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《ギフト2》頂いた恩は次の世代へレバレッジをかけて贈るんだ

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

先日の差し入れ、ありがとうよ!
酒場の仲間にも配ってやったら、この酒場でお前さんのことちょっと噂になってるぜ。

最近じゃ自分以外の人への気配りができるやつが少なくなってきているからな。
珍しいようで、気になってるやつも多いようだ。
この調子で人が喜ぶ行動はどんどん続けよう!

せっかくだから、先日話した恩送りについて、もう少し話そうか。

お前さん、恩返しと恩送りの違いはわかるか?

恩返しはよく知ってると思うが、
世話になった人へ何かしらの感謝の意を伝えたり、具体的にアクションを起こすことだな。

恩返しもいいんだが、
その関係は1対1で、二人の間で循環するだけだ。

やってあげた当人が見返りを求めてなけりゃ、
世話を焼いた側としては、お前さんの成長や、社会への影響の広がりのほうに満たされているはずだ。
「そんなことより、お前さんがどうお役に立っていくか、どう成長していくか、それを見届けたい!」って気持ちだな。

じゃあ、その頂いた恩はどうすりゃいい?

もっといいのは、やってもらった恩義を、お前さんが次の世代や周りの人へ伝承、継承すること。
これが恩送りだ。
同じ内容でも、受け取る人が増えれば、その分効果が広がる。

親が子を想う気持ちと同じように、
お前さんに世話を焼いてきた人達も、そんな関わりをしてくれたんじゃないか?
だからこそ、お前さんも自然と恩送りをできてたってわけだ。
まぁ、まだ小さいがな笑

そして、ここからがまた大事なんだが、
今度はその恩を大きくして送るといい。
具体的には、仕組み化したり、手伝ってくれる人を募って、効果を倍増させるんだ。

これは金融の世界でも言われる、レバレッジというやつだ。
レバレッジは簡単にいうと、てこの原理で、
今あるリソース、もしくは少し借りてきて、
結果を元の何十倍にも大きくさせることだ。

さっきの例だと、手伝ってくれる人と一緒に何かをしたり、資金が足りなければ銀行や投資ファンド、クラウドファウンディングなんかを使って、
仕組み化の体力をつくっておく。
こうすることで、一人では成し得なかった大きなことに挑戦することも可能になる。

これがまさに、事業化や起業、非営利団体の設立、なんかに繋がっていくわけだ。
有名なダンジョンマスターのパーティなんかも、最初は小さい集まりだったはずだ。

まぁ、お前さんがそこまで大きなことを望んでいないとしても、会社やどこかの旅パーティに属するなら、
自分が協力する側になることは覚えておくといい。
今の話が、頭の片隅にあればきっといつか役に立つ日が来るだろう。

小さいことから始めて、恩を送り続ければ、
お前さんのまわりにも自然と人が集まったり、
感謝される機会も増えるだろう。

その時はこう言ってやりゃいい。
「自分のことはいい、それをぜひ他の人に伝えてくれ!」と。
かっこいいだろう?

情けは人の為ならず、だ。

《基本スキル 恩は次の人に大きくして送る》


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