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英語のこぼれ話①(動詞の原形)

みなさん、こんにちは。
 
このnoteは、

英文法の初歩について
わかりやすく解説することが

主な目的ですが、

こぼれ話として、
英語の雑学や、他言語との比較についての記事も
載せていこうと思います。

ここはCafeですから、

コーヒーやジュースなどを飲みながら、
息抜きとして読んでいただけたらと思います。
 



動詞の原形について


今日のこぼれ話は、
動詞の原形についての雑学です。

英語以外の言語も見ながら、お話していきます。
 
 

(1)日本語編


まず、私たちに一番なじみのある
日本語の動詞について見てみましょう。

動詞とは、動作や状態を表す語でしたね。

たとえばどんな動詞がありますか?
ちょっと頭の中に思い浮かべてみましょう。
 

「行く」、「見る」、「買う」、「笑う」……。


たくさん思い浮かびますね。


では、これらの動詞の最後の文字を見てください。
何か共通点がありませんか?
 
 

……そうです!
 
全部、「」の音で終わりますね。
 

「いくー(ウ)」、「みるー(ウ)」、
「かうー(ウ)」、「わらうー(ウ)」。
 

日本語の動詞の原形は、
必ずウの音ウ段と言ったりします)で
終わります。
 
 

(2)韓国語編


次に、
日本語と文法が似ている韓国語を
見てみましょう。

上に出てきた日本語の動詞を、
韓国語に直してみます。
 

「가다(カダ=行く)」、「보다(ポダ=見る)」
「사다(サダ=買う)」、「웃다(ウッダ=笑う)」
 

どうでしょう?
語尾に何か共通点がありませんか?
 


そうです!
語尾がすべて「(ダ)」になっていますね。
 
韓国語の動詞の原形は、
必ず「다(ダ)」で終わるんです。
 


「ウ」で終わる日本語と、「ダ」で終わる韓国語。
少し似ていますね。
 

ちなみに、
日本語と韓国語は語順もほぼ同じなので、

日本人にとっては
英語よりも覚えやすいと言われています。
 
 

(3)ドイツ語編


今度は、
英語と文法が似ているドイツ語を見てみましょう。
 

「gehen(ゲーエン = 行く)」
「sehen(ゼーエン = 見る)」
「kaufen(カウフェン = 買う)」
「lachen(ラッヘン = 笑う)」
 

どうでしょう?
何か共通点はありませんか?

カタカナの発音ではなく、
アルファベットの語尾を見てください。



そうです。
すべて「en(エン)」で終わっていますね。
 
ドイツ語の動詞の原形は、
ほぼすべて「en(エン)」で終わるんです。


興味深いですね。
 
 


(4)英語編


では、英語の動詞はどうなんでしょうか?


「go(ゴウ = 行く)」
「see(スィー = 見る)」
「buy(バイ = 買う)」
「laugh(ラフ = 笑う)」
 


何か共通点はあるでしょうか?
 
 
……。
 
 

結論から言うと、
英語の動詞の原形は様々な形があり、
1つの共通点ではくくれません。
 

しいて言えば、
語尾に「-s」や「-es」が付かないことが
共通しています。
 
 


ここまで読んで、

「あれ?英語より韓国語やドイツ語の方が
簡単じゃない?」

「英語は覚えることが多くて大変だー!
(心が折れそう)」
 

と思ったあなたへ。
 
 
安心してください。

覚えるのが大変なのは、
英語だけではありませんよ。
 

韓国語の場合は、
まずハングルという独特の文字を
覚えなければなりません。

これはなかなかハードルが高いですね。
 
 
ドイツ語の場合は、

動詞だけでなく
形容詞なども細かく活用するので、

英語よりもたくさんの活用形を
覚えなくてはなりません。

これもなかなかハードルが高いですね。
 
 
また、日本語を学ぶ外国人の方は、
漢字を覚えるのが大変だとよくおっしゃいます。
 
 
つまり、どの言語であっても、
外国語を学ぶことには
それぞれの難しさがあるんですよね。
 
でも、難しさだけでなく面白さもあるからこそ、
みなさんは今、この記事を
読んでくださっているのだと思います。
 

外国語を学ぶことで、
私たちはその国の文化や物の見方も
同時に学びます。

視野が広がるので、
世界を見る見方も1つではないことに気づきます。

外国語を学ぶことで、
あなたの人生はより豊かになります。
 

ですから、くじけることなく学び続けましょう。
 あせらず、一歩ずつ、前に進みましょう。
 

これからも、英語だけでなく
他の言語の話もまじえながら、
語学の楽しさをお伝えしていければと思います。
 

よろしければ、スキとフォローをお願いします。
 

次回の記事は、
「英語の品詞を学ぼう(2)」です。
 
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。


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