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「アオアシ」が最高に面白い理由を言語化する。課題解決型マンガの至上

アオアシの面白さって、本格的なサッカー戦術、とか、フィールドを俯瞰できる能力、とか言う人もいると思うけど、私は、圧倒的に課題解決型ストーリーである点だと思うんですよね。

1.概要

こんばんは @EngineeredReiwaです。

週間ビッグコミックで連載中の「アオアシ」についてレビューします。


架空のJリーグチームである、東京エスペリオンのユースチームが舞台。主人公は青井葦人(アオイアシト)。ちょっと不思議な試合感覚をもったこの少年が、粗削りながら強烈な才能を認められ、能力を開花させていく。

アオアシでは、主人公アシトが一歩踏み出すとすぐに新たな課題にぶち当たり、読者は「やっぱりダメだ…」と不安になり、それを主人公の葦人が解決の光を見せていく。「アオアシ」ではそれがめちゃくちゃ丁寧で面白い。

アオアシ

気づくと、すぐ課題が発生する。笑

葦人は、FWとして入団したつもりが、守備のポジションであるDF、サイドバックになるなど一風変わった(ようにも読める)サッカー漫画だ。

アオアシ2

アオアシ3

このエピソードには、物語のスタートから続いていく”アシトの成長”、そして“チーム全体の成長”が満載だ。アシトだけでなく、チーム・監督一団となって、プロ輩出という目標に向かって、課題を1つ1つ解決していく....

(追記)

ミクロな面では、アシト、その他メンバーの成長という見方もありますが、マクロな面では、エスペリオンユースの育成は、福田監督の野望の一つ、という見方もあります。チームのマネジメント・人材の育成は、経営者目線でみても面白い、もう一つの楽しみ方です。(こちらがtwitterでは話題になってますね。)今日は、ミクロな面でご紹介させてください。

2.アシトに突きつけられるクリティカルな課題。その解決

アシトは、今までの物語で大きく、3つの課題を監督から突きつけられる。

 (1)エスペリオンへの参入

 (2)FWからDFへの転向

 (3)エゴの追求

16歳にしては、めちゃくちゃ重たい課題ですよね、、

ですが、アシトは一つ一つ言語化して、細分化して、解決していきます。

3.めげない。目的に向け粛々と努力するその姿。

アシトに与えられた課題は壮絶なものが多いですが、絶対に諦めません。

なぜなら、彼には、プロになるという夢、応援してくれている中学の同級生・母親・兄、競い合えるライバルがいるからです。常に、プロという目的に向かって、課題を粛々と解決していくその姿。

めちゃくちゃかっこいいです。突飛な解決なんてありません。丁寧に、人と対話しながら、課題を整理して、圧倒的な努力量で解決していきます。

4.まとめ

どんな風に動いたら効率がいいか、自分の行動がどんな結果をもたらすか、ひたすら思考する。そんなマンガだと思います。

すこし小難しくかいてしまいましたが、絵も内容も、アツいサッカー漫画なので、読みやすいと思います。ぜひ、どうぞ。


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