「心身ともに健康な方」

「心身ともに健康な方」

某所にて、友だち・恋人募集の条件で
よく挙げられる、こんなありふれた条件が、
病気になって以降、こんなにも、心にグサグサと
刺さるとは思いもしなかった。
沖縄では、「思い当たりすぎて、心にグサグサ刺さる」
ことを、方言で、「ウチアタイする」といいます。
「心身ともに健康な方」を条件に挙げる人の
「病んだ人間とは関わりを持ちたくないから、私に
コンタクトを取らないでね」という真意を、
この一文で突きつけられているような気がして、
その人が絶対的に忌避する人間の条件に自分が
当てはまりすぎて、「ウチアタイ」して、
何ともいえない気持ちになる。
関わる人間の範囲を限定するのは、もちろん、個人の自由。
でも、こんなにも生きることが過酷な時代に、
「心身の健康」は、いつ、どんな形で損なわれるか、分からないのだ。

見方を変えれば、はじめから排除条件を挙げている人は
関係が親密になった後のミスマッチを未然に防ぎたいから、
と解釈することもできるけれど、価値観や生活習慣の異なりなんて
相互尊重で、乗り越えらえないものだろうか。

うーん。なんだか良くわからない帰結の仕方だけど。
関わり合いにハードル高い人に挑まない自由もあるんだから、
その自由に則って、マイペースにユルく、友だち探しすりゃいいんじゃね、
という結論に達しました。

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