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【チームを軸にした全体運営】自然経営研究会の「未来のシナリオ」からの逆算

自然経営研究会では、この団体が誰よりも「自然」に運営したい、という思いから、色々な実験をしています。
今回は、「未来のシナリオを描いてみる」ことから始まり、その結果、「チーム」を軸にして、自律分散な運営ができないか?という仮説に行き着きました。

なぜ「シナリオを書く」ことになったのか?

最初の問題意識は、「色んな人が関われる仕組みを作りたい」というところから始まりました。

もとは新しい施策としてOnlineのラボを準備していた
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今それを始めると、「関わりたいけど関わり方が分からない」と思ってくれている方との距離ができそう
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先に「色んな人が関われる全体の仕組み」を作ったほうが良さそう
(新しい取り組みは開始を延期)
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その前提として、共通の未来のシナリオを共有しておきたい

という流れから、「自然経営研究会の未来を描いてみたい人」が集まり、イベントを実施してみました。

どんな流れでシナリオを書いたか?

3月28日、4月4日、と2回に分けて行われ、次のような流れで行われました。(成果物があるものは、docsや写真のリンクを貼ってあります)

■3月28日 1回目(参加者12名)
- 「自然経営研究会が将来どう在ってほしいか?」を書き出す
- 2チームに分かれて共有 → なんとなくグルーピング(チーム1チーム2
- 個人ワークとして、自然経営研究会のシナリオを描く
- ペアでシナリオを読み合う、成功要因を書き出す
(ここで時間切れ、第2回の日時をその場で決める)
■4月4日 2回目(参加者7名)
- 前回のシナリオ、ポストイットを見ながら、2or3人グループで大事だと思う要因を書き出す
- 全体で共有 → ざっくりグルーピング
- システム図を作る
- 足りない部分が明確になる → 具体的なやり方を考える

「人が集まる」→「自走」に何が足りないか?

今回の議論の中で、全体のシステム図の中で、
「関わりたい人が集まる」→「自走する」
までの箇所にgapがあると感じました。(以下のピンク色の部分)

システム図の時点では、「情報の透明性」「MTGの仕組み」「役割分担」の3つが上がっていました。ただ、これだけでつながっているとも思えない。

そこで、さらに「関わりたい人が集まる」→「自走する」までをつなぐにはどうすれば良いか?を考えていき、仮説を出したのは以下の3つ。

① プロジェクトに入る前に、擬似体験できるような機会があると良い?
② プロジェクトの中でも、動き方が分かっている既存のほうが入りやすい
③ 既存の中でも「反復」と「都度発生」がある。反復するものほど、役割を引き受けやすい

ここだけを図にしてみると、こういった関係性になります。

具体的に何から始めるか?

最終的に、2回目を踏まえて「やってみよう」となったのは、いくつかの「チーム」を編成していくことでした。

その中でも、
- 運営に一定以上関わる人たちのチーム
- プロジェクト単位で、ゆるやかに出入りがあるチーム
の2つに大きく分けられるのでは、と思っています。

前者は、一般的には「事務局」「理事会」「コアメンバー」みたいな役割を想定しています。ただ、どれもいまいち自然っぽくないので、ここの呼び方が決まってません(絶賛募集中…)。
ちなみに飲みながら相談していて、一番イメージが近いねと盛り上がったのは「部活のマネージャー」です(笑)

具体的なやり方はこれから相談ですが、前者のイメージとしては
定期開催のイベント(Monthly Conference/Gathering)になるべく参加
月1回はオンラインで接続しながら作業する時間をとる
などが良いかな?と思っています。

特に後者は、「作業時間の確保」だけは決めておいて、必要なことはその場で決める、とかにしておくと、流動性はありつつ、色んなことが前に進むかなと思っています。

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