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実力のあるAWSエンジニアが認められる世界をつくる

アンチパターン広報です💁‍♀️ 「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を理念に掲げる当社は、2021年3月にAWSエンジニア特化型のマッチングサービス「engineed」をリリースしました。 

2019年7月に創業以来、理念の実現に向けてこれまで複数の事業を展開してきましたが、今回リリースした「engineed」はアンチパターン初の自社プロダクトになります。本記事では、プレスリリースでは伝えきれなかった「engineed」のディテール部分についてお伝えしていきますので、ぜひご一読くださいませ💁‍♀️

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アンチパターンの理念を実現する「engineed」とは?

「engineed」は、AWSエンジニアに特化したマッチングプラットフォームです。実力のあるAWSエンジニアをプラットフォーム上で可視化し、AWSエンジニアを必要とする企業とAWS認定保持者であるユーザーとのマッチングを創出します。

AWS認定保持者であるユーザーは、当社が企画開発を手掛けた実技試験を受講できます。AWSを用いた実技試験は2段階で構成されており、要求に基づき構成図などを描く『アーキテクチャ設計試験』と、実際にAWS上にアーキテクチャを構築する『環境構築試験』があります。

受講後は、試験結果がレポート形式で戻ってきますのでユーザーは自分自身のスキルを正しく把握することができます。また、当社ではユーザーへ実技試験の結果をもとに AWS Well-Architected フレームワークや、AWS公式ドキュメントのTipsを盛り込んだフィードバック(以下、「フィードバックシート」と記載)も実施しています。日々技術が進化し続ける世界で継続学習を求められるエンジニアが、客観的にフィードバックを受けられる環境を提供しています。

一方、AWSエンジニアを採用したい企業は、ユーザーのプロフィールや保有資格情報以外に「engineed」で受講した実技試験の結果や、フィードバックシートを参考にしながら実力のあるAWSエンジニアのリサーチができます。
実務に近い要件を反映させた実技試験をユーザーへ提供しフィードバックシートを公開することで、企業は自社で求めているスキルを持つAWSエンジニアなのかを事前に確認、現場で即戦力として活躍してもらえる方なのかを判断したうえでオファーができる仕組みにしています。

実技試験の結果とフィードバックシートをユーザーのプロフィールとして公開
することで、資格情報以外の実力を証明し、企業とユーザー間で業務内容とAWSエンジニアが保有するスキル、案件の難易度や報酬を事前にすり合わせることが可能になります。このような「engineed」の仕組みで、AWSエンジニアと企業のミスマッチを未然に防ぎ、企業が実力のあるエンジニアを正当に評価できる基準を提供していきます。

AWSエンジニアは認定資格以外の情報で実力を証明する必要がある

「engineed」の構想段階でユーザーヒアリングを実施した結果、AWS 認定保持者より「AWS認定資格だけでは評価してもらえない」「自分の実力を証明する場所がない」「単価を低く見積もって案件を獲得している」など、AWSエンジニアには認定資格以外の情報で実力を証明する必要性を感じました。

またAWS 認定保持者が増加する一方で、企業からは「資格情報だけでは優秀かは分からない」「実務経験のないAWS 認定保持者が増えて実力を判断できない」「業務委託エンジニアの報酬設計が難しい」「自社で必要なSREやクラウドエンジニアの要件が分からない」という意見もいただきました。

日本では、2018年6月にクラウドサービスの利用を第一とする「クラウド・バイ・デフォルト」が 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議で公表されたこともありクラウド技術の導入が促進されています。その中でも、AWSは市場でのシェア率が高く様々な業界で活用が進んでいるため、 企業においてAWSを活用できるエンジニアの需要は伸びています。

私たちはクラウドサービスの活用が、業界を超えた社会インフラとなることを促進し、企業は時間やコスト、事業の拡張性、堅牢なセキュリティなど多方面でメリットを享受することで生産性や企業価値の向上に繋がると考えています。そのためにも実力のあるAWSエンジニアが実力を証明できる場所を得て、企業から正当に評価される世界をつくりたいという想いで事業開発に踏み切りました。

現在はAWS認定保持者を対象に事業をスタートしましたが、将来的にはAWS領域以外の分野への事業展開も視野に入れています。事業の構想段階でユーザーヒアリングを実施した結果、エンジニアの実力と企業評価の乖離が目立ったのがこの領域であり、当社はAWSのナレッジを保有していることから、まずはAWSの領域で事業を成長させて、課題を解決していきたいと考えています。

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思想ドリブンなプロダクトづくりで世界を変える

前述のように日本国内においても、クラウドサービスは本格的に普及期に入り年々企業のクラウドサービスの利用が加速しています。AWSを含む2020年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は、前年比19.5%増の1兆654億円になり、2020年~2025年の年間平均成長率は19.4%で推移しているため、2025年の市場規模は2020年比2.4倍の2兆5,866億円と更なる高い成長が予想されています。(※1)
※1  IDC 国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表より


またAWSでは、エンジニアのクラウド活用の専門性を検証するため、役割と専門分野ごとに全12種類もの認定試験を準備、いま現在受験可能な資格は11種類も存在しています。ビジネスの動向の変化と共にAWSエンジニアの専門性も高まっていますが、そもそもAWSエンジニアに限らず、ナレッジワーカー=ソフトウェアエンジニアは、専門性高く、豊富な知識や情報収集能力を持っており、世の中にはない新しいサービスや、幅広い社会ニーズに対応できるサービスを生み出してくれます。

2030年には約79万人のIT人材が不足するという調査報告書も経済産業省から公表されているこの国において、情報に溢れテクノロジーが進化した市場で企業が勝ち残るためには、技術的な専門知識を持って付加価値を提供するナレッジワーカーの力が必要不可欠であることは言うまでもないことです。

しかしながら、ナレッジワーカー = ソフトウェアエンジニアの人口は、技術者数では日本は世界4位ではあるものの、給与水準では世界18 位と目立った順位に入っていません。(※2)日本のエンジニアの給与水準が低い理由には、従来の業界ピラミッド構造が原因となっている場合もあれば、職種により階層が分かれていたり、年功序列という日本組織の在り方などエンジニアの実力を正しく評価できていないことなどが挙げられます。 ※2 【ヒューマンリソシア調査】 [独自レポート]世界のIT技術者の給与ランキングより

「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」という理念実現のためにも、日本のソフトウェアエンジニアが企業から実力を正当に評価されて、報酬を受けられる仕組みを engineedを通して社会実装していきたいと考えています。

最後に

おかげさまでアンチパターンは、今月から3期目がスタートしました。まだまだスタートアップ企業なので、与えられた役割を遂行する方よりも、私たちが目指すビジョンから自分の役割を定義できる人、目的から逆算して、達成するための方法や手段を思考できる仲間を求めています!

当社ほど理念に沿って事業を作っている会社はそう多くはないと思いますので、このような環境で事業やプロダクトづくりに携わることができるのはメンバーにとって貴重な経験になると信じています。

当社が掲げる「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」という理念に少しでも共感いただける方は、ぜひ一度カジュアルにお話しましょう!

👇 お知らせ
\ AWS Startup Tech Meetup Online #3に代表小笹が登壇しました💁‍♀️ /

本イベントでは、代表小笹より「engineed」のテック寄りのお話をさせていただきました。登壇資料は Speaker Deck に公開しております。engineedで使われている技術について知りたい方は、ぜひご覧くださいませ!


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