました

湧き水は水量がとても少なかったため、味をレビューするほど飲めませんでしたが、汲むための場所ではなさそうです。

電車が置いてあるスキー場?

 下田を後にし、阿賀への道を進んでいると、小さなスキー場が見えてきました。と、その時、電車が止まっているのが見えました。なぜスキー場に鉄道車両があるのか気になったので、立ち寄ることにしました。
 立ち寄ったのは冬鳥越スキーガーデンというスキー場です。ここは現在は加茂市営となっていますが、開設当時は蒲原鉄道という鉄道会社が運営していたそうです。自前のスキー場の前に駅を作っていたこともあり、旧冬鳥越駅が蒲原鉄道の車両の保存場所となっているようです。

モハ61
県内唯一の木造電車 モハ1
蒲原鉄道唯一の電気機関車 ED1

これらの車両は車内を見学することが可能です。

モハ1の車内
モハ1の運転台

モハ1に関しては復元修理が行われたとのことですが、大正時代のデザインの車内はとても温かみのある雰囲気でした。

将軍(サイズの)杉を見に行く

 スキー場を後にして、阿賀町へ向かいました。途中、五泉市の村松を通ったのですが、なぜか寄り道しませんでした。降りればよかったと少し後悔。
 そのまま車を走らせて向かったのは、道の駅みかわの奥にある平等寺というお寺です。ここには将軍杉という大きな木があるとのことで行ってみることにしました。実際に見てみるととにかくデカいのです。

この太さの木が折れるだけの台風って恐ろしい

 説明書きを見ると樹齢1400年で日本一大きい杉の木だそうです。真ん中の枝は第二室戸台風で折れたそうです。いろんな所の大木の折れてるところが割と第二室戸台風なので、そう考えると恐ろしい勢力だったんですね。

津川のパン屋さんでお昼ご飯を買う

 寄り道をいっぱいしていたので、お昼は過ぎていて、お腹が空いたのでお昼ご飯を調達することにしました。付近のパン屋さんを検索すると、津川の街中に良さげなお店が有ったのでそこに決めました。

長屋を活かした店舗

 訪れたのは「パンとおやつ 奥阿賀コンビリー」です。ここは地元誌やインターネットで多く取り上げられていて、この日も多くのお客さんが飲食スペースにいました。このお店は地元素材を使った商品が多く、特にクルミを使ったものがたくさんありました。僕が選んだのはこちらの3品。

また車の中で撮影

クルミパンと、あんバターフランス、そしてショコラ系のパン(名前を忘れた)です。近くの公園の駐車場に移動して、心地いい風を感じながら車内で食べました。どのパンも優しい味で美味しかったです。

赤い吊り橋を見つける

お昼ご飯を食べ、目的地の湧き水を目指して車を走らせていると、途中で赤い吊り橋があるのを見つけました。早速寄り道します

これぞ絶景と言わんばかりの良い景色
現在は歩道橋として供用

この赤い吊り橋は鹿瀬橋というもので、1953年に竣工したそうです。当時は自動車も通っていたそうですが、1978年に隣に鹿瀬大橋が竣工し、歩道橋へと変更されたとのこと。ちなみに、人がほとんどいないので、吊り橋の独り占めも楽しめます。ただ、規模がデカいので吊り橋効果を期待してる二人には向かないかもしれません。

和風月名のトンネル・橋を通って湧き水へ

 目的地の湧き水は国道459号線沿いにあるのですが、途中のトンネルや橋の名前が和風月名でした。新潟側の睦月橋から始まり、如月トンネルと月の和名が続くのです。すごい趣のあるネーミングだなとは思うのですが、トンネル内は1車線ちょっとしか道路幅が無いため、写真を撮る余裕はまるでありませんでした。
 師走トンネルを抜けて少し走ると、突然湧き水が見えてきます。あまりにも突然なので、見つけた時には通り過ぎてしまい、Uターンする羽目になりました。

あまりにも目立たない
水量が多かった

 立ち寄った湧き水は縄文清水と呼ばれるものでした。味はとてもすっきりしていて、すっと体に入ってくようなものでした。
 湧き水を汲んだので、これで目的地をすべて巡ったのですが、国道の途中で見つけた滝の案内看板が気になったので、立ち寄ってみることにしました。

滝が思ったよりも大きかった

 滝のふもとにある駐車場に車を止めて、整備された遊歩道を歩いて滝へ向かいました。

これは一の滝。コンクリート製の階段でとても歩きやすかった


これが二の滝

階段を登り切ったところには、落差25mの二の滝がありました。かなり近くまで行けるので、迫力がありました。

さて、(祖母の家に)帰ろう

 時間もそこそこ良いので今日の宿泊先である新発田の祖母の家に向かうことにしました。阿賀から新発田までは県道で繋がってるので、そこを通って向かいます。ちなみに、滝の手前には不思議な建物が有ったので、写真だけ撮りました。


現在休館中の奥阿賀ふるさと館

不思議な建物の正体は「奥阿賀ふるさと館」というミュージアムで、和紙と電気と灯りをテーマにしているそうです。ただ、現在は休館中でユニークな建物がたたずんでいるだけとなっています。
 県道14号は田舎の山道として通行量も少なかったので、比較的スムーズに新発田まで行けました。

おわりに

 今回は阿賀町という人生で一度も訪れたことのない地域への旅でした。阿賀町は新潟水俣病の発生源地となった負の側面もありますが、阿賀野川はとても美しくいい旅になりました。

 今回もまとまりのない記事になりましたが、良いなと思った方はぜひスキとフォローお願いします!停滞気味の記事書きのモチベになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?